今日初めてこのブログを見た方は"受難日"ってなんだろう。不吉な日なのかと思われそうですが、今日はイエス・キリストが十字架にかけられたことを覚える日です。とはいえ、13日の金曜日が不吉な日とされるのはイエス・キリストが十字架にかけられたのが13日の金曜日だったからとか、12人の弟子のうち1人が裏切って新しくもう1人加わったから全部で13だとかという説もあります。ということですが、前回のJ.S.バッハの信仰のように、ある意味で今日が最も素晴らしい贈り物を受け取った日という見方もあります。
そして今日が受難日ということは、明後日、27日(日)にはイースター(イエス・キリストの復活祭)を迎えます。
ぜひこのキリスト教にとって大事な日を覚えてお過ごしください。
「イースター」と一致するもの
今度の日曜日、3月20日は棕櫚の主日(詳しくは灰になる前は...をご覧ください)です。ということで来週は受難週になります。
受難週はレント(受難節)のクライマックスともいうべき一週間です。以前UPした説明ですが、受難週からイースターへはこんなふうに進んでいきます。
イエス・キリストが救いのためにこうして十字架への道を歩まれたことを心にとめて過ごせたらと願っています。
間が空いてしまいましたが、今日からまた更新をしていきますよー。
さて、今回はこの画像の説明をしていきます。
たぶんそうは見えないかもしれませんが、燭台です。
7本のろうそくを立てられています。
なんで7かというと、ちょっと前の記事、レントの仕組みのカレンダーをご覧ください。レントは7週にわたっています。最初は全てのろうそくに火をともしますが、1回目の日曜日に火を1本消し、2回目の日曜日には2本目も消し...と続いて、7本目のろうそくは受難日(イエス・キリストが十字架にかけられた日)に消します。そしてイースター(イエス・キリストの復活祭)に7本すべてに火をともす、そんなことがあります。
火は光、命の象徴です。クリスマスにろうそくの灯りをともし、イエス・キリストの誕生を喜びますが、レントには火を消していき、イエスの受難を思うのです。
次回は左から2番目のイラストの説明をしますよー。
ちょっと前のブログで「イエス・キリストが復活したことを記念するイースターの日程が毎年変わるために、イースターの40日前(日曜日を除く)から始まるレントの期間も変わります。」と書きましたが、ちょっと今回は詳しくこんな画像を用意してみました。
2016年のレントからイースターへのカレンダーです。
紫色の日が40日ありますがこれがレントの40日です。
イースターは春分の日を過ぎて最初の満月の次の日曜日という文にすると長くて読み流してしまいますが、今年は3月20日が春分で3月23日に満月だから3月27日がイースターになるのがカレンダーでわかるかと思います。
そこから日曜日を除いて40日前は2月10日、灰の水曜日になります。
なんで日曜日を除くかというと、イースターは日曜日ですから日曜日はイエス・キリストの復活したことを記念する曜日になるため、レントの40日にはカウントしないのです。
ということで、昨日紹介したレントの誓い、日曜日は免除されるようです。(ちなみに日曜日は教会へ行くため早起きです...せっかく免除されている日なのに!)
明日は灰の水曜日です。
と書くと「灰の水曜日ってナニ?」となりそうですが、レントの初日を灰の水曜日といいます。
と書くと、今度は「レントってナニ???」な方もいらっしゃるので詳しく説明しますと、レントは日本語で受難節というキリスト教の季節です。イエス・キリストが十字架にかけられ死んで葬られたことを思い起こしながら過ごす期間です。
イエス・キリストが復活したことを記念するイースターの日程が毎年変わるために、イースターの40日前(日曜日を除く)から始まるレントの期間も変わります。
さて、灰の水曜日...なぜ「灰」なのでしょうか?「花の金曜日」が嬉しいかんじだから受難節っていうちょっと悲しいかんじのものに「灰」ってつけたのかな?みたいな感じでしょうか?なんで灰の水曜日なのかは明日のブログにてお伝えしたいと思います!お楽しみに!