「授業」と一致するもの

<予告>12弟子特集始めます。

 授業期間が終了して、チャペル行事のお知らせがないこの期間だからこそできる連載(にしないと長ーい記事になって読みたくないですよね)企画を明日から開始いたします。
今回はイエス・キリストの12人の弟子たちについてご紹介していこうと思います。

この"12使徒"は有名ですが、いざ一人一人の名前をいえるかというと、クリスチャンでもスラスラと名前がでてくる人は意外に少数なのです。かくいう私も言っている途中でかむともうそれからしどろもどろ、最初からやりなおさないと出てこないというありさまですが。

知っていれば、例えばレオナルド・ダ・ヴィンチ作"最後の晩餐"の絵を見て「ここにいるのは○○でこっちにいるのが●●で」というふうに、よりキリスト教芸術を楽しむこともできますよ!
お楽しみに!


今回は、国際文化学部長、木村光伸(きむら こうしん)先生
「文化交流論」の授業にお邪魔してきました!


2016年度は、「食文化」にスポットライトをあてた授業構成になっています
(学生のみなさん、詳しくは、シラバス参照のこと!)
そしてなんと、履修者少数により、今回は学部長室での授業です★★
みんなで輪になっての授業で、和気あいあいとしたゼミのようです!


今日のテーマは、「食の地域特性」
話題は、「名古屋めし」からはじまります。
今回は、より実況中継に近い形でお届けいたしますので、
実際に先生にお話を聞いているつもりで読み進めていただければと思います。

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食にこだわる

『前回、食は生活の基本であり、食文化というのは、民族や宗教によっても様々で、それは単に食材が違うだけではなく、食べ方が違う、あるいは宗教儀式としてやってはいけないこと、しなければならないことがある、というお話をしました。
同じ宗教でも、宗教的に均一になっているかというと、それだけではなくて、そこに地域的な特色があるはずなんですね。地域の特色として知っておくべきことなのだろうと思います。

さて、地域の特色を考える上で、写真が6枚あります。 これが何かわかるでしょうか?』

先生にこう問われて、履修者のみなさんは、資料の写真について、あれやこれやと話し出します。
(※写真は、「名古屋メシ」で画像検索して出てきたものを、6枚並べてあります。)

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『これは何かわかるか?』

「あんかけスパゲッティ」

 

「これなんだろう?ネギがのっていませんか?・・・牛丼ですか?」

「ひつまぶしじゃない?」


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「これはお弁当ですけれど、上にのっているのはエビフライと・・・コロッケかな?」

「それ、みそかつが載っているんだって」

 

『学食でエビフライ定食があると、「名古屋や」と思うで。京都にはなかった。』

 

『シロノワール!ある店の有名スイーツやね。今コレ、東京に飛び火してるんやってね。』

 

「マウンテンのスイーツパスタ!」

「いちごパスタとかありますよね、あんこが載っていたり。」

「それって美味しいの・・・?」


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それとともに広がってきたのが「米(コメ)を食べる」という表現やね。
「ご飯」じゃなくて「米を食べる」という。
"米"っていうんは、調理前の食材のことで、調理をすると「ご飯」になる。
食へのこだわりが薄れてくると、ネーミングも段々ずれていってしまうんやね。
「米」でも「メシ」「ご飯」でも同じやないかと言ってしまえばそれまでだけれど、
そこに違いがあるのを文化というんやと思うんやね。』

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『あなたがたと僕だと、40歳以上歳が違いますから、食生活そのものが違っていました。
例えば、僕はこどものころ、「スバゲッティ」は食べたことがなかった。
ご飯・味噌汁・焼き魚や煮魚、これでおしまい。
「肉」といわれると「すごい!!」と喜んだけれど、よく分からないミンチのような
肉っぽいものが出てきて、しっかりした「お肉」は、よほどの事がないと食べられなかったです。

貧しかったということもあるけれど、日常生活で贅沢はせず、ちゃんと3食工夫をして食べていました。
 

それでいうと、キッチン用品は何にも無かったけれど、台所に唯一あったのが、
ミンチをつくる機械です。
こんな鉄の塊で、上から肉を入れてぐるぐる取っ手を回すと、ミンチができる。
イカなんかきれいにできましたね。
鰯をつかえば鰯のミンチ。
安い切り落としのお肉があれば、「今日はお肉!」と。
そんなことをせっせとやってましたね。
お料理に洒落た名前なんてなくて、「お母ちゃん今日は何?」って聞くと、
「今日はイカのミンチよ」って・・・見たまんま(笑)』



『じゃあ、僕が高級なものは一切知らないかというと、そうではなくて、
特別な日に一家で外食に行くのです。
それは、お父ちゃんにお金が入った日だったり、いわゆるハレの日だったり・・・
その日は、「何かのついで」に外でご飯を食べるのではなくて「外食しに」行くんです。

外食っていうと、やっぱり夕食で、そういう日は決まって、お昼に映画を見て、それからご飯にいくんです。そういう時は、ちょっと高価なものを食べる。

京都だと、「わらじトンカツ」というのがあって、薄いけれど大きな、それこそ"草鞋"のようなトンカツで。そんなのをごくたまに食べると、大感激するんですよ。「どっから食べよう?」ってわくわくしてね。

お店の人が、子供の僕が食べやすいよう気を遣って箸を持って来たりするんだけれど、
子供心にお箸は使わないのね。
だって、洋食屋さんで、せっかく目の前にトンカツがあって、ソースもあって・・・
(お茶碗ではなく)お皿にご飯がのってる(笑)
そうすると、子供でも流石に、「心改まって食べなければ」と思う(笑)

れが、食の文化なんですね。』




『現代はそれを失いつつあります。
というのも、「いつでも・どこでも・なんでも」食べられる。
大学の学食を見るだけでも、何でもありますよね。
コンビニでも、取り合わせを色々選べる。おにぎり一つでも、何種類もある。』



『みんなお昼ご飯は何食べた?』

「コンビニでみつくろって。予算に合わせて買えるから。」

「お弁当です。昨夜作った中華丼の具で作って・・・卵やウィンナーを朝焼いて・・」

『昔は、「ハレの日」は決まっていて、自分でコントロールできるようなものじゃなかったけれど、今は、『今日は自分へのご褒美』とか言って、自分でハレの日を作ることができるようになったよね。今は、何でも食べるものはありますから、お金さえあれば手に入るし、黙っていたら流されるんですよ。

私たちは「ご飯を食べるかどうか」「食にこだわる」ということを意識的にできているでしょうか。




どこで食べるか、何を食べるか

『四十数年前にも、インスタント食品はあったし、外食もできたけれど、僕みたいなずぼらな人間でも食材を買ってきて何か作ろうと思ったよね。下宿をかわると、周りの風景が変わって、初めての八百屋さんや魚屋さんがあって、そこで買ったものを調理する。

京都を離れて初めて犬山に越してきたときに、どんなに探しても魚屋がなくて、随分がっかりしたんですけれど、なぜか鶏肉屋さんがいっぱいあって、なんとそこに魚があるじゃないですか!
僕はあんまり鶏肉が好きではなかったので、気づかなかったんですが、驚きましたね
今思うと、お魚と一緒に売って衛生的にええんかなと思いますけれども。

その土地々々にあるものを上手く見つけて、マッチングしたもの・・・
例えば、名古屋だったら"名古屋めし"と呼ばれるものを作り出してきた。

これをわざわざ「文化」と呼ばない人もいるけれども、我々の文化の原点だと思うんですね。』


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『海の近くに住んでいる人が、魚に詳しいかというと、必ずしもそうではないこともあって。

何十年も前の話ですが、広島の宮島に住んでいる僕の友人が愛知県に遊びにきたんです。

丁度魚屋に活きのいいハマチがあって、丸一匹買ってきて、刺身にして出したら、「ハマチみたいに脂臭いものは食べられない」という。「そんなことないと思うよ、騙されたと思って食べてみたら?」といって食べさせたら、「ハマチって美味しいんだ!」と驚いているわけです。

当時、広島の養殖ハマチというのは、広島湾内のあまりきれいでない海で育って、しかも運動不足だったんですね。で、彼は思ったわけです。「木村君(先生)は京都の生まれで、魚のことなんか知らないし、愛知県にきて、ろくなものを食べていないに違いない。自分は海辺で魚をずっと見て育って、魚のことはずっとよく知っているから、ハマチなんて不味い魚は食べない。」と。だから、ハマチの刺身の美味しさにえらく感動して帰りましたね。

で、彼は、「僕はハマチが好きになったんだ」と言って、今度は僕が広島に行った時に、わざわざお寿司屋さんでハマチを頼んだんですね。残念ながら、その時は旨くなくて(笑)
・・・そりゃそうですよ、名古屋で(広島湾で獲れたものでない)ハマチを食べたから旨かったわけでしょう(笑)

つまり、どこで何を食べるか、ということなんです。』



食の地域性

『名古屋(あるいは地元)で美味しいものって何?』

 

「みそかつ」

「みかん」

「静岡出身なので、お茶」

「油そば」

「油そば」は、どのようなものか知らないメンバーも多く、どんなものかみんな興味津々。
「味噌煮込みうどんは、なんであんなに堅いの?」「うなぎは庶民の味ではダメ。」など、ひとしきり名古屋めしの話で盛り上がりました。


『名古屋だけじゃなくって、東京に行けば東京の"ご当地の味"があるわけです。

明日から東京で学会があるんです。
参加者は、東京に住んでいる人は7割くらいかな。他は地方から来ている。
ところが、懇親会があると、「江戸前●●の店に行きましょう」とはいかなくて、某有名居酒屋チェーン店とかになるんですよ。遠いところから時間とお金を掛けて来ているのに(泣)

僕なら、名古屋に来てもらったら、名古屋ならではのものが食べられるお店に連れて行って、「名古屋って、ええ店あるなぁ」って思ってもらいたいんだけれど・・・。

食って、そういう「循環」なんですよ。

チェーン店に行けば、どこへ行っても同じものが食べられるという安心感はありますし、
それも1つの文化なんだと思いますけれど。



アメリカなんかでも、どこへ行ってもチェーン店ってありますけれども、お客さんが来たときにチェーン店に連れていったりはしないんですね。

やっぱり、その土地ならではの味を楽しんだり、地域性にどれだけこだわるか、ということなんだと思います。』

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粉食と粒食の文化的な違い

日本人は「主食」という感覚が強いですが、例えばアメリカ人は、日本人と比べるとあまり「主食」という感覚がないんですね。
アメリカ人は、ピザとベーグル食べて生きています・・・というのは極論ですが(笑)
そういうものが多いよね?
日本人にとっては、ピザは、ご飯とか麺類とかと同じ「主食」の分類でしょ?
ピザ屋さんでコースを頼むと、パスタが出てきて、ピザが出てきて、ちょっとソーセージが出てきて・・・「いったいどれが主食か?」と日本人は困ってしまうんです。

そこが粉食と粒食の文化の違いで、粉食文化の人は、あまり主食副食の区別をつけないんですね。ご飯(お米)を食べる地域の方が、圧倒的に主食と副食を分けるんです。

粒食の中で工夫をしようと思うと、例えばヨーロッパではパエリアとか、アジアではお粥とか。フォーみたいなものもありますけれど、お粥が一番一般的で、お粥の何が良いかというと、なんでも具材を入れられる。パエリアと比べると大分派手さが違いますけれど(笑)
中国の田舎にいくと、朝街角でお粥を炊いていたりするんです。
見た目に派手さはないけれど、これがうまいよ!

粉食の方が、様々な形に加工がしやすくて、色々な形になります。
パスタって、我々スパゲッティやマカロニくらいしかぱっと思い付かないですけれど、パテにして加工するものは何でも言うんですね。
そして、全部名前が付いている。
イタリアでパスタを頼もうとすると、僕がメニューを見て分かるものは、スパゲッティくらいしかない。
それだけ考えても、粉食の文化を全然知らないということがわかりますね。

逆に、日本に来た外国のかたも、どれを見てもうどんにしか見えないかもしれない(笑)
そうめんとひやむぎの違い、わかりますか?
そもそも練り方から違うんですよ。
粉食にしても粒食にしても、色々な工夫をして、作られてきたわけです。

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例えば、チベットやモンゴルには、ハダカムギや大麦、あるいは小麦で作る、「ツァンパ」という料理があります。
これが主食で、全部粉にして、バターやお湯で溶いて冷ますと粘土状になるんですよね。

チベットは、農耕民族なので、自分たちで小麦を育てて加工しますが、モンゴルは遊牧民だから、自分で小麦は作らないんです。

僕、前に内モンゴルに行って驚いたのが、遊牧民って農耕民をバカにするんです。
あんな土にへばりつく生き方をしないって。
そういいながら農耕民の作った小麦を食べている(笑)
羊の毛かなんかと交換して。
食べるけれども、頑として自分たちでは作らない。
「そんな文化がどうできあがったのだろう」と、とても驚くのだけれど。


日本人は、圧倒的に、米を作って、しかもそれを炊いてご飯にして食べるという文化にこだわってきたんですけれど、これには「粘り気」が必要なんですよ。

面白いことにヨーロッパもインド南米も、この粘り気がダメで、できるだけパラパラとした長粒米を好むんです。

みなさん南米に行ったら泣きますよ。
だって「おにぎり」ができないですから。
にぎったらパラパラで寂しいよ(笑)
我々がいかに日本米にこだわって生きてきたかということですね。


けして豪華な食べ物だけが記憶に残っている訳じゃないと思うんです。
高価ではないかもしれないし、嬉しい時に食べたものでもないかもしれない。
周りの環境と、自分の気持ちと、食材とはワンセットになって記憶に残っている。
これはすごいことだと思いますよ。


・・・長くなりましたが、生き方との関係、地域、歴史と伝統、そこには「それしかない」という問題・・・そういう色々なものから各地の"ご当地めし"ができあがっているんですね。



図書から読み解く食文化

ここからは、図書を使って、授業が進みます。
履修者は、事前に指定されたページを読んで授業に臨みます。

今日のテーマは、「敗者の味」(『もの食う人びと』 辺見庸 角川文庫 1997 116頁)。
一人一人に感想を聞き、そのエピソードの歴史的・文化的背景などを補足しながら、食文化を読み解きます。

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「ポーランド前大統領(ヤルゼルスキ)が出てくるけれど、冷戦当時の社会情勢や政治的背景がちょっと難しくて分かりにくかった。ヤルゼルスキは軍人の様な質素な生活をしてきて、大統領を辞めたあとに"食べる楽しさ"を知った。家族と楽しく食べたり、美味しいものを食べたり、お菓子を食べたり、それが楽しいことは私達には当たり前だけれど、それを恥ずかしいという感覚になるというのが不思議というか・・・」

『ヤスゼルスキは、冷戦時代に社会主義だったポーランドという国の大統領だった人ですね。社会主義国家では、労働者が働いて得る生活の糧というのは、生きていくために必要だから得るのであって、その生活を楽しむとか、食べること自体を楽しむとか、味を比べてこっちが美味しいとかいうことは、道徳的に良くないことだ・・・堕落だ、と思い込まされてきたわけだね。


じゃあ、それをポーランドに強いていたソビエトの指導者たちもそうだったというと、そんなことはないんですよ。クレムリン宮殿なんかでは、めちゃくちゃ豪華な食堂があって、世界でもっとも高価な食事が饗されているわけだけれど、労働者階級にはそういうことをしてはいけないと。それは、ポーランドやロシアだけではなくて、つい最近まで中国も同様ですね。


日本はというと、江戸時代から「食を楽しむ」ことはあったんだけど、時として、普通の食事をちょっと超えると、もう「贅沢」という言葉が付いて回ってしまうということが起こるわけやね。


例えば、名古屋の食堂で"海老ふりゃぁ"が出たら、今なら普通だけれど、40年前は子供たちは飛び上がって喜んだわけですよ。それ以外の最高の料理だと、ハムカツ。ハムカツ知ってる?他の肉類なんて、そんなに出てこないけれども、そういうものが出てくると、貧乏な国でも楽しめる、喜べる。


ところが、社会主義の国家においては、そうではない。生活の為に食べるのであって、美味しそうに食べるべきではない、禁欲を貫かなければならないと。これは完全に曲がっているし、間違っているんだけれど、このヤルゼルスキは、指導者としてそれを国民に押し付けてきた立場にあったんだね。クレムリンの最高指導者は、その様子を尻目に豪遊していたわけです。だから崩壊していくわけだけれど。


で、ヤルゼルスキは、一市民にもどってみると、「飯を食う」ということは、ちょっと良いものだな、と思い始めるわけですよ。今までは、質素な食事で、ちょっと飢えているという状態が好ましかったのに、ちょっと良いもの食べて、ちょっと甘いものを食べて。


これと対極にあったのが、マリー・アントワネットが言ったといわれる「パンが無いのならお菓子を食べたらいいじゃない」というセリフですね。でも、そこには、悪気はないんやで。パンを食べられない、という状況が、わからなかったんだな。「私の部屋にもパンはないけれど、お菓子ならあるからお菓子を食べるわ」というわけで。


我々の感覚から言うと、飢えているだとか飽食だとか、あるいは喜びを持つか持たないかということは、本当に、生き方によって変わってくるよね。できることなら、みなさんには、食事は単なるエネルギー源ではなくて、食べる喜びに近付いてほしいと思いますね。


まぁ、話はそれましたけど、食の楽しみ方すら制限されていた、という状況が、当時のポーランドにはあった、ということやな。』


「 "敗者の味"っていうくらいなんでオチはどうなるのかと思っていたんですけれど、最後は割と良いじゃないですか。著者自身も、"敗者の味"もそんなに悪くない、と言っていますし。この話は難しいですけれど、短くまとめると、「食というものは、人生を左右する」ということだと思って。どんな食べ物でも、時間の無い時に食べる食べ物と、時間があって気分が高揚しているときに食べる食べ物って、同じものでも全然感じ方が違うじゃないですか。それと同じことを感じる話だな、って思いました。」


『この話の"敗者"っていうのは、ヤルゼルスキ元大統領のことですよね。社会主義政権を一生懸命守らなければいけないと思っていた指導者が、労働者階級のほうから攻撃されて、潰れていくんですよ。で、労働者はもっと民主化を望んでいるんだということがわかって。そういう意味では、国全体としては良い方向に向かっているわけやな。ただし、国が良い方向に民主化したからといって、経済が良くなるとは限らない。社会主義政権の時の方が、経済は統制されているから、必要最低限のものはみんなに行きわたっていたんです。ところが、民主化されると、それを簡単に手にできる人もいるけれど、職にも就けず、食事にもありつけない人も一方で出てくるわけです。だから、ヤルゼルスキは、自分の望んでいた方向とは違ったけれども、国全体はいい方向に向かっていて、「敗者」なんだけれども、「自由」というものを彼は確認する・・・ちょっとええ話やと僕は思っていますね。』


「ヤルゼルスキは、冷戦という緊張状態・・・いつソ連が介入してくるかもしれない中で、民主的な運動が起こり、ハンガリーの例や"プラハの春"のように軍事介入によって国が壊滅的になってしまうのを防ごうと思って、ポーランドを守るために独立自由管理労働組合「連帯」をおさえこむ戒厳令を出して・・・その中で『食べることは、飢えをしのぐのが目的だった』と語るのが、とても印象的でした。冷戦が終わって、罪に問われたりもしているけれど、家族と食べる楽しさを、やっと今、味わえているのが、幸せなことだなと思いました。」


「この大統領は戦争に負けてしまった人で、でも負けてしまったが故に家族と食べる幸せを手に入れたから、結果的に良かったと思います。」


『この話の当時は、国境の向こうにはソ連の戦車がいっぱい並んでいて、そういう状態の中で「連帯」が動き出していて・・・「連帯」って、造船労働者・鉄鋼労働者ですからね。本来は一番、ポーランドという国を支えてきた人達なわけですよ。その社会主義を守ってきた人達、そこから目覚めていったということです。そうすると、ヤルゼルスキから見ると、自分たちの足元を固めてくれていた人達、あるいは、彼らの為に僕は大統領をやっていると思っていたら、足元からどんどん雪解けしていくわけです。ふっとみたら、ソ連はこっち向けて、今にも攻撃しようとしている。そんな中で、自分から指導者としての色々な権限を放棄していく。すると、今度は一転、今まで人民を騙してきたとか、抑圧してきたということで、犯罪者になってしまう。個人的に悪い人でもなんでもないんだよね。だけど政治の流れの中でそうなっていって。そういう歴史をかみしめながら、家族と飯を食うのは、やっぱりええもんだな、と。』


『名古屋学院大学は、ポーランドとか中欧にスタディツアーをやっていますけれど、僕も一遍見てみたいと思いますね。ヤルゼルスキの時代というのは、報道でしか知らないしね。そこから雪解けをしたけれども、ポーランドは、今また経済的に厳しい状況にあるわけです。これからドイツが移民問題で経済的にしんどくなってくると、一番とばっちりを受けるのはポーランドだから、また同じ事が繰り返されないとも限らない。ひと時の雪解けを家族とともに楽しんでおかなきゃ、と思ったりしますね。』


『はい、今日は名古屋飯から始まって、ヤルゼルスキで終りましたけれど、食の地域特性の話でした。来週のテーマは、「食の自由・不自由」となっています。今日と似ているようで、ちょっと違いますから。』


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・・・いかがでしたでしょうか。

木村先生のお話は大変興味深く、次週が楽しみになりました。普段何気なく行っている「食」が、歴史や文化の積み重ねで築かれたものだと思うと、手元の小さなお皿から、世界が広がっていくようです。


「文化交流論」は、国際文化学部の選択科目です。

興味のわいた国際文化学部生の方は、履修してみてくださいね。


チョッパー子

もはや毎年恒例の現象

先日、頑張ったご褒美に水羊羹をいただきました。

おいしいな~♪もっと食べられる~♪

今日も食べることに夢中なまめこです。

 

長期休暇になると必ず起こる現象。

TOEFLの本が大量に貸し出されること。

 

留学を目指している学生さんたちは必ず通る道、TOEFL受験。

授業の準備や課題もあまりない夏休みだからこそ

TOEFLやTOEICの勉強に集中するにはぴったりです。

 

まめこが1年生の時はひたすらバイトをしていました。

少しでも費用を貯めておこうと8月中はものすごい勢いでシフトを入れていました。

その甲斐もあって下手な大卒初任給より稼いでました(笑)

 

ここからは経験者からのおせっかいです。

 

たくさん問題をこなすために本を買おうと思うと

いくらあってもお金は足りません。

そのために学情の本を有効活用してください!

ですが、文法をしっかり学びたい!と思ったら、

少なくとも1冊は参考書(文法書)を手元に置いておくことをオススメします。

まずは本、調べきれなかった内容をネットで検索、これが定石です。

文法書があれば、1つを調べると関連項目の紹介も確認できて、

それぞれの文法項目の繋がりが見えてくるので

インターネットだけを使って調べるより知識が蓄えられます。

 

例えば、大学受験の時に使っていたものでも十分補えますよ。

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文法や構文には自信があるけど点数が伸びない人は

試験に向けてのトレーニング方法を再検討ですね。

勉強方法についての本もあるので、

それらから自分に合った方法やそのためのヒントが得られるかもしれません。

時間の無駄・・・と感じる人もいるかもしれませんが、

そんな時こと「急がば回れ」ですよ。

 

こんな感じの本はどうですか?

ただのサラリーマンが時間をかけずに8カ月でTOEICテスト.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

悔いの残らないよう全力で頑張ってくださいね。

 

本日はおせっかい焼きのまめこでした。

 

 

名古屋の学生サポーター☆★まめこ★☆

夏と言えば水饅頭でしょう!
暑いけど和菓子屋さんへダッシュせねば!!
でもでも、わらびもちも食べたい気分のまめこです。
 
まめこが学部生だった頃と比べると、
大学内のサービスも充実しているし、
授業の内容もバラエティに富んでいて楽しそうです。
学内だけでなく、民間のサービスも多種多様。
使えるものはフル活用しないともったいないですね!
 
そして本題に入ります。
 
7月18日(月)から「夏季長期貸出」期間が始まりました。
通常、1~3年生は2週間、4年生は1ヶ月と貸出期間が定められています。
しかし、大学の夏休みは長い!!
長い人は2ヵ月近く休みが続きます。
 
そこで、図書館&学情4Fの本の貸出期間も合わせてなが~くなります。
夏休み明け後の9月27日(火)まで借りていられます。
(誰かが予約を掛けると貸出期間も短くなっちゃいますけどね。)
本を読むのに時間がかかってしまう人はこの時期がオススメですよ。
暑い日は涼しい室内に引きこもって読書に限ります♪
 
そうそう、貸出冊数の上限もなくなります!
通常は10冊までとなっていますが、
気になる本が何冊でも借りられてしまう!
冊数を気にして中身を吟味しなくても、
気になった本を手当たり次第借りれてしまう!!

なんて素敵な響きでしょう。
 
夏こそ読書ですよ~。

あっ、カキ氷も食べたくなってきた!!
まめこでした~。

名古屋の学生サポーター☆★まめこ★☆

法学部の『テスト勉強』、困っていませんか?


法学部で頑張っているみなさん、
おはようございます、こんにちは、こんばんは(笑)


「働き口」も決まり、「食い扶持」も見つかって、
アルバイトと空手以外やることが無く?、
暇で暇でしょうがない?日々を送っています、
ESCサポーター、主幹の重松歩月(法学部法学科4年)です!


法学部123年生のみなさんを対象に、学科専門」の科目に関する授業で困っていること(例えば、テストとか)に対して、いろいろと相談を受け付けています!(^^)!


【僕の経験上...】

法学部1年生のみなさんは、初めてのテストが刻一刻と近づき、
「単位取れるかなぁ~」って、ドキドキしていませんか?


法学部2年生のみなさんは、必修科目の民法総則・刑法総論などで、
困っていませんか?


法学部3年生のみなさんは、会社法の「取締役の会社に対する責任」とか
「取締役の第三者に対する責任」とか、意味わかんないって、思って
いませんか?


心当たりのある法学部のみなさん、どうぞ相談に来てください!

できる限り、ESCサポーター主幹の私、重松歩月が、
みなさんの「お悩み」を解決します!(努力します!)


【取り扱うことができるであろう科目】

 1年生向け:法学入門・市民生活と法・導入公法...導入民事法・導入刑事法・憲法1a(人権)


2年生向け:憲法1b(人権)・民法総則・物権法・親族法・刑法総論・国際法1・法史学・政治学...憲法2a(総論・統治機構)・債権法総論・担保法・相続法・刑法各論1・国際法2・比較政治学・リーガルフィールドワーク


3年生向け:憲法2b(総論・統治機構)・行政法総論1・民事訴訟法1・会社法1・刑法各論2・情報法・国際機構法・法哲学・外国法・国際政治...行政法総論2・地方自治法・民事訴訟法2・会社法2・手形法小切手法・刑事政策・生命倫理法・環境法・消費者法・現代政治外交論


また、全学部共通科目のうち、日本国憲法・現代社会と法律・暮らしと法律・国際関係論入門・国際社会問題などの法政治学系統の科目も、恐らく取り扱うことができます。




問合先は、CCS掲示板をご覧ください。


希館1階教育学習センターで、だいたい「卒業の準備=学校から追い出される支度」をしてるので、直接来ていただいても、もちろんOK!デス(>_<)


~ドキドキする あなたの「悩み」 キャッチします!~



待ってまぁぁ~スぅ!(^^)!!(^^)!!(^^)!(>_<)(>_<)(>_<)(笑)


ESCサポーター大募集!(^^)!



みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは!(^^)!

ESCサポーター、主幹の重松歩月(法学部法学科4年)です。


教育学習センター(通称:ESC)では、『ESCサポーター』になっていただける

学生のみなさんを大募集しています(>_<)(>_<)



ESCサポーターって?】


私たち「ESCサポーター」は、希館1階教育学習センター(通称:ESC)のサポーター

として、授業やテストで解らないことなど、学生のみなさんが抱いている不安や疑問を

「みなさんと同じ視点」に立って、サポートすることを目的に活動しています。




【具体的に、どんなことをするの?】


例えば...


・みなさんに「楽しく学んでもらう」ため、さまざまなイベントを企画します!

・授業で困っていることや、授業を受けていても分からないことなどをサポートします!

・テスト勉強をしていて、解らないところなどを、いっしょに考えます!


ESCサポーター』は、学生の本業である「勉強」について、

さまざまな方法・視点から、全力でサポート=お助けします!(>_<)(>_<)(>_<)



【 なんか、家庭教師っぽくて、やれる自信が・・・】


安心してください!そんな「あなた」を私たちは求めています!

学生の本業である「勉強」をサポートする私たちは、家庭教師や塾の先生ではありません。

私たち『ESCサポーター』は、みなさんと同じ「学生」です!

つまり、学生だからこそ、先生とは異なる視点で、「仲間」としてサポートすることが

できるんデス(^O^)

みなさん、私たち『ESCサポーター』といっしょに、いろんなことに「チャレンジ!

してみませんか?




詳しくは、CCS掲示板をご覧ください。

また、教育学習センター(希館1S-プラッツと同室)へ直接でもOK!です。




チャレンジする あなたの熱意 キャッチします!



お待ちしています(>_<)!(^^)!!(^^)!(>_<)(>_<)(>_<)!(^^)!!(^^)!(>_<)!(^^)!

!(^^)!!(^^)!(>_<)(>_<)(>_<)!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!(笑)

★Bridge★No.30 宇野 民幸 先生


 学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・


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スポーツ健康学部 宇野 民幸(うの たみゆき)先生です。


宇野先生は、「算数科教育法」など、教職・算数に関連する科目を担当されています
現在、こどもスポーツ教育学科は2年生が最高学年ですが、
3年次の「初等算数」、4年次の「算数科教育実践論」や「教職実践演習」も担当される予定です。



それでは、先生の思いをご紹介★



 どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨んでいらっしゃいますか? 


ゼミはまだ始まっていませんが、授業やゼミを通して、自分が感じたことや疑問に思ったこと、迷ったことがあったら、それを表現できるようになって欲しいと思います。
これは、教員相手にだけでなく、仲間同士でも、相手が誰でもかまいません。
そのためには、教員がどんな方法を見せれば、そんなきっかけになるだろうかと考えています。




例えば、次回の授業では、私が履修生のグループ分けを行い、「どんなグループ分けにしたでしょうか?」ということを考えてもらおうと思っています。


単純に男女混合で『あいうえお順』分けしてあるグループもあれば、『出身地別』に分けてある場合もあります。


自分たちでグループ分けをすると、なかなか積極的にグループを作ることができず、じゃんけんやクジ引きで決めることが多いのではないでしょうか。その方がコンセンサスがとりやすいですし。


でも、グループ分け1つにしても、小学校の先生方は色々考えてこられたと思うんです。
その都度の配慮で、同じ部活のメンバーを集めたり、仲の良すぎる子たちを離してみたり・・・


ですから、学生には、『言われて答えが分かる』のではなく、様々なきっかけを与えることで、自らの気づきと表現に繋がる体験をさせたいと思っています。
「これなら自分たちで、別の案を考えられる!」という姿勢で、自らの発想を積極的に形にしてもらえると、そこから本当の問題点を考えられるようになると思いますので





■大人の想像を乗り越えていく子どもたちに~教材作り~


算数科教育法では、疑問を持つきっかけを与えるような授業を心掛けています。当たり前と思ってきたことを、「あれ?考えてみると、なぜだろう?」と考え直すヒントになったらいいな、と思います。


例えば、「数字」について。

私たちは、「0,1,2,3・・・」という形の、ある意味殺風景で面白みのない数字を使っているのですが、これはなぜでしょうか。
この数字の形でなかったら、どんなものになると思いますか?


算数科教育法の本に、子どもに「数字」をつくらせた資料があるんです。


135.png

これは、子どもが作った数字で、顔の中に目や鼻を書き加えることで表わしています。55.pngこれが「55」です。
大人だと、耳一つ一つが25なのかな、と考えるのですが、耳2個で突然「50」なんです(笑)

子どもって面白いですよね。
子どもって、こうやって、大人の想像を乗り越えていくんです。

100.pngこれは「100」です。
これだと、例えば「300」という数を習ってなくても、表現できますよね?
勉強していないのに、簡単に「300」が書けちゃうんです。


子どもの発想って、こんなに自由で、こんなに面白い。


こういった資料に触れることで、教員をめざす学生が、子どもの視点に気付いてくれたら良いな、と。
こんな資料を自分でも準備して授業をすると、またそのさらに上を、子どもたちは乗り越えてくれると思うんですよね。
ですから、子どもに対して使える教材...学生たちが、将来"教材作り"をするときに、参考になるものを提供したいと心掛けています。





■子どもたちが初めて触れる世界の、難しさと面白さを体感する


「なぜ、10進法が使われていると思いますか?」と聞くと、半分くらいの学生はすぐわかりますが、考えてもよく分からない学生もいます。手をグーパーしながらヒントを出したりしてね(笑)
そう、たぶん指の数が10本で、ここに「10」があるから、10進法なんじゃないかと思います。


でもそうすると、もし世界が昆虫の世の中だったら、6進法だったかもしれませんよね?
1,2・・・5の次は、10になって、位があがると100になるわけですが、
これって、何という名前(数詞)で呼びますか?


6進法.jpg「じゅう」でも「ひゃく」でもない。
結局、それを命名しないといけないと気付くわけです。


学生に名前を付けさせてみると、恥ずかしがりながらも「りょく」とか「りゃく」とか、「6」と絡めてうまいこと言うわけです(笑)
「むし」なんていう案も出て、一番良さそうなものを、授業では統一名称で呼ぶルールにするんです。



分かりやすく10進法で考えてみましょう。

010」までは、全部新しい名前ですね。
そのルールを使って、「99」までは読むことができますが、「100」は、読めませんよね?
この数字を読むためには、「ひゃく」という、新しい名称を作り出す必要があります。

10進法.jpg

大人は慣れ親しんで「100」と言っていますが、この"当たり前"に見える「位取り」につまずく子どもがいます。

数学で習う『n進法』を小学校で使うわけではないですが、こんな風に考えると、
「あ、こんなに難しいんだ」と自分たちで体感できますよね。


学生には、子どもにとって「何がどう難しいのか」体感してほしい。
自分たちの感覚で、リアルに「楽しさ」や「難しさ」を実感してほしいんです。


■ 先生のお薦め本 

今回は、"今、学生に読んで欲しい本"のご紹介です!

宇野先生お薦め本.jpg『 市民科学ブックス 人間の顔をした科学 』


七つ森書館  高木 仁三郎 著 

この本をお薦めする理由として、宇野先生は、こんなことを仰っていました。



『東日本大震災が起こって、福島の原発が問題になる前に、東海村JCO臨界事故という原子力事故があったんです。

原子力発電の工程においてバケツで作業をして、被爆による死者重傷者が出て、二次被爆者も含めて多くの被爆者を生んだ大きな事故になりました。福島の原発問題は知っていても、こちらは知らない学生が多いのではないかと思います。また、当時の報道を見て事故を知っている私たちの記憶からも、時と共に薄れていってしまいがちです。

この本には、まるで福島の原発ついて書かれているのではないかという原発問題が、専門の立場から書かれています。でも、この本自体はそう難しすぎず、読みやすいと思いますので、学生のうちに参考に読んでみてもらいたいと思います。』


 今日の一枚 

今日の1枚は、 " 先生の挑戦 " です!


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作曲 & 東京オリンピック・パラリンピック エムブレム応募

宇野先生は、「素人ながらに歌やデザインをするのが趣味」なのだそうです。



♪作曲♪

宇野先生は、文科省の学習指導要領にある「算数科の目標」に音程を付けて、曲(歌)を作られたそうです。「こういった『目標』は、教員採用試験などでも穴埋問題として出題されたことがあって、覚えておくと役立つのですが、いかんせん『大事だけれど覚えにくい』。だったら、音に乗せて歌にしてしまえば、覚えることができるかもしれないと思って・・・。私は本当に素人なんですけれど、歌にしたおかげで覚えていて、試験で助かった、という学生もいたので・・・。」先生は、照れながら、控えめにそう仰っていました。

確かに歌の歌詞だと、忘れにくいし、思い出しやすいですよね。
歴史の年号を語呂合わせで覚えるように、長い文章は歌にして覚える。ナイスアイディアです♪




★東京オリンピック・パラリンピック エムブレム応募★

宇野先生は、東京オリンピックとパラリンピックのエムブレムデザイン募集に応募されたそうです。


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先生曰く、「デザインも全くの素人なのですが、スポーツ健康学部生を教えていますので、基礎セミナー1年生の教材に良いかな、と思って。『お・も・て・な・し』の文字を、菊や桜の花びらの枚数で表現して、2つ合わせると日の丸が1つになるデザインを考えたのですが・・・残念ながら落選しました(笑)」




歌にしろエムブレムにしろ、宇野先生は、日々、アンテナを広く張って、"学生たちの気付きや学び"に繋がる事柄を探したり作ったり、色々と工夫していらっしゃることが分かりました。
先のお話にあった『教材作り』を、先生ご自身が体現していらっしゃるのですね!



初等教育の教え方や教材作りについて先生とお話してみたい方、
先生の作曲された歌を聴きたい方、
是非、宇野先生の研究室を訪ねてみましょう!
新しい"気づき"のきっかけを、得られるかもしれませんよ!




次回の★Bridge★も、お楽しみに!

 

チョッパー子

第3回 絵本の棚

今回は2冊の作品を紹介します。

 

スイミー  ちいさなかしこいさかなのはなし

(レオ=レオニ 谷川俊太郎訳 好学社)

  

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一匹だけ黒いスイミーが、仲間と大きな魚を追い出す話です。

少年の成長物語といってもいいかもしれません。

読み方によっては強いリーダー、ヒーローの話でもあります。

子どもたちも大好きなお話だと思います。

 

現在、2つの会社から出されている小学校2年の教科書に掲載されています。

ある学校でこの授業を見たのですが、

2年生が、実に元気よく声に出して読んでいるのです。

特に「ぼくはスイミー」というフレーズがひと際大きく聞こえました。

授業後に担当の先生に聞くと、

子どもたちが最も好きな言葉なんですとおっしゃって納得。

 

私もかつてはスイミーで授業しましたが、私の思い出は水泳の時間に、

ある子が「先生、クラスみんなで大きな魚のふりをしようと」と言い出して、

みんなでプールを泳いだり歩いたりしたことでした。

私の水泳帽が黒だったので、私が目になるつもりだったのですが、

やんちゃな○○くんに「おれが目になる」と、さっと帽子を取られてしまいました。(笑)

この季節にぴったりの海の魚の話です。

 

 

どろんこハリー

(ジーン・ジオン作 マーガレット・ブロイ・グレアム絵 わたなべしげお訳)

 

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お風呂が嫌いな犬のハリーは、家から逃げ出して遊び回ってどろんこになり、最後は洗われるというお話。

子どもの中には、そんなハリーの行動に共感を覚える子もいるはず。

 

どろんこになっても、思いっきり遊べるという気持ちをいつもまでも持ちたいものです。

まさにこの姿は自分自身を開放?解放?することであり、

子どもの頃にはできていたのに、

いつしか大人になるにつれて重たい鎧を着けてしまった気がしませんか。

この作品が今でも読まれていて、

選んだ学生もこの話が好きだからと言っていたのも、わかります。

 

 

【スポーツ健康学部 滝浪常雄】

日本の「お・と・な・り」を学ぶ


みなさん、こんにちは!
ESCサポーター、主幹の重松歩月(法学部法学科4年)です!



私たち「ESCサポーター」は、希館1階教育学習センター(通称:ESC)のサポーターとして、授業やテストで解らないことなど、みなさんが抱いている不安や疑問を「みなさんと同じ視点」に立って、サポートすることを目的に活動しています。



その一環として、私たちは今回、『LEARNCH』というイベントを開催します!(^^)!


LEARNCH』は、お昼休みの時間に「ランチ=LUNCH)」をしながら、
いろんなことを楽しく気軽に「学ぶ=LEARN)」イベントです!


今回は、『日本の「お・と・な・り」について学んでみよう!』と言うテーマで、
毎週木曜日のランチタイムに、ステューデントルーム(希館2階)で開催します。


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海外旅行に行こうと考えているみなさん、既に海外旅行の経験があるみなさん・・・
遊び」だけの目的で海外に行くのはモッタイナイ(>_<)


LEARNCH』では、ヒストリー、カルチャー、ミュージックをはじめ、その国の裏事情やその国で流行っている話題など、さまざまな観点から、海外でのヒッチハイクやバックパッカー経験が豊富なサポーターである私「重松歩月」が、みなさんを「本気旅」へご案内します(^o^)!!


開催期間は、630日~721日の毎週木曜日です。


みなさん、私たちといっしょに、ランチ=LUNCHをしながら、楽しく、いろんなことを学んでみませんか?



詳しくは、CCS掲示板もしくは教育学習センター(希館1Sプラッツ横)・名古屋キャンパス内に貼ってあるポスターなどをご覧ください!



お待ちしています!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!

!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)! 

論集のお知らせ

みなさん、こんにちは。

大学院事務室 小島です。

 

紫陽花のきれいな季節になりましたね。

梅雨は憂鬱な気分になりがちですが、

爽やかな紫陽花は季節を感じられるし優しい色味が和ませてくれますよね♪

気分が落ち込みがちだったり、毎日の仕事や課題に追われてお疲れ気味のときはぜひ眺めてみてはいかがでしょうか。

 

さて、今回は本学総合研究所が発行している名古屋学院大学論集をご案内いたします。

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どちらも大学院を担当されている先生方の論文も掲載されています。

左は言語・文化篇(27巻2号、2016.3発行)で大学院の英語学専攻をご担当されている、今仁生美教授、マグラス教授、キャンベル講師が投稿されています。

 

右は社会科学篇(52巻3号、2016.1発行)で、岸田賢次教授の退職記念号です。岸田先生は、現在大学院の特任教授として経営政策専攻の授業を担当されています。

大学院をご担当の皆川芳輝教授、十名直喜教授、児島完二教授、程鵬教授、三井哲教授、笠井雅直教授、佐々木健吾准教授も投稿されています。

なお、笠井教授の投稿論文はゼミ生の藤井さん(経営政策専攻博士後期課程在籍)との共著となっています。

 

院生のみなさんにもぜひ、読んでいただきたいです!!

サテライトにて、お配りしておりますのでご希望の方は事務までお声かけくださいね。

え、今すぐ読みたい? そんな人には、名古屋学院大学リポジトリをオススメします。

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