「キリスト教」と一致するもの

『バイオハザード』とキリスト教絵画

久々に登場の「伝道師のほう」です。

しばらく前から、ブログに書きたい内容があって、そのために調べ物をしているんですが、なかなか筆を執るまでが遠いので(泣)今回は別の内容で記事を書こうと思います。

最近、寝る前に『バイオハザード』のプレイ動画を観るのにハマっておりまして、「このCGの技術、ヤバくね?」「『PS4』でこれなら最新の『PS5』のグラフィックって一体どんなレベルなの!?」なんていう感じで妻と喋りながら、ホラー映画を鑑賞する感覚で観ています。

そんな中、ふと目に止まったのがこのシーン。
(※ゾンビが出てきたりグロテスクなシーンが映ったりはしないのでご安心ください)



迫りくる壁に押しつぶされないように、石像を所定の場所まで移動させ、仕掛けを止めたら先へ進めるようになります。「そこまでする必要ある?」と思ってしまうような、ALS◯Kもビックリのセキュリティですね。

それはともかくとして、このシーンの両側の壁に掛かっている絵画を見てください。これら2枚の絵画は、どちらも聖書のお話を題材にしたキリスト教絵画です。

サムネの左側に映っている絵は、イタリア・バロック期の巨匠カラヴァッジョによる『ホロフェルネスの首を斬るユディト』(1598年〜1599年)です。

「ユディト」は、旧約聖書の第二正典(続編・外典とも)として収録されている「ユディト記」に登場する女性の主人公です。プロテスタント教会では、カトリック教会の第二正典を「聖書」としては認めていないため、「ユディト記」が礼拝の中で読まれることはまず無いのですが、聖書のお話としては珍しく女性の主人公が活躍する物語ですし、西洋の芸術や文学を語る上では欠かせないテーマでもあるので、教養のためにも読んでおいて損はないと思います。

このシーンは「ユディト記」のクライマックスと言える場面。容姿端麗で敬虔なユダヤ人であった寡婦のユディトは、ユダヤの地に攻撃を仕掛けるアッシリア軍に報復するフリをして敵陣に侵入し、隙を突いて、泥酔するアッシリア軍の軍総司令官ホロフェルネスの首を斬り殺害しました。このような彼女の活躍によって、ユダヤの地は守られることになったというお話です。

もう一枚の絵画は、同じくカラヴァッジョの作品で、旧約聖書「創世記」22章のエピソードを題材にした『イサクの犠牲』(1601年)です。

ユダヤ人の父祖であるアブラハム。信仰深い彼は、ある日、神から「愛する独り子であるイサクを焼き尽くすいけにえとして献げなさい」と命じられ、息子を連れて山に登ります。そして神が示された場所に着くと、アブラハムはそこに祭壇を築き(この時、イサクは何が起ころうとしているか分かっていません)、イサクを縛って祭壇の薪の上に載せ、刃物で彼を屠ろうとしました。すると、天の使いがアブラハムに呼びかけ、「何もするな。あなたが神を畏れる者であることが分かった」と言って、間一髪、彼のことを静止します。こうして、アブラハムの信仰が認められ、彼は大いなる祝福を受けることになったというお話です。「そんな風に人間を試す神ってどうなの?」っていう意見もあると思うんですが、まぁ古代の物語なんで大目に見てください。

どちらの作品からも、極限の緊張感が伝わってきます。一方は「死」、もう一方は「生」。しかし、勇気を出して信じて進む者には「道」が開かれる。まさに『バイオハザード』の世界そのものですね。

『バイオハザード』の作品の中には、他にもいろんなキリスト教絵画が出てくるので、良かったら調べてみてくださいね。YouTubeのプレイ動画や実況動画も面白いですよ。

(伝道師のほう)

食べ物とか植物のこと

近頃キリスト教に関係する植物のことが気になっていたら、狙いすましたかのようにスウィーティーの差し入れがあり、もうこれは"キリスト教に関係する植物(や食べ物)を紹介せよ"とのおぼしめしかと。ということでそんな内容のブログ記事を連載しようかと計画中です。
お楽しみに。
(伝道師じゃないほう)

生誕100年の大ベストセラー作家!

あっという間に1月31日、2022年もひと月経ってしまいました。
偶数年はすんなり入る性質なのか、すんなり2022年に順応して2021年と書き間違えることもなく過ごしています。
ところで、2022年は大ベストセラーの作家、三浦綾子さんの生誕100年の記念の年になります。
『氷点』『塩狩峠』など日本のキリスト教文学を代表する作品の数々、ぜひこのメモリアルイヤーに読みたい&再読したいですねー。

「日本のクリスチャンの作家といえば?」三浦綾子さんか遠藤周作さんが半々ぐらいかなーと思いますが、遠藤周作さんのメモリアルイヤーは来年。

あと、、、オルガン的2022年はセザール・フランク(ベルギー出身フランスで活躍したオルガニスト、作曲家)の生誕200年!になります。
きっと今年、コンサートなどで作品が取り上げられると思います。美しい曲ですからぜひチェックしてください。

(伝道師じゃないほう)

シクラメンとキリスト教

写真は私の育てているシクラメン3年目の株。今が花まっさかりのシーズンのはずですが沈黙を保っています(涙)寝てるのかな・・・夏に休眠するタイプの植物です。

IMG_1361.jpg
秋から冬にかけて、まちの花屋さんや花壇、ショーウインドーで見かけるシクラメン、実は聖書の舞台の地域(北アフリカ~地中海沿岸)が原産です。とはいえど、聖書にシクラメンといった名前は出てこないので、その辺の草花的な野の花とかざっとした扱いだったようです。

でも、なんと、その野の花的なシクラメンが、旧約聖書に登場するソロモンという王様の冠のデザインになったという伝承があるようです。
神様から「何か欲しいものは?」ときかれ、「知恵」とこたえた知恵の王として有名な人物です。賢さを示す逸話は日本でも別の人物が行ったという設定で馴染みのある話です。
シクラメンとソロモンの冠の伝承は何パターンかあるようですが、知恵の王として旧約聖書で最も国勢もイケイケだった時の王様が冠にその辺の草花的な扱いのシクラメンを選んだというのは面白いですね。
(伝道師じゃないほう)

ボツになったものたち・・・2021年版

キリスト教センターの行事がないためブログのネタがすぐ尽きてしまう期間になってきました。
ということで、キャンパス内のサイネージ広告に流されている「今月の聖句」の2021年のボツ画像を公開していきますよ。

202108a.jpg

ボツ↑
こちらは2021年8月のもの。「今月の聖句」の第一号になる初回なのでインパクトが欲しくボツに。文字も読みにくいかなーっと。
ちなみに公開したもの↓

202108-kirisuto.jpg

お次は2021年11月のボツ↓

202111.jpg

メルヘンな雰囲気。ゴチャゴチャしているのが気になりボツに。
こちらが公開したパターン↓。

202111c.jpg

そして明日は2022年1月のボツを公開予定です。お楽しみに???

(伝道師じゃないほう)

魚とキリスト教のつながり

連日、魚の話になります。
前回の記事でそのまま書こうかと思ったのですが、行事がなくブログネタの少ないこの時機なので出し惜しみしてみたという前置きは横へ置いといて、魚です。

「キリスト教のシンボルといえば?」

と聞いたら「十字架」ですが、こんな形の魚↓もキリスト教のシンボルなんです。

イクトゥス.jpg

このような文字が入っていたら確実にキリスト教のシンボル。

イクトゥス003.jpgこの文字
ΙΧΘΥΣ
ギリシャ語でイクトゥスと呼びます。
意味は「魚」
それでなんで魚がどうしたかというと、このイクトゥスはギリシャ語で
ΙΗΣΟΥΣ ΧΡΙΣΤΟΣ ΘΕΟΥ ΥΙΟΣ ΣΩΤΗΡ
イエス、キリスト、神の、子、救世主
の頭文字になっているんです!!!

迫害を受けていた初期のキリスト教徒が隠れシンボルとして用いたシンボルになります。

おお、魚ってわりとキリスト教とがっぷり絡んでいますね!
このイクトゥス、街中でもステッカーを貼った車を見たりします。たまにイクトゥス貼ってあると思ったらリボン運動のステッカーだったり、その逆も。私のドライアイかつのんびりした動体視力だとかなり似ています。
(伝道師じゃないほう)

たまにある魚の注文

キリスト教センターの事務室がある名古屋キャンパスのすぐ近くには、名古屋市中央卸売市場があります。そのためかFax番号が似た卸売業者さんがあるようで、月1ぐらいの間隔で間違いFaxがやってきます。
うちは人をとる漁師は関係しているけど、魚類は専門外です・・・。


という言葉にピンときたらキリスト教の知識がある方です。
イエスの弟子の中で最初に弟子になった4人、実は本物の漁師でした。でもイエスに「人をとる漁師になりなさい」と声をかけられて弟子になりました。(ちなみにペトロ、アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ)
聖書の中でもたまに魚をとる漁師っぽいことをしています。
まあ、そんなわけで(?)漁業には縁を感じていますが、魚の注文にはお応えできないのであります。
(伝道師じゃないほう)

今日が公現日、エピファニーですよー!!!

今日が公現日、エピファニーですよー!!!
と書いてみたものの、クリスチャンの私でも「だから?」といった気分。あえていうなら「クリスマスの飾り片付けなきゃ!」かもしれない・・・。
あ、公現日とは?に関しては昨日の記事などなどをご覧ください。
本学が関係するキリスト教の教派ではどちらかといえば12月25日がクリスマスのメイン。1月6日の公現日も6日に近い日曜日の礼拝で祝うものの、特別な行事とかコレといったものが浮かばない・・・。
ちなみに教派によっては今日のほうがメインだったり、この日の意味がことなることも、調べると色々とクリスマスってキリスト教といってもいろいろで面白いです。
(伝道師じゃないほう)

2022年!

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
突然ですが、本日のキリスト教センターの外観。

CIMG5150.jpg
やだもー、仕事納めの日に忙しすぎて、クリスマスの飾りしまい忘れて年越ししちゃった♪とかではないです。
まだクリスマス。
明日までクリスマス。
そう、クリスマスの期間というのは12月25日~1月6日!
テーマカラーは白!
ということで明日までは飾ってイエス・キリストの降誕を祝いますよー。

ちなみに、1月6日のことをキリスト教(本学の関係する教派)では公現日(こうげんび)、またはエピファニーと呼びます。
クリスマス関係のカードとか画像とかを見ると、ラクダに乗ったエキゾチックな恰好をしたおじさん3人組が大きく光る星を指さしていたり、赤ちゃんイエスの前にひれ伏して宝物をささげているようなもの、見たことありませんか?
星に導かれた東方(ベツレヘムからみて)の博士たちがイエスの誕生を祝ったという出来事が、聖書のマタイによる福音書2章1~12節に記述されています。それが1月6日に起きた出来事として、記念されているんです。
(伝道師じゃないほう)

クリスマスの曲をお届け......?

伝道師の方です。いよいよクリスマスですね!

先週の金曜日に、いつも名古屋学院大学のチャペルアワーでオルガンの奏楽をしていただいている 林 友香さん が、特別に瀬戸キャンパスの学生たちのためにオルガンレッスンをしてくださり、2人の学生たちが『ジングルベル』を演奏披露しました!

プロが演奏した曲ではありませんが、初心者ならではの「味」があるような気がします、多分ね。

頑張って練習したみたいなので、ぜひ聴いてあげてください~。
(本人たちからはネット公開了承いただいています)



名古屋学院大学には、名古屋と瀬戸両キャンパスのチャペルにパイプオルガンが設置されていますが、ぜひ学生さんたちにも触って体験してほしいと思っています。演奏してみたいなと思う人は、本学のキリスト教センターまで気軽にお声かけください。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82  
Powered by Movable Type 7.903.0

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。