NGU生の皆さん、こんにちは!
このたび、教育学習センターと学生支援センターは、新たに「学生サポートセンター(新設)」と「教務課」に部署改編されることとなりました。
3月5日(火)をもって、教育学習センターと学生支援センターは閉室いたします。
これにともない、今回を以て、ブログの更新を終了させていただきます。
とはいえ、永の別れというわけではありません。
4月からは、形を変え、NGU生のみなさんをサポートいたします。
また、別の形でお会いしましょう。
長らくのご愛読をありがとうございました。
チョッパー子
NGU生のみなさん
名古屋学院大学では、卒業研究発表会など学習の成果を発表する機会の多くなる11月12日(月)から12月15日(土)の期間を「主体的な学び月間」として設定し、学生のみなさんがが自主的に参加し学びを広げられる催しの広報を強化してまいります。
学生のみなさんは、この機会を活用し、本学での学びの幅を広げて下さい。
<各日催し>======================================
11/12(月)【経済学部】2018年度卒業研究発表会 学内審査会1日目 曙201教室 4限(15:05~16:35)
11/13(火)【経済学部】2018年度卒業研究発表会 学内審査会2日目 曙201教室 4限(15:05~16:35)
11/14(水)【外国語学部】2018年度外国語学部ビジネス研修 フジトランスコーポレーション 13:00~17:45
【i-Lounge】日本語スピーチコンテスト コミュ二ティ・リンク 15:15~
11/15(木)【経済学部】2018年度卒業研究発表会 学内審査会3日目 曙201,202教室 4限(15:05~16:35)
【国際文化学部】留学生別科科目"Japanese Religion"にて黒柳ゼミ生が日本の文化(慣習・宗教等)を英語で教える(飛び入り参加可) AL3a教室 16:45-18:15
【キリスト教センター】チャペルアワー ボランティア活動報告会(ボラセンクラブあすなろ)12:40-13:10 名古屋チャペル
11/16(金)【経済学部】2018年度卒業研究発表会 学内審査会4日目 曙301, 302教室 4限(15:05~16:35)
11/21(水)【法学部】2018年度秋学期翼法律研究会特別セミナー(学生報告)翼304教室 5限 16:45~18:15
【i-Lounge】英語スピーチコンテスト コミュ二ティ・リンク 15:00~
【図書館】本屋さんツアー① 丸善名古屋本店 14:00~16:30
11/22、23 【経済学部】コア6コンペ
11/24(土)【商学部】日経ビジネス杯<中間報告会>詳細未定
【図書館】本屋さんツアー② 丸善名古屋本店 14:00~16:30
11/25(日) 【リハビリテーション学部】2018年度リハビリテーション学部卒業研究発表会 クラインホール 9:30~18:00
11/28(水) 【i-Lounge】中国語スピーチコンテスト コミュ二ティ・リンク 15:00~
【国際文化学部】「台湾スタディツアー報告会」たいほうメアリーホール 2限(10:55~12:25)
11/29(木) 【商学部】地域イノベーション学会にて杉浦ゼミ生が発表 メアリーホール 18:15~20:30
12/ 5(水)【経済学部】2018年度卒業研究発表会 公開審査会 クラインホール 14:30~17:00
【法学部】2018年度法学部ゼミ研究発表会 翼館302教室 15:00~18:00
【外国語学部】2018年度外国語学部卒業研究発表会・学部長褒賞 コミュニティリンク 13:30~16:00
12/ 6(木)【国際文化学部】留学生別科科目"Japanese Religion"にて黒柳ゼミ生が日本の文化(慣習・宗教等)を英語で教える(飛び入り参加可) AL3a教室 16:45-18:15
12/12(水)【キャリアセンター】1・2・3年生対象 内定者報告会(後半に個別質問対応)翼302 15:05~18:15
<期間の長いイベント>======================================
10/22~12/10 【教育学習センター】名古屋証券取引所 主催『 第9回 名証株式投資コンテスト 』参加者募集 WEBより参加
11/5~3月半ば【キャリアセンター】就活サポーター相談 キャリアセンター 14:00~17:00※シフト有
11/7~ 【i-Lounge】TOEFL対策Study Hour i-Loungeアクティブ・リンク ※スケジュールはポスターおよびi-Station(TAカウンター)で確認
11/19~30 【経済学部】ゼミ対抗コア6コンペ
~11/30 【瀬戸総合事務部/社会連携センター】大学コンソーシアムせと「新しい文化創造プロジェクト」2019年度募集 WEBより参加
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学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・
法学部 持田 辰郎(もちだ たつろう)先生です。
持田先生は、「哲学史」「哲学と人間」「心身関係論」「日本語表現」などの科目を担当されています。
それでは、そんな持田先生の思いをご紹介★
■■■ どんな思いをもって、授業に臨んでいらっしゃいますか? ■■■
■なぜ哲学を研究しようと思ったのですか?
なんとなくかっこいいから!それだけです(笑)
卒業論文のテーマがデカルトだったので、そのまま研究を続けてきましたね。
■哲学の面白いところは?
良く言えば全く自由で、悪く言えば何の基準もない学問なので、極論「事実などというものはどうでもいいのだ」と平気で言えて、自分の頭さえあればいいと(笑)そういう意味では気楽かな。
■学生はどんな内容に興味を持ちますか?
僕が「これは面白いだろう」と思っている話は、意外と学生の食いつきが悪かったりして(笑)
かと思えば、僕が「こんなものは当たり前で、授業でやるほどでもないかな...でも一応話しておかないと」と思っていたものに感動してくれたり。学生、わかんない!(笑)
流れや説明の仕方をしっかり決めておくと、ダメみたいですね。なんだかしっくりいかない。緊張感がなくなるんだろうね。進行を意識するあまり、学生の顔を見なくなるのかな。言い方が悪いかもしれないけれど、なりゆきまかせに近い方が良い手ごたえのことが多いですね。
■何回かレポートを書いていると、学生は変わってきますか?
変わってきますね。
きちんと出席して、文章を書こうという意志のある学生は、俄然良くなります。
文章が書けなかったのが書けるようになったり、最初はプリントの中身や僕の言葉でしか書けなかったのがだんだん自分の言葉で書けるようになったり。
といいながら、全然変わらない学生もいますけれど(笑)
やっぱりしょっちゅうサボる学生は変わりませんね。
■学生に伝わったらいいと思う面白い点は?
みんなが当たり前だと思い込んでいることが、実はそうでもないんだよ、と分かってくれたらいいですね。大抵の話は"当たり前"じゃないんだよね。
色々なケースで話をして、別の考え方や方法があるとわかってくれたらいいですね。
もちろん授業で取り扱うのは一般的な話で、個人個人の生活には何の関係もないんだけど、色々な瞬間に「ああ、こんなこと別にこだわらなくてもいい」と思ってくれたらいいよね。
やっぱりみんな頭固い!高校までの教育ってスゴイ(笑)
「こういう風にすべきだ」でガチガチなんです。
1つが正しくて、それ以外は全部間違いみたいな。
僕は、「答えの出るものなんか、考えたってしょうがないでしょう?」ってよく言うんです。
学生はみんなそれを聞くと唖然としますね。
でも、答えがあるなら、聞けばいいじゃない。考える必要ない。
「テストなんて答えが用意されているんだから、それが解けたところで何の価値があるんだろうか?どういう価値ある?」ってきくと、学生は「えっ?」っていう顔をする。
みんな高校までの"答えのある教育(しかもマークシート!)"ができることが賢いと思いこんでいるんだよね。それには僕の方が唖然とするのだけれど。高校までの成績がふるわなかったから「私ダメだ」「僕はダメだ」と思っている学生が多いんじゃないかな。
色々な能力があることと、マークシートが上手く解答できることは意味が違うよね。
■どんな気持ちで学生と接していますか?
さっきも言ったけど、最近の学生は、みんな考え方が固いです。
高校までの偏差値教育の価値観に侵され過ぎている人が多い。
良い方も悪い方もどっちも良くないんですよ。
成績が良い人は、"たかが学校の勉強ができたくらいで"自分ができる人間のつもりになるし、
成績が悪い人は、"たかが学校の勉強ができなかったくらいで"自分はもうダメだと思いこむし。
学校はそういう評価をするところだから、僕も当然成績をつけるけれど、「こういうルールで、こういう成績をつけますよ」ということを明らかにしています。いうなればゲーム感覚で楽しんでほしいですね。
授業の最初に本日のテーマを示しておいて、授業の最後にレポートを書かせます。
毎回レポートを提出させ、合計点で評価します。
毎回点数化してCCSで送るので、学生は自分が今何点かすぐにわかります。
■今、NGU生に伝えたいことは?
高校までの偏差値教育から脱しましょう!
今までうまくいかなかったから、第一希望の大学に落ちたから、自信がないという学生がいますが、「もうちょっと自信もてよ!」と言いたいですね。それが年々強くなってきていると思いますね。ちゃんと良いところあるんだから。
"一定の学力がある者を大量生産しましょう""周りに合せなさい"というのが、日本型教育というのですかね...学力レベルを一定水準で保つには必要なのかもしれないですが...そこはもうちょっとクールにかわして、自分で考えたわが道を行ければいいわけでしょう?
素直に周りに合わせて、その物差しと比較して落ち込んだり、あるいは物差しに合わせられなくて社会でやっていけないと感じてひきこもったり。
一人一人みんな違うんです。自分は自分だけれども、「どうしてもあわせなさいよ」と言われたときにだけ、「はいよ~、あわせてあげますよ~」という感じで、もっと気軽で柔軟な、余裕のある対応ができるといいよね。
それと、何もしない時間って大事なんです。
周りから見ているとぼーっとしているだけかもしれないですが、この時間は実はものすごーく大切なんです。
何もしていないように見えても、頭は働いているからね。
今日あった出来事や将来のこと、気になる問題なんかが無意識のうちにずーっと頭の中を回っているんです。そうやって考えていると、いざ判断する時に考えていた下地が効いてくるんです。
昔は自然とそういう時間があったんですが、今の学生には少ないですよね。
なぜか?スマートフォンですよ!
電車に乗っても、昔と違ってみんなスマホ見てますよね。
ずーっと刺激を受け続けている訳です。
そうなると、バックグラウンドで何かを考えられるような時間がほとんど無い。
人間は、外からの刺激を全部受け入れていたらとてもじゃないけれど耐えられないんです。色々な人がいますから、感覚が鈍い人もいれば、鋭い人もいて、刺激を敏感に受けとめてしまう人もいるんです。例えば、精神疾患の患者さんなんかは、極端に感覚がシャープで外からの刺激を受け入れすぎてしまうことが多いと言われています。そのため、うまくバランスがとれなくなるのかもしれません。
そういった点でいえば感覚の鈍い方が楽でしょうが、逆に言えば芸術やスポーツの世界なんかでは、感覚の鋭さがものをいうでしょう。だから、それ自体はどちらが良いというものではないのです。
ここでスマホの話に戻りましょう。
もとの性質が鈍かろうが鋭かろうが、スマホを使用すると、外からの刺激を強烈に受けて情報を増やしていますよね。だから、もともとは鈍かった人だって、ずっとスマホに触れていれば情報過多になって、心のバランスが崩れる可能性があるんです。ましてや、もとから感覚の鋭い人は刺激がさらに増えるので、良いわけがない。しかも、大量の刺激に幼いころから曝され続けて...要するに、世の中の刺激が強過ぎちゃう。大学でも、「たくさん情報に触れましょう、集めましょう」という雰囲気になっていますけれど、どうも話が違うな、と僕は思っています。
そういった意味では、授業の履修も、全てのコマを埋めてしまうのではなくて、ある程度空き時間の余裕を持った方がいいですよね。
ちょっと話がそれてしまうかもしれませんが、僕は、人生で一番大切なことは「どれだけ忘れるか」だと思っています。
必要なことは、必要な時に聞いて判断できればよくて、終わったら忘れてしまえばいいわけで。
紙に書いておけば覚えておく必要もないし、今は便利ですので他にも記憶媒体はいくらでもありますしね。
大事なのは判断力だと思うんです。
判断する過程で色々考えますので、そういった意味では思考力トレーニングのためにある程度の知識は必要かもしれません。
でも、そこで大事なことは覚えた知識の量ではなくて「考える力がついているか」ということなんです。
仕入れた知識の多くは、大概一生使わない(笑)
実はもうほとんど必要ないことが多いんですから。
何もしていない時に考えを巡らせていると、それが溜まって良いアイディアが生まれることがあります。
色々考えてしまって、眠れない夜を過ごすことはありませんか?
眠れないことに焦って睡眠薬を飲む人もいますけど、僕はあの時間こそとても大切だと思っています。
僕も、夜なかなか寝付けないことがありますが、その時考えたことを枕元においたメモに書き留めておくようにしています。昼間パソコンで書き直すと結構いいアイディアがあったりして、論文ができあがることもあります。全部じゃないですよ、9割方はダメなんですけどね(笑)でも1割あれば十分でしょう?やっぱり、他から刺激を受けずにピュアに頭が回転しているんだと思うんです。
何もしない時間が大切だということは、要するに、外からの刺激を止める時間を作ろうということですね。
■■■ お薦め本 ■■■
『 心の脳科学「わたし」は脳から生まれる 』
坂井克之著 中公新書
持田先生はこんな風に仰っていました。
「僕は哲学屋であって、心理学者や精神病理学者、脳科学者ではないのですが、この4つの分野は互いに互いを無視できないんです。この本はその中でも脳科学者の書いた本です。
簡単に言えば、脳と心の関係について「心とはなんだろうか」という話です。ただ、この本の著者は科学の限界をわきまえていますね。
脳の仕組って、わかっていないことが多いんです。分からない部分について、ああでもないこうでもないとみんなが考えているわけです。」
あなたも、人の心と脳の不思議にせまってみませんか?
■■■ 今日の一枚 ■■■
今日の一枚は、"先生の趣味"
立山 真砂岳周辺にて
先生のご趣味は登山です。
この日は素晴らしい紅葉で、ライチョウに迎えられながら山を満喫した持田先生。
ですがなんと、この日は御嶽山の大噴火があった日だったのです。
翌日下山して新聞を読んだら、御嶽山の噴火の記事が目に飛び込んできて、大層驚かれたのだとか。
学生から「先生大丈夫ですか!?」という心配メールが届いて嬉しかったそうです。
気付かないうちに既存の常識にとらわれて、苦しくなっていませんか?
眠れぬ夜を過ごしていませんか?
そういう学生の皆さんは、是非持田先生の研究室の扉を叩いてみましょう!
自分の殻が破れるかも!?
加えて先生の素晴らしい山登りの写真を見たら、心洗われること間違いなしです!
次回の★Bridge★も、お楽しみに!
チョッパー子4年生中心の回
秋学期オフィスアワーのご案内
NGU生のみなさんこんにちは!
教育学習センターです。
秋学期も、お忙しい先生方にオフィスアワーの時間を設けていただきました。
日頃の勉強に関することについてはもちろんのこと、その他にも相談ごとなどあったらぜひ活用して、
学生生活に生かしくださいね。
■バレーボール全日本女子の強化選手だったと伺いましたが。
大分昔の話ですが(笑)もともとは私のファンレターから始まったんです(笑)
■ファンレターから?
私は、もともと陸上をやっていたんです。
バレーボールをやると決めたころ、あるチームの選手にファンレターを送っていたら、その選手が自分のチームの監督に「こんな子が名古屋にいるらしいよ」と話してくださったみたいで。返事がくると思わないじゃないですか、ファンレターなんて。なのに、自分がファンレターを送っていた選手のチームの監督さんから手紙が来て...「なんで監督!?」って驚きました(笑)よく読んだら、選手スカウト的な内容で。
私がそのファンレターに「妹もいる」と書いたから、妹も巻き込んで。まぁ妹は怒りますよね、「お姉ちゃん、私に無断で勝手に私のこと書いたの!?」って(笑)
■当時妹さんはバレーをされていたんですか?
「お姉ちゃんがバレーするなら、私もしようかな」くらいのノリですよね(笑)
だから、バレーで苦しい場面になると、よく怒ってました。
「私はバレーする気なかったのに、お姉ちゃんがっ!」って(笑)
■スポーツの得意なご家族なんですね。
うちは、身長が高い家系なんです。
両親が、「うちの子たちは大きくなるから、長身でスポーツができないのはかわいそうだ」という発想だったようで、小さいころからよく運動をしていました。
でも、スポーツは気持ちいいですし、今振り返ったときにスポーツというキーワードで人生を歩んでこられたのは本当に良かったと思っています。
いろんなさわやかな方とも出会えますし。
先生は、TULLY'S COFFEEにはまっているとのこと
教職を目指す学生には、中学校や高等学校といった学校現場で教員として働くために大事なことを少しでも伝えられたら、と思っています。
実技に関して言えば、自分の携わる競技の特性や面白さについて、少しでも深く理解してほしいと思っています。
どんなスポーツをするにせよ、「ああなりたい!」という憧れがあるから、続けられるんだと思います。ですから、本人にとってそれが本当に面白くて、楽しくて、ずっと続けていきたいと思えるスポーツになってくれたら嬉しいですね。
■スポーツの良さとは?
1つの目標に向かってみんなで競いあえるという点で、スポーツは非常にいいコミュニケーションツールです。ルールを共有していれば言葉がいらず、どんな国際感覚でも共にプレーできますし、ルールを少し変更すれば、弱い人でも強い人でも一緒にコラボできるという特性があります。
「できる・できない」、「早い・遅い」、「強い・弱い」に関わらず、そこに集まった人たちがその種目を楽しめるといいよね。
■教える側になって苦労された点は?
私は、以前高校の教員をしていました。
女子を教えることが多かったのですが、私がバレーをやっていたことを知っている生徒には「バレーをやってきた先生だからできない子の気持ちがわからないんだよ」という目で見られながらのスタートになることがありました。その垣根をどう崩していくのか、ということは、苦心した点です。
それと、「そんなことはできて当たり前でしょ。」とは絶対に言ってはいけないということです。
先生の一言や一つの事情でスポーツ嫌いになることもありますので、嫌いになるきっかけを絶対に与えないように気をつけますね。もちろん、どれだけ気をつけていてもうまくいかないこともありましたし、失敗ばかりですけれど、それが理想ですよね。
■先生のご指導で、学生がやる気を出すきっかけになった例はありますか?
やる気がでてきた、という定義が難しいですけれど、スポーツが苦手そうだった学生が、サボることなく授業に参加するようになったのを見ると、嬉しいですよね。
きっかけはわかりません。
後から聞くと、へー、そういうきっかけで?という理由もあって。
「先生のあの言葉がきっかけだったよ。」とか「先生とこういう風にしたとき初めて分かったよ。」とか、色々なパターンがあるので、『これをやればうまくいく』ということはないです。
基本的にスポーツを好きになってほしいので、「下手だ」とか「ダメだ」ということを言わないようにしているんです。最後の授業が終わる時に、学生が「よかった」という顔をするのが見たくて、ああでもない、こうでもないと考えながら授業をやっています。
いつでも豆が挽けて、おいしいコーヒーが飲めます★
■ゼミはどんな風に運営されていますか?
私のゼミは、将来教員になりたい学生や、スポーツの中でも特に球技に興味がある学生が多いです。コミュニケーションをとりながら、議論してお互いに高め合っていけるゼミになればいいなと思っています。気軽に研究室に集まって気軽に話せるような機会を大事にしたいですね。
ゼミの時間は、なるべくゼミ生同士コミュニケーションがとれるようにしています。
スポーツイベントをみんなで見に行くこともあるんです。キリンカップ(サッカー)やバレーの試合を見に行ったこともあります。
せっかくなので、大学の中だけでスポーツをするのではなく、スポーツ観戦から得られるものがあるといいと考えています。スポーツの生観戦は楽しいですから、みんなはしゃぎますね。
■球技に興味がある学生が多いという事ですが、球技は団体競技ですよね?
どのように研究ご指導されるのでしょうか?
例えば、ゲーム内容の分析は研究方法の1つですね。
勝つチームのデータを分析して、勝ち負けにどんな傾向があるか、どんな技術が優れていると勝率が高いのか...そういったことをビデオなどの資料から分析するんです。最近では、インターネット上にも参考になる映像が沢山ありますし、球技は戦術研究をすると面白いですね。
また、体育の教員になりたい学生もいるので、中高生の運動部活動について、教員の多忙化や行き過ぎた指導による体罰などの問題をどのように是正して言ったらいいのか?というところに焦点を絞って研究してみたりします。
■先生のご研究について教えてください。
私は、スポーツをする学生が主体的に・自主的に活動することが、自信を持っていいパフォーマンスをする近道だと思っています。よいパフォーマンスをするために、メンタル面を含めて、周囲がどのように選手のサポートしたらいいのか、といったことを研究しています。
スポーツにも色々な弊害がありますし、やればやるほど体にも心にもストレスが溜まることがあります。でも、スポーツをすることによって、自己肯定感や自尊心を育むことはとても大切ですし、スポーツを通じて素晴らしい人が育ってくれたらいいという思いが常に私の中あるから、この研究をしているのだと思います。
■今名学生に伝えたいことは?
ルールや競技の特性は大事ですね。体育の教員になりたい学生は、そういったところを分かって卒業してもらいたいですね。
せっかく名古屋学院大学のスポーツ健康学部を卒業するので、スポーツと一生涯関わることができるための学びをしてほしいと思います。
私は今、バレーボール協会の事務局長をしています。運営にあたって、多方面の様々な方たちにお手伝いをしてもらっています。300人くらいでしょうか。月~金曜日はお仕事を頑張って、土日は各種の試合で審判をしてくださったり、会場へ行ってコートを作ってくださったり、小学校に出向いて指導してくださったり、様々な形で協力してくださるんです。
スポーツを共通項として、社会人としての仕事とは違う場所で競技の運営・普及に携わり、楽しい出会いと繋がりがうまれているんです。
本学の学生たちも、最初はプレイヤーかもしれません。でも、将来的に支える側・育成する側と形を変えて、そのスポーツに生涯たずさわっていける、そんな風になってほしいですね。
■■■ お薦め本 ■■■
「スラムダンク勝利学」
辻秀一著 集英社インターナショナル
漫画の中には、スポーツ指導のエキスがある!
「この本を読んでから本家のスラムダンクを読んだら、めちゃくちゃ感動して、
良くできているなと思いました。スラムダンクは名作!」
ということで、この一冊をご紹介いただきました。
■■■ 今日の一枚 ■■■
今日の一枚は、"先生のはまっているもの"
TULLY'S COFFEE にはまっているという廣先生。
年初めに売り出される福袋には、干支の絵の描かれたマグカップが入っているのだそうです。
シンプルで優しい色合いがかわいい♪
お勧めはピッコロバンビーノとハウスブレンド。
なかなか店舗が無いのが残念とのこと。もっと店舗が増えるといいですね。
できることもできないことも全部含めて、自分が今すべきことに全力で向き合ってこられた先生お話は、とても面白くて、聞いていて清々しく、かっこいいです。先生は学生のみなさんに伝えたいことをご自分で体現なさっているな、と感じました。
廣先生のように、自分が一生携われるものに出会いたい学生のみなさん。先生の研究室の扉をたたいてみてはいかがでしょうか。
次回の★Bridge★も、お楽しみに!
チョッパー子4
商学部 岡本 純(おかもと じゅん)先生です。
お話を聞かせてくださっている先生は、こんなに穏やかな笑顔なんです↑
「ホイラーの法則 ステーキを売るな シズルを売れ!」
E・ホイラー著 ビジネス社
先生の身の回りには、そこここに"USA"が!
■■■ 今日の一枚 ■■■
今日の1枚は、 " 先生の趣味 " です!
車(特に改造)
先生のデスクトップの画像です↑
真ん中の赤い車はGolf。愛情を持って改造した愛車でしたが、
走行中にエラーに次ぐエラーが出るようになり、
部品を全て元の規格のものに直して手放したそうです。
NGU生のみなさんこんにちは!
教育学習センターです。
みなさんは、各学部が学内外に公開している講義や講演会があるのをご存知でしょうか?
今回は、6月の公開講義・講演会をご紹介します。
他学部主催であっても、公開されていれば聴講できますよ!
★6月8日(金)3限、曙303教室 学内公開講義「世界遺産と保全」開催!
アジア保健研修所(AHI)職員 高田弥生氏にお話を伺います。
NGU生は聴講可能です!
★6月12日(火)4限、希403教室にて学内公開講義「地域ブランド論」開催!
株式会社博報堂関西支社アカウントディレクターの加藤正明氏にお話を伺います。
NGU生は聴講可能です!
★6月15日(金)3限、曙101教室にて一般公開講演会開催!
テーマは、「旅は学びの原点!~人との出会いで人生を豊かにしよう~」。
留学中はどう過ごす?帰国後は経験をどう生かす?
経験を活かしてより豊かな人生を送るヒントをもらっちゃおう!
★6月27日(水)14:00~16:30(13:30開場)、希201教室にて一般公開講演会開催!
テーマは、「ESDと継続可能な開発目標SDGs」。
本学特任教授で第8代ユネスコ事務局長の松浦晃一郎先生の講演が聞けちゃいます!
学生グループによるプレゼンテーションも予定されています。
<法学部生対象>
★6月21日(木)5限、翼303教室にて2018春翼法律研究会特別セミナー開催!
今回は、就職先として希望の多い現職公務員(三重県警、四日市市消防本部、豊明市総務部)の方々からお話が聞けます。興味のある法学部生のみなさん、是非参加してくださいね。
CCS掲示板にも情報が随時流れていますので、チェックしてみてくださいね。
興味のある公開講義・講演会には積極的に参加して、あなたの世界を広げましょう!
チョッパー子
学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・
商学部学部 川﨑 めぐみ(かわさき めぐみ)先生です。
川﨑先生は、2018年4月現在「日本語表現」「日本語表現上級」などの科目を担当されています。
それでは、先生の思いをご紹介★
■■■ どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨んでいらっしゃいますか? ■■■
■自分の授業から得て欲しいことは?
言葉の学問は、実学と基礎研究の中間なんですよね。
実際のコミュニケーションに必要な"ツールとしての言葉"と、
ある言語の文法がどのような組み立てになっているか考える"基礎研究としての言葉"があって。
そもそも「日本語表現」という科目自体が、レポート作成や卒業論文作成といった大学生活に
必要な日本語や、今後の社会生活で必要になる日本語の表現方法を学んでいく授業ですので、
実学的な側面に焦点を当てることが多くなりますけれど、言語の面白さって、そこじゃない(笑)
文法と聞くと、「難しい」と思うかもしれませんが、実際にはパズルというか、
法則性を解き明かしていく過程が面白いんですよね。
特に、私の専門は"擬音語・擬態語"っていう未開拓分野なので、
未知の法則が明らかになっていくのは、本当に面白いんです。
言葉の組み立て方を学ぶことは、実生活には役に立たないかもしれませんが、
論理の基礎にもなります。
言葉は論理そのものですし、言葉そのものの仕組にも目を向けてほしいと思っています。
「文法は嫌だ。」って毛嫌いしないで、面白いと感じてもらえるようにしたいな、と
思っています。
■先生が、言葉の面白さに気づいたきっかけは?
学生時代に、方言の研究で卒業論文を書こうと思ったんです。
「どんな素材がいいかな?」と考えた時に、私の母親が変な言葉を使うと気づいて。
母は、やたら擬音語・擬態語を使うんです。
これを研究したら面白いんじゃないかと思ったんです。
いざ研究を始めてみると、方言の擬音語・擬態語はほとんど知られていなくて。
そんなきっかけで擬音語・擬態語という未開拓分野に分け入っていくことになりました。
それから、未知のモノに突入していく面白さに目覚めたというか(笑)
一方で、言葉の仕組みの面白さに気づいたのは、授業で使われた文法本がきっかけでした。
文法を詰め込むのではなく、自分で文法を発見するスタイルのテキストだったんです。
学校文法を当てはめていけば大体は説明できるけれども、それだけでは矛盾が生じる例を
扱って、その矛盾部分の文法にも説明がつく理論を考えていく、といった授業でした。
その法則性を見つけるのが、ものすごく面白かったんですよね。
音声学の授業も面白かったですね。
この音とこの音に挟まれた時に、真ん中の音が変化する、とか。
いくつかのパターンや法則をみつけて、その法則を最もシンプルに表すように記述をせよ、
といった問題が出るんですが、シンプルに、美しく説明できたときの快感といったら(笑)
数学の解き方に似ているかもしれませんね。
そんなキッカケがあって、言葉にのめり込んでいったんです。
■授業では、言葉の面白さに気づくような工夫をされているのですか?
それがなかなか難しくて。
2018年度は、なるべく学生が自ら考える形式のものにしようと考えています。
私の授業を履修している学生が「日本語表現の授業って、英語みたいだ。」と
言っていました。「国語の授業っぽくない。」と(笑)
高校までは、授業中に与えられたものを読み解くだけ、ということが多かったと思います。
県によっては、高校入試に国語文法が出題されないところがあるんです。
そうなると、まず中学の授業で文法はやらない。
読解のみで、しかも先生が黒板に書いたことを丸暗記すればテストの点が取れる。
「国語は暗記だ!」なんて仰る先生もいるくらいです。
そうなると、後々困るのは誰かというと、学生なんですよね。
大学までに学んでおくべき内容を補える授業になっていますが、できれば、
言葉の面白さを発見していける授業にできたらいいと思っています。
■授業は、どんな風に進めていますか?
今は、テキストに沿っての問題演習が中心です。
授業中に問題を解いて、基本的に全員に当てます。
前回当てなかった学生は今回優先的に当てる、という具合です。
作文は、2018年度は漢検協会が実施している文章検(文章読解・作成能力検定)の書き方、
考え方を取り入れて行っていく予定です。
大学では、トップダウン式ではなく、学生がお互いに添削しあうようなものがいいと
考えています。
隣の人のリアルな作文が見られることで、お互いに高め合えるんじゃないかと。
そのほうが気づきが多いだろうと思って、テキストを作っている最中です。
■川﨑ゼミはどんなゼミですか?
私のゼミは、言葉に関するものであれば、どんなテーマで研究してもいいということに
しています。
2018年度のゼミ生はコミュニケーション能力に興味のある学生が多いので、コミュニケーションに
焦点をあてて進めていこうと考えています。
例えば、店舗でのコミュニケーション...お客さんと店員の会話や店員同士の会話において、
言葉遣いがどう違うのか、とか。
先行研究はありますが数は多くないので、色々な事例を集めて「こうなっている」と理論的に
説明できれば、一つの成果になりますね。
それと、コミュニケーションが苦手な人が、どんなところに苦手意識を持っているのか明らかに
していけるといいと思っています。
どこにつまづいているのか、コミュニケーションの得意な人と苦手な人の会話はそれぞれどんな
特徴があるのか、言葉の使い方・タイミングはどう違うのか、といったことを観察できると面白い
ですね。
また、内省力を磨けるようにしたいですね。
内省力...自分のことを振り返るって、就職活動でも大切ですからね。
内省力の有無は、案外頭の回転の良さに直結してるように感じます。
自己評価が低い学生が多いので、まずは自己評価を上げてほしいですね。
私自身は、「ゼミ」に所属したことがないんです。
私が学んだ大学では、「研究室」という巨大な組織があって、留学生を含めて100人近くが所属
していました。
内容としては演習に近くて、毎週2・3人ずつ自分のテーマについて報告し合っていました。
学部生時代はほとんど訓練でしたね。
例えば、崩し文字を普通の文字になおして、その中から1つ言葉を決めて、
平安初期から現在までの辞書類や文学作品に使われている例を全て拾っていくっていう
訓練もしていました。
■今学生であるNGU生に伝えるとしたらどんなこと?
「考えろ」かな(笑)
ゆっくり時間を取って考えることができるのは、大学の時だけです。
「色々な物事に対して、じっくり、深く考えなさい。」と伝えたい。
授業の中に、様々な気づきが、絶対にあるはずなんです。
先生は、90分間ずっと話しているでしょう?
あれを文字にすると、とんでもない量になるんですよ。
「あーつまんないなー。」じゃなくて「何かないかな?」と、
普段から探求して考えるようにしてほしいし、そうでないと授業ってつまらないですよね。
最近思うのは、じっくり、深く、色々と発展させて考えているときは、
欲しい情報が向こうからやってくるということです。
たまたま手に取った本に、本当に必要な情報が書いてあることがある。
"セレンディピティ"って、聞いたことがあるでしょうか?
"偶然の幸運"と訳されるんですが、セレンディピティのやってくる確率が本当に上がるんですよね。
ですから、普段から興味を持って、自分の好きなことを突き詰めてもらいたいです。
あと、「授業で先生たちが使っている『カッコ良さげな言葉』は、どんどん使っていこう!」
変な使い方をしても許されるのは、大学生だけだから(笑)
大学は色々試してみる場ですし、知的な言葉のやりとりができる仲間がいますからね。
使うことによって使い方が身についていきますし。
先生から仕入れた、普段使わないような言葉を使ってみるといいと思います(笑)
■■■ 今日のお薦め本 ■■■
「日本語の科学が世界を変える」
松尾 義之 著/筑摩選書
「英語、英語」ともてはやされますけれど、日本語によって生まれる気づきがあります。
英語にはない発想によって、ノーベル物理学賞を受賞した京都大学の増川先生のお話です。
授賞式では、挨拶の初めに言った"I'm sorry, I cannot speak English."以外は、
全て日本語で喋ったそうです。
グローバル化の中で、そういう多様性ともいえる部分は無視されがちだけれど、
日本語にも目を向けてほしいなと思い、その意味でこの本を選びました。
日本語には漢字があって、その漢字の組み合わせで新しい概念を作ることができますよね。
そのおかげで、日本語だからこその気づき・概念があるんです。
日本語の文法は、室町時代から、俳句や歌の作り方といった視点から言葉の使い方が研究され
始めました。
"国学"とか"本居宣長"とか聞いたことありませんか?
その流れを汲んでいるのが私たち国語学の研究者です。
日本語学ではなくて、国語学という流れだったんですね。
もちろん英語、外国語にも同じことが言えて、英語には英語独特の発想があり、
言語学として研究発展してきました。
今、ちょうどそれが融合しつつあるというか、お互いに気づきを与えているんです。
世界では、日本語で書かれた論文は読まれないかもしれませんが、
日本語で書かれた研究の蓄積はものすごい分量なんです。
それを全部英訳したら、世界に対するインパクトはものすごいことになるはずなんですよね。
どちらか一方ではなく両方必要なんです。
韓国の釜山で日本語を教えていたことがありますが、韓国では、英語あるいは日本語を介してでないと、
なかなか研究ができないという分野もありました。
マレーシアなど東南アジアでは、「学問の言葉=英語」というような風潮があります。
研究に日本語はいらないという風潮になってきていますが、
普段から使っている言葉は心の底からにじみ出てきたものですから、大きな気づきになりやすい。
身近な言葉で研究できるということには、とんでもないメリットがあるんです。
ですから、「漢字、めんどくさい!」って思わないで、身近な物の価値に気づいてほしいです。
■■■ 今日の一枚 ■■■
今回は、" 猫グッズ "のご紹介です!
コミカル猫スタンプ&招き猫↑
先生は、猫がお好きなのだそうです。
よく見ると、先生の研究室は"にゃんだらけ"。
授業で使うプリントにも、このスタンプを使うことがあるそうです。
猫たちが、先生の忙しい日々を癒してくれているのですね!
身近でありながら、謎の多い"言語"という迷宮に興味がある!そして、猫に目が無い!という学生のみなさん。
素敵な笑顔の川﨑先生が、未知の世界へと優しく案内してくださるかも。
是非、先生の研究室の扉を叩いてみてください!
次回の★Bridge★も、お楽しみに!
チョッパー子
2018年3月20日、
今年もたくさんのNGU生が巣立ちの時を迎えました。
生憎の天気となりましたが、
それを吹き飛ばす卒業生のみなさんの笑顔で、
学内は華やいでいました。
共有した時間の分だけ、様々な出来事が思い出としてよみがえってきます。
ご卒業おめでとうございます。
卒業生のみなさんの歩む道に幸多からんことを、お祈りいたします。
チョッパー子