紀元前3000年から紀元前1000年頃までのころにジックラトがつくられていたということです。
その時代から焼いたレンガとアスファルトを使って、約90メートルの高さの建物をつくっていたんですね。
メソポタミア文明の高度な技術力を感じますね。
こうしたところから、自分たちの力を見せつけて有名になろうとしているという物語が生まれた背景も納得できる気がします。
紀元前3000年から紀元前1000年頃までのころにジックラトがつくられていたということです。
その時代から焼いたレンガとアスファルトを使って、約90メートルの高さの建物をつくっていたんですね。
メソポタミア文明の高度な技術力を感じますね。
こうしたところから、自分たちの力を見せつけて有名になろうとしているという物語が生まれた背景も納得できる気がします。
バベルの塔がどういうものだったかというと、ジックラトというものがモデルだといわれています。
バベルはここだろうといわれているバビロンという場所にあったジックラトは約90メートルの高さの7段の建物だったそうです。
絵は7段でもなくあれこれおかしいですがなんとなくなイメージとして載せておきます。
ジックラトの一番うえはバビロンの人々が信仰する宗教の神殿だったようです。
ところで、バベルの塔を描いている絵画作品のなかで最も有名なブリューゲルの『バベルの塔』が今年日本で公開されるようです。ブリューゲルはジックラトではなくローマのコロッセオをモデルに描いたといわれています。
バベルの塔の舞台、聖書にはシンアルの平野とありますが、いったいどこだと思いますか?
聖書の話というと現在のイスラエルからエジプト、ギリシャの地中海に面した場所だというイメージがつきものですが実は...
このようにペルシャ湾に近い場所、現在のイラク周辺が舞台になっています。
直線距離にしてだいたい700キロメートルほどの場所です。間には広大な砂漠が広がっているので実際に移動するにはもっと長い距離がかかります。
ユダヤの民が移動する民族だという片鱗がうかがえますね。
神は建設中の町を見て、皆が一つの言葉を話しているからこんなことを企てるということで、彼らの言葉を混乱させました。
彼らはお互い会話ができなくなり町の建設をやめました。
そして彼らは全地に散っていきました。
この町の名前は神が言葉を混乱(バラル)させたところからバベルと呼ばれることになりました。
終わり。
エピソードとしてはとっても短い9節の物語ですが、いろいろなことを伝えています。
というこまかいことを次回からご紹介していきますよ。
カインとアベル その4
カインは「私の罪は重すぎて背負いきれません。私があなたから離れてさすらうものとなれば、誰かが私を殺すでしょう。」と言いました。
神は「カインを殺すものには、7倍の復讐をあたえる。」と、誰かがカインを殺さないようにカインにしるしをつけました。カインはエデンの園の東、ノド(さすらい)という土地に住みました。
終わり