「十字架」と一致するもの

受難週

今週はただの普通の週ではなく受難週です。と書くと、なんだか不吉なことが起きそうな不運の続く週なのかと思われそうですが、ちがいます。イエス・キリストが十字架につけられ死に至ることを覚えて過ごす週です。ちまたではすでにハッピーイースター!みたいに祝われていますが、キリスト教的にはまだ今年はイースターになっていないのです。

イースターは春分の後の最初の満月の次の日曜日のことなので...

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4月16日がイースターになります。

そしていまはその直前、受難週なのです。特にそのなかでもカレンダーで濃い紫になっている金曜日は受難日、聖金曜日と呼ばれています。イエスが十字架での死をとげ、墓に葬られたという大切な日です。

以前の記事でレント(受難節)の期間に断酒する、肉を食べない、甘いものを食べない、好物をガマンする、などいろいろな節制をする人もいるとご紹介しましが、レントの期間は長いから何もしなかった人も、受難日だけは断食するとか、この日だけは特別にすごす人もいるんですよ。

リニューアルオルガンアワー

今度の日曜日からレント(受難節)のクライマックス、受難週に入ります。
レントは受難の季節、イエス・キリストが十字架にかかって死んだ受難を思う時です。
受難週はこんなふうになっています。

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今年度初のオルガンアワーは受難週にあわせて、レントの曲を演奏いたします。

ところで、何がリニューアルかというと、オルガンアワーは本学オルガニストによる、讃美歌、キリスト教音楽を中心としたオルガン演奏の時間ですが、冒頭にキリスト教センター主事によるショートメッセージつきになります!!!

オルガンアワー詳細
日時 2017年4月10日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

オルガンアワーは途中での入退場をご自由にしていただけます。
どなたでもご自由にご参加いただけます。

リニューアルして豪華になるオルガンアワー、ぜひお越しください。

十字架いろいろ その5最終回 同じ形でも 

 さて、こちら、ラテン十字架とお伝えしました。

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その時にプロテスタント、カトリック、聖公会でよく用いられるとかきましたが、シルエットは同じでも実は、プロテスタントとカトリックなどで多いパターンが違うのです。
こちらがカトリックで多いもの。

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キリスト磔刑像と呼ばれる、十字架で死を遂げた場面の像がついています。
プロテスタントは最初に紹介したなにもついていないシンプルな十字架が多いです。
聖書の言葉だけが大切で、像をつくると偶像礼拝になるという考えがプロテスタントには強くあるので同じラテン十字架がもとでもプロテスタントはシンプルなことが多いです。中の装飾もシンプルですよね。プロテスタント教会のなかには十字架も偶像として置いていない教会もあるんですよ。

ちなみにいたましい死の場面の十字架だけでなく、復活のキリスト(晴れやかな表情でちゃんと服を着ているようなもの)がついているバージョンも増えているようです。

十字架いろいろ その5 十字軍などで使われた紋章

 十字軍をはじめとして十字架がエンブレムとして使われてきた歴史があります。

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十字軍としてはエルサレム十字架と呼ばれるこの形が一番有名です。

計5つの十字架で構成されています。

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そしてこちらはマルタ十字架と呼ばれるものです。
その他にもたくさんのバリエーションがあります。

十字架いろいろ その4 十二使徒にちなんだ十字架

イエス・キリストの十二使徒にちなんだ十字架もあります。

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いわゆる逆十字はペトロが殉教した十字架ということでペトロ十字架と呼ばれます。
そして

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X型の十字架はアンデレがかけられたアンデレ十字架です。

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