イベント: 2016年7月アーカイブ

『LEARNCH IN THE World』次がラストです!

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教育学習センターの「(ぬし)こと、サポーターの重松歩月(法学部法学科4年)です。


教育学習センター(通称:ESC)では、ESCサポーターが中心となって、ランチタイムに

「ランチ=LUNCH)」をしながら、日本の「お・と・な・り」について学んでみよう!

をテーマに、気軽に楽しく「学ぶ=LEARN)」、『LEARNCH IN THE World』という

イベントを行っています。




714日(木)に開催された第3回では、参加者からリクエストを募りました。

その中で、「都市と地方の格差について、詳しく教えてほしい!」とのリクエストが

ありました。

今回は、そのリクエストにお応えし、ちょっとだけ解説します!



東アジアの地域には、韓国中国台湾などの国や地域があります。

これらの国や地域では、共通して、「北の地域」が、近現代的でさまざまな面で繁栄している一方

で、南の地域」は、経済的にも、生活のレベルにおいても、古くからの生活風景が色濃く残り、

発展途上にあると言えます。




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韓国では、ソウル特別市をはじめ、仁川インチョン広域市世宗セジョン特別自治市をはじめとする北の地域

と、濟州チェジュ特別自治道をはじめとする南の地域との間で、さまざまな面で地域格差があり

ます。

南の地域には、大韓民国初代大統領の承晩スンマンによる反共親米政権1980年代まで韓国の実権を握っていた軍事政権に反対する国民が多く生活し、金泳三キムヨンサム金大中キムデジュンなど、

民主野党の支持基盤でもありました。

そのため、軍事政権承晩スンマン政権など、時の政権が、南の地域発展のための政策を

積極的に推し進めなかったため、南の地域が発展しなかったと言われています。




中国大陸をみてみましょう。

北京市上海市をはじめとする「北の地域」と、

南京市香港特別行政区をはじめとする「南の地域」との間でも、

朝鮮半島と同じように、さまざまな面で格差があります。



中国共産党と対立し、かつて中国大陸を支配していた中国国民党は、

イギリスアメリカなどの列強諸国の力を借りて、中国大陸の南の地域の発展を

積極的に推し進めてきました。


そのため、中国共産党が、南の地域よりも北の地域の発展のための政策を推し進めた結果、

南の地域が発展しなかったと言われています。





では、台湾をみてみましょう。

台湾にもまた、台北市新北シンペイをはじめとする北の地域と、

高雄市台湾の京都と呼ばれている台中市をはじめとする南の地域との間で、

さまざまな面で格差があります。

南の地域では、台湾発展よりも中国大陸に戻るための政策を積極的に推し進めた

中国国民党に対する不満を持った住民が多く住んでいました。

そのため、中国国民党が南の地域よりも北の地域の発展を積極的に推し進めたため、

南の地域が発展しなかったと言われています。





南北地域の格差」があることは、朝鮮半島や中国大陸などの地域に限ったことではありません。

日本国内でも、本土沖縄県との間で、さまざまな面で格差があります。

さらに、東アジア以外の地域においても、アメリカイギリスヨーロッパ地域の中でも、

さまざまな面で格差があります。


このような「国内における南北地域の格差」は、その国の首都や主要都市のみを点々と巡った

だけでは、肌で触れることはできません。


バックパッカーヒッチハイクなどで、北の地域から南の地域へ向かう機会があれば、

移動しながら「南北地域の格差」を目の当たりにすることができるでしょう。

海外へ旅に出る。

または、日本国内を旅する。

一見、「遊びに行く」というイメージを思い浮かぶかと思いますが、そうではありません。

どこかを「」することで、気付かないうちに、さまざまなことを楽しく学び、

しっかりと理解することができます。

むしろ、机の上での「勉強」よりも、効果的であると考えます。



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みなさん、今年の夏は、「旅」をして、いろんなことを楽しく学んでみませんか?


LEARNCH IN THE World』は、次回(7/21の木曜日)がラストです!

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短い時間ですが、希館2階・ステューデントルーム①で、お待ちしています!(^^)!



大家好!(=こんにちは!)
ESCサポーター、主幹の重松歩月(法学部法学科4年)です。


教育学習センター(通称:ESC)では、ESCサポーターが中心となって、
ランチタイムに「ランチ=LUNCH」をしながら、
日本の「お・と・な・り」について学んでみよう!』をテーマに、
気軽に楽しく「学ぶ=LEARN」、
LEARNCH IN THE WORLD』というイベントを行っています。

721日までの毎週木曜日、
希館2階・ステューデントルーム1で開催しています。



77日木曜日、第2回目が開催され、韓国・台湾・中国大陸を中心に、

     ①K-POPから見る韓国
     ②「中華」と「台湾」
     ③「繁体字」簡体字」

について、さまざまな観点から、楽しく学びました。



今回は、第2回目で取り上げられた内容を、ちょっとご紹介します!



K-POPから見る韓国


日本でも人気のある「K-POP」。

21世紀に入り、金大中大統領が、科学技術やIT技術と並んで、

韓国の「大衆文化」を世界中に発信する政策を大々的に推進したことで、

日本のみならず世界中で、人気を博すようになりました。


K-POP」は、1980年代までの「軍政時代」において、国策と密接に

関係していました。


軍政時代、「K-POP」の歌手がリリースしたCDアルバムには、

歌手が歌う曲のみならず、「健全歌謡」という、軍政が認めた歌を

収録することが、義務付けられていました。健全歌謡」とは、

「思いやりのある社会をつくろう」とか「祖国を敵から守ろう」

などを歌詞とした、健全な社会を作るために国民を啓蒙するための軍歌です。

世間一般に販売されるCDアルバムに、「健全歌謡」を収録させること

で、国民が「健全歌謡」を必然的・強制的に聴くようになり、

世の中は健全になると、軍政は本気で考えていました。


しかし、みなさん。

健全歌謡」が収録されたCDアルバムなんて、買いますか?

買いたくありませんよね。


案の定、このようなCDアルバムは、「健全歌謡」によって、

アルバムのコンセプトがことごとくブチ壊され、

リスナーのみならず、音楽関係者からも不評でした。


ところが、このような状況を逆手にとって、「健全歌謡をヒット

させればいいじゃないか!」と、考えられるようになります。


その契機となった健全歌謡が、丁秀羅(チョン・スラ)女史が歌った、

ああ!大韓民国! 대한민국」という歌でした。


この歌は、K-POP調で、従来の「軍歌や祖国賛歌としての健全歌謡」

というイメージを根本から覆し、世代に関係なく人気を博しました。



これによって、軍政とリスナーや音楽関係者、双方の思惑に反する

ことなく、「K-POP」は、韓国という「国」の民主化に先んじて、

「韓国大衆社会」を民主化の道へと導いたのです。


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 「中華」と「台湾」


台湾」を一人旅していると、意外にも「台湾」の2文字を、

なかなか目にすることはありません。


しかし、「中華」の2文字は、さまざまな場所で目にすること

ができます。


なぜ、台湾なのに「台湾」の文字が少ないのでしょうか?


これは、台湾にある中華民国政府が、本来であれば中国大陸の

すべてを、支配していると考えており、台湾=中華民国では

く、中華民国=台湾と中国大陸であると考えているからです。


そのため、台湾にある国営航空会社や郵政事業などは、

台湾のものではなく、あくまでも、中華民国のものであると

認識され、台湾では「台湾」の文字を見かけることが殆ど

ありません。


また、「中華」の2文字を排斥して、「台湾」の2文字を広く

用いることで、中華人民共和国と中華民国(台湾)との、

微妙な「パワー・バランス」が崩れる可能性もあります。


中華人民共和国は、中華民国と「どちらが中国の正当政府

のか」を長年争っています。

中華民国自体は、中華人民共和国よりも前から存在している

独立国であり、あくまでも、台湾及び中国大陸を支配している

と主張しています。


このため、中国共産党政府が最も恐れる、大陸と台湾の

国家分裂」の事態は防ぐことができます。


しかし、「中華」の2文字を排斥し、「台湾」の2文字を正式

な名称として広く用いることとなると、中国共産党からすれ

ば、台湾が「台湾」として独立し、大陸と台湾の「国家分裂」

の事態が生じてしまうことになります。


台湾独立を避けたい、中国共産党から台湾に対して独立・国家

分裂を阻止するための強い圧力が、社会全体にかけられてしま

うと、台湾自体が非常に大きな不利益を被る恐れがあります。


このため、台湾は「台湾」と「中華」を、うまく使い分け続け

ることで、中台関係の微妙な「バランス」を保っています。



「繁体字」「簡体字」


中華圏で広く用いられる漢字は、

台湾香港などで一般的繁体字」と、

北京上海など主に中国大陸で一般的な「簡体字」に、

大きく分けることができます。


中国大陸でも古くから「繁体字」が一般的ではありましたが、

簡体字」の方が利便性に長けていることから、「繁体字

よりも「簡体字」がポピュラーとなりました。


また、18世紀末ごろに中国国民党率いる中華民国政府が正式に

採用していた「繁体字」を、中国共産党率いる中華人民共和国

政府が「繁体字はブルジョアが使う字であり、プロレタリア階

級(無産階級)は、誰でも書ける簡体字を使うべきである」と

指導したことで、中国大陸では「簡体字」が一般的に用いられ

るようになったとも言われています。


この様にみると、中国共産党は「簡体字」を好む一方で、中国

国民党は「繁体字」が好んでいるということがわかります。


しかし、「繁体字」が広く一般的に用いられている、

香港(=中華人民共和国香港特別行政区)では、近年、

繁体字」よりも「簡体字」がポピュラーになりはじめ、

簡体字」が香港社会に大きな影響を与えています。


この様な現象は、北京政府が影響下に置いている香港政府を

通じて、大陸化の圧力をかけているからではないかと

言われています。


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いかがでしたか、みなさん?


少しでも、関心を持っていただけたでしょうか?

LEARNCH IN THE World』は、721日までの毎週木曜日、


ランチタイムに、希館2階・ステューデントルーム1で開催しています。


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みなさんのお越しを、こころよりお待ちしています! 

来てね(^0^/


謝謝大家!(=ありがとうございました!)




法学部の『テスト勉強』、困っていませんか?

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法学部で頑張っているみなさん、
おはようございます、こんにちは、こんばんは(笑)


「働き口」も決まり、「食い扶持」も見つかって、
アルバイトと空手以外やることが無く?、
暇で暇でしょうがない?日々を送っています、
ESCサポーター、主幹の重松歩月(法学部法学科4年)です!


法学部123年生のみなさんを対象に、学科専門」の科目に関する授業で困っていること(例えば、テストとか)に対して、いろいろと相談を受け付けています!(^^)!


【僕の経験上...】

法学部1年生のみなさんは、初めてのテストが刻一刻と近づき、
「単位取れるかなぁ~」って、ドキドキしていませんか?


法学部2年生のみなさんは、必修科目の民法総則・刑法総論などで、
困っていませんか?


法学部3年生のみなさんは、会社法の「取締役の会社に対する責任」とか
「取締役の第三者に対する責任」とか、意味わかんないって、思って
いませんか?


心当たりのある法学部のみなさん、どうぞ相談に来てください!

できる限り、ESCサポーター主幹の私、重松歩月が、
みなさんの「お悩み」を解決します!(努力します!)


【取り扱うことができるであろう科目】

 1年生向け:法学入門・市民生活と法・導入公法...導入民事法・導入刑事法・憲法1a(人権)


2年生向け:憲法1b(人権)・民法総則・物権法・親族法・刑法総論・国際法1・法史学・政治学...憲法2a(総論・統治機構)・債権法総論・担保法・相続法・刑法各論1・国際法2・比較政治学・リーガルフィールドワーク


3年生向け:憲法2b(総論・統治機構)・行政法総論1・民事訴訟法1・会社法1・刑法各論2・情報法・国際機構法・法哲学・外国法・国際政治...行政法総論2・地方自治法・民事訴訟法2・会社法2・手形法小切手法・刑事政策・生命倫理法・環境法・消費者法・現代政治外交論


また、全学部共通科目のうち、日本国憲法・現代社会と法律・暮らしと法律・国際関係論入門・国際社会問題などの法政治学系統の科目も、恐らく取り扱うことができます。




問合先は、CCS掲示板をご覧ください。


希館1階教育学習センターで、だいたい「卒業の準備=学校から追い出される支度」をしてるので、直接来ていただいても、もちろんOK!デス(>_<)


~ドキドキする あなたの「悩み」 キャッチします!~



待ってまぁぁ~スぅ!(^^)!!(^^)!!(^^)!(>_<)(>_<)(>_<)(笑)


『LEARNCH IN THE World』...やっています!

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NGU 여러분 안녕하세요!(=NGU生のみなさん、こんにちは!)
ESCサポーター、主幹の重松歩月(法学部法学科4年)です。


教育学習センター(通称:ESC)では、ESCサポーターが中心となって、
ランチタイムに「ランチ=LUNCH」をしながら、
日本の「お・と・な・り」について学んでみよう!』をテーマに、
気軽に楽しく「学ぶ=LEARN」、『LEARNCH IN THE World』という
イベントを行っています。

721日までの毎週木曜日、希館2階・ステューデントルーム1で開催しています。


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630日(木)、記念すべき第1回目が開催され、韓国や台湾など、
東アジアの国や地域を中心に、参加者からの意見を基に、

      ①料理
      ②お金
      ③治安(公安・軍事)

について、さまざまな観点から、楽しく学びました。

今回は、記念すべき第1回目で取り上げられた内容を、ちょっとご紹介します!


         料理


韓国の辛い漬け物といえば、「キムチ김치)」ですよね。

しかしキムチは、初めから辛かったわけではないことをご存知でしょうか。

元々、キムチは、日本の漬け物と同じように、
水と塩などで漬け込まれる「水キムチ」が主流でした。
しかし、16世紀ごろに、当時の日本から「唐辛子」が伝来したことで、
キムチの作り方が大きく変わります。

水キムチ」は、水や塩などで漬け込まれるため、
一見、手間暇掛からなさそうに思えますが、
漬け込む期間が長く、すぐに食べることができません。

一方で、「唐辛子」で漬け込んだキムチは、
唐辛子を塗り込むだけで、出来上がるため、
すぐに食べることができ、大量に作ることもできます。

そのため、16世紀以降、キムチは「水キムチ」から
唐辛子キムチ」へと進化を遂げたと言われています。


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         お金

中国の通貨って、何だと思いますか?

もちろん「」ですよね。

しかし、中国には「」という通貨はありません。

これはどういうことでしょうか?


中国には、日本の中央銀行である日本銀行に当たる、

中国人民銀行」があり、通貨を発行しています。


中国人民銀行が発行した紙幣は、「人民幣」と呼ばれ、

人民幣には「」と言う文字が記されていません。


そうです、中国には、「」と言う通貨は存在せず、

人民幣」が正式な通貨なのです。


よく、上海や香港などにある証券取引所や、国内外のニュースでは、

中国の通貨を「RMB」と表記してありますが、このアルファベットは、

漢語読みの、「Rén Mín Bì=人民幣」を略したものです。



では、「」とは一体何なのでしょうか?

人民幣」には、「」と言う単位が記されています。

」は、画数が多く、非常に書きづらいです。

そこで、「」と同じ漢語読みの発音をする「」が広く用いられ、

今日の日本では、「」自体が中国の通貨として、認識されています。




         治安(公安・軍事)


朝鮮半島には、2つの国と地域があります。

この2つの国と地域は、「休戦状態」ではあるものの、1953年以降、

現在に至るまで「戦争状態」にあります。


そのため、この2つの国と地域では、有事に備えて、

軍事レベルのみならず、市民生活のレベルにおいても、

さまざまな「準備」が為されています。


例えば、地下鉄지하철)。

地下鉄は、日本の地下鉄とは比べものにならないほど、

深いところに設けられています。

これは、有事の際、空爆や空襲が発生した場合に、多くの市民が

逃げ込むことができるようにするためです。


また、全ての地下鉄駅構内には、何百人分の「ガスマスク」が赤いケース

に備蓄され、消火栓の如く、発見し易い場所に設置されています。

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これも、有事の際に、毒ガスや有害物質などから身を護るために

設けられています。


地下鉄以外にも、ソウル特別市(서울특별시)や非武装地帯(DMZ

付近の高速道路や一般道の両脇には、ダイナマイトが仕掛けられた

大きなコンクリートが設置され、有事の際には、仕掛けられた

ダイナマイトを爆破させて道を封鎖し、少しでも敵の侵攻を遅らせる

ための対策が講じられています。


ちなみに、朴正熙政権から盧泰愚政権にかけての「軍政時代」には、

大小問わず全ての橋にもダイナマイトが仕掛けられていました。


こういったものは、旅行で訪れた私たち「外国人」が地下鉄やバスなど

に乗っても、至る所で目にすることができます。

一見、平和そうにみえても、これらを目の当たりにすることで

戦争中なんだ。」と、肌で感じ、そこで生活する方ような感覚で、

現地の事情を理解しながら「大人の旅行」を楽しむことができます!





いかがでしたか、みなさん?

少しでも、関心を持っていただけたでしょうか?


LEARNCH IN THE World』は、721日までの毎週木曜日、

ランチタイムに、希館2階・ステューデントルーム1で開催しています。


みなさんのお越しを、こころよりお待ちしています! 来てね!

それでは、안녕히 계세요.  만나요

=さようなら。また、会おうね!)


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