こんにちは!あかトマトです♪
「きりこは、ぶすである」
今日はこの衝撃的な書き出しで始まる図書、『きりこについて』をご紹介します。
この本との出会いは...もう何年前になるでしょうか?
本学の図書館で開催された「ビブリオバトル」である学生さんの紹介された本がコレでした。
その学生さんによるこの本の紹介が巧かったのですが、「きりこは、ぶすである」という冒頭が気になって読んでしまいました♪
当時小学生だった娘も興味を持ち、読ませてしまったのですが、小学生にはまだ早かったかなと思う部分もあり、少し後悔してます...。
ちなみに娘の感想は、「きりこは、何だか私と似ている」でした。
実はきりこぶすなのに、両親に「かわいい」と言われて育ったため、小学5年生で好きな男子に「ぶす」と言われてショックを受けるのです。
娘も女の子が欲しかった私が、幼少期「かわいい」と言って育てたので、小学生になって他の子が「かわいい」と言われているのに自分が言われない中で、自分はかわいくないのだと気付いたんだそうです...
でもきりこの両親ように、親にとっては娘は(息子も)どんな美人よりかわいいものなんですよ(^_^;)
まだ高校生になったばかりの娘は、きりこのように不美人を克服できてはいないけれど、いつか「わたしはわたし」と思えるように、そしてそれを受け入れられる社会になるといいなぁなんて思います。
余談ですが、娘は高校の国語の授業でビブリオバトルをやった際にこの本を紹介して、結構高評価されたと言っていました☆
(名古屋の図書館スタッフ:あかトマト)