「イースター」と一致するもの

キリスト教の季節はややこしい?

毎年似たような説明をしていますが、レント、受難節は毎年やってくるので今年も説明していきますよ。
受難節という言葉を使っていますが、これはキリスト教の暦、季節の名前です。
キリスト教(プロテスタント)の暦はおおまかに

1 待降節(アドヴェント) クリスマスを待つ期間 11月末頃~12月24日
2 降誕節 クリスマスの期間 12月25日~
3 受難節(レント) イエス・キリストの受難の期間 2・3月~
4 復活節 イエス・キリストの復活(イースター)の期間 3・4月~
5 聖霊降臨節 聖霊が降ってからの期間 5・6月~

こんな風になっています。クリスマスの12月25日以外は基準となる日が毎年変動になるせいで毎年違います。どんな時に使うかというと、昨日の記事に載せたカレンダーの日曜日の部分を見てください。


「受難節第〇主日」と書いてあります。こういうところで使われることが一番目にする使われ方です。
受難節は第6主日まであります、他に待降節、復活節は第〇主日までというふうに期間が決まっていますが、降誕節と聖霊降臨節は伸び縮みする、いっけんとってもややこしい暦になっています。

クリスチャンだからといって、たとえば今日が誕生日だったとして、誕生日を受難節〇週の〇〇日生まれですというようなことはしないです。

この暦にあわせてその日の礼拝で読む聖書、歌う讃美歌、前奏や後奏などの曲などが決まっている教会もあります。

2017年の灰の水曜日

 昨日の記事でご紹介したレントからイースターの日程、きっとわかりにくいので今年度もカレンダーにしてみました。

2017easter.jpg
さて、このレント、キリスト教にとって特別な期間ですが、具体的に昨日までとどう違う過ごしかたをするのでしょうか。


イエス・キリストが私たちのために十字架にかかり死んだことを覚えて過ごす期間にいつもどおり好きに過ごして、はたしてそれでいいの?ということで、静かに過ごす人が多い季節になります。
たとえばパーティーをしない、断酒する、肉を食べない、甘いものを食べない、好物をガマンするというような節制をする人もいます。
他には毎日祈る、毎日勉強する、練習する、片付けをする、掃除する、さぼっていた〇〇を再開する、など日頃できていないことを行う努力目標をかかげる人もいます。
とはいえ現代ではやるかやらないか、何をするか等は個人の考えで自由に過ごすわけですが、中世の頃などはもっと厳格に節制していたようです。よくあるのは断食をするというものです。そういったきびしい節制の季節の前に盛り上がろうというのがカーニバルの役目なんですよ。


ちなみにカトリックでは、ミサで讃美歌の伴奏以外のオルガン曲(前奏や間奏など)は弾かないようです。プロテスタントでは曲を弾かないということはありません。受難節の曲がありますからそれを弾く場合が多いです。

明日はただの水曜日じゃない!

 明日はただの水曜日ではありません。
そうだね、3月1日だから、つい最近2017年になったのにもう3月になっちゃってあっという間だねーはやいねーなんていう意味ではありません。

明日は灰の水曜日というキリスト教にとって大切な水曜日になります。
イースターという大切なイエス・キリストの復活を記念する日がありますが、イースターは春分の日を過ぎて最初の満月の次の日曜日という文にすると長くて読み流してしまいますが、今年は3月20日が春分で4月11日に満月だから4月16日(日)がイースターになります。

そこから日曜日を除いて40日前が3月1日、灰の水曜日になります。
40日の間はイエス・キリストの十字架の苦しみを思うレント(受難節)と呼ばれる時です
なんで日曜日を除くかというと、イースターは日曜日ですから日曜日はイエス・キリストの復活したことを記念する曜日になるため、レントの40日にはカウントしないのです。

レントの初日を灰の水曜日という特別な呼び方をします。灰は聖書の時代から悔い改める際に用いられてきました。

赤い季節は短い!

 ペンテコステのテーマカラーが赤色だということをちょっと前の記事にしましたが、年間のテーマカラーは4色あります。

・紫 アドヴェント、レント
・白 クリスマス、イースター
・緑 聖霊降臨節
・赤 ペンテコステ

この中で一番長いのが緑で来週からアドヴェント(12月)までありますが、赤は1週間という短期間なのです。

一瞬だけの赤

 CIMG3900.jpg

今度の日曜日にペンテコステ、日本語で聖霊降臨日というクリスマス、イースターとならぶキリスト教の3大祭の一つがあります。
ペンテコステも聖霊降臨日もどっちもピーンときませんよね...。イースターから50日目に弟子たちに炎の舌のようなすがたの聖霊が降って、弟子たちがキリスト教の宣教を開始したという教会の始まりの記念日です。ペンテコステのテーマカラーは"炎の舌のような聖霊"から赤となっています。でもこの赤の期間はたったの一週間!すぐに次の色に変わってしまうのです。
次回のオルガンアワーではこのペンテコステの曲をメインにプログラムを予定しています。

オルガンアワー詳細
日時 2016年5月16日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

チャペルの講壇掛けも来週だけ赤になるのでぜひお越しください。

来週のオルガンアワーは...

 ゴールデンウィークがあけましたね!といっても今日が金曜日なのですぐに休みなのですが...週明けの月曜日にはオルガンアワーがあります。
今回のテーマは"イエス・キリストの昇天"です。
イースターで復活したイエス・キリストは40日後に天へと昇っていきました。死んだのではなく文字通り天へ昇っていったと聖書にはあります。今年は5月5日がその記念の日でしたので、それにちなんだ曲を予定しております。
ぜひお越しください。

日時 2016年5月9日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

バロック時代のレントからイースターの曲

次回のオルガンアワーはバロック時代のレントからイースターへかけての曲を演奏いたします。
オルガンというのは時代と地域によって異なる仕様になっています。名古屋キャンパスチャペルの電子オルガンは色々なものに対応できるのですが、特にこのバロック時代のドイツの曲を演奏するのに向いている仕様になっています。
この時代を代表するJ.S.バッハの曲なども演奏いたします。
ぜひお越しください。

日時 2016年4月25日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

イースターっていつからいつまで?

 週明けのオルガンアワーのテーマはイースターです。
今はイースターの季節なのですが、イースターの期間は49日あります。今年は3月27日(日)がイースターだったので、5月14日(土)までがイースターの期間なのです。
日本の感覚だと祭りの日までがその期間なのでしょうが、キリスト教の季節は祭りの日から次の祭り(またはその祭りの準備期間)までがひとつの期間になっていることが多いです。
というわけで、しばらくイースターの曲が続きますが、イースターの曲は山ほどあるので毎回曲が変わりますよ。
ぜひ色々なイースターの曲をお楽しみください。

オルガンアワーの詳細
日時 2016年4月18日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

入場無料、入退場自由、一般の方もご参加いただけます。

最初のオルガンアワーは...

週明けの月曜日からオルガンアワーが開始します。
今の季節らしくレントからイースターにかけての曲を予定しています。

日時 2016年4月11日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル
入場無料、曲の途中でも出入り自由です。お昼のひととき、ちょこっと聴きにいらしてください。

Happy Easter!!!

 イースターおめでとうございます。
イエス・キリストが罪と死に勝って新しい命を与えてくださったことに感謝をもって、私たちも新しい日々を送りましょう。

ひとまずブログTop画像もイースターに変更して、心機一転、新年度へ向けて更新してまいります。

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