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2017年10月23日

中期(延長)留学報告(マキーワン大学 大場 智裕)

私を成長させてくれたカナダ
 私はカナダのエドモントンにあるMacEwan Universityに約10か月間留学をしていました。私はこの場所とこの大学で数え切れないほどの新しい経験をし、いろんな人種の人たちに会い、日本の文化とは全く違う、カナダやアメリカや中国など、他にもたくさんの国の文化を直に感じ、私を大きく成長させることができました。ここでは私の大学生活と私の体験したカナダ特有の異文化体験、そして私の大好きなカナダとアメリカの旅行について書きます。

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 まず1つ目は、大学生活についてです。私の留学していたMacEwan Unversityには3つのキャンパスがあり、私が履修していたESLのクラスはAlbert College Campusで行われていました。このキャンパスは、主にESLのクラスのために使われています。ここのキャンパスの特徴として、英語を習得するためにいろんな国からの留学生や移住してきている人たちがいます。そのため、ここには本当に多くの国の人たちがいて、更に年齢層も様々で、私たちのような留学生もいれば働きながら英語を学習しているおじさんやおばさんなどもいました。

 私が履修していたクラスには、およそ16か国もの国の人たちが一緒に英語を勉強していました。私にとってこのような環境は全く予想していたものとは違い、初めは戸惑いと不安でいっぱいでした。友達はできるのかとか、それぞれの国特有の英語のアクセントで英語が更に難しく聞こえ、コミュニケーションが取れるのかなど多くの不安がありました。

 しかし、私のクラスメートたちはいつも優しくフレンドリーに声をかけてくれたり、授業で分からないところを教えてくれたりなど、常に親切に接してくれました。そのおかげで、戸惑いや不安はなくなり、逆に留学生活は楽しいものになりました。またこのESLのクラスでは、ほぼ毎回のようにグループディスカッションがあり、週1回のペースでプレゼンテーションがあり、その中にはグループプレゼンテーションもありました。それらの活動をする際に、トピックがカナダの歴史や良いところ、また、各国から来ているクラスメートの自国紹介などを通して、カナダや他国の文化や言語に触れ、学習することができました。これが主に、ESLのクラスで体験して学んだことです。


 また、MacEwan UniversityのメインキャンパスであるCity Center Campusも、毎日ESLのクラスが終わった後に行っていました。このキャンパスはすごく大きく、大学を端から端まで歩くとおよそ20分かかります。このキャンパスには様々な学部があり、ここにはMacEwan Universityの本学生が通っているので、カナダ人や英語を第一言語または第二言語で話す学生しかいません。

 また、このキャンパスにはTimHotonやStarbucksなどのカフェや広大な図書館もあり、他にも勉強するためのソファや机が数え切れないぐらいありました。そのうえ、設備のかなり良いジムやプールがありました。そのため、このキャンパスに来ては、宿題をやったりジムに行ったりプールに行ったり、友達と待ち合わせして遊んだりなど、授業後の遊び場やリラックスするために毎日行っていました。

 また、私はWinter Termから週2でビジネスクラスに参加しました。その授業はレギュラーのクラスで、ESLのクラスよりも遥かに難しく、毎日先生に質問をして何とか理解してついていけました。しかし、このクラスのおかげで、新しく友達ができました。また、週に1回バドミントンとドッジボールのクラブにも入り、友達がたくさんでき、英語を話す機会もかなり多くなりました。従って、私はこの大学生活で数え切れないぐらいの良い体験をして友達ができ、すごく良い大学生活でした。

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 次に、カナダの文化やイベントについて紹介します。私は、ホームステイをしていて、カナダ特有の文化を体験することができました。まず、私のホストファミリーは、すごく親切でフレンドリーなファミリーです。私のホストファザーはネイティブアメリカン、ホストマザーはフレンチカナディアンで、ファザーからはネイティブアメリカンの話や子供の頃の話をよく聞きました。

 また、マザーからはフランス語やカナダのフランス教育など、いろんなことを学びました。他にも、本格的なバーベキューをしたり、週2ぐらいのペースでホームパーティーを開いたりしていました。サンクスギビングには、ターキーやパイを食べたり、クリスマスにはプレゼントをもらったりなど、ホームステイのおかげで多くの文化やイベントを体験することができました。また、ハロウィンには、友達と一緒に近所にトリックオアトリートをしに行くなど、日本ではできない体験をたくさんしました。


 そして最後に、カナダとアメリカの私の旅行について紹介します。私はカナダで何回か旅行をしました。そして、訪れた場所すべて素晴らしい場所でした。

 まず私は、アルバータ州にあるバンフ国立公園に3回も行くことができました。ここバンフにはロッキー山脈が連なっていて、その麓には壮大な自然が広がり、美しい湖が何個も存在します。ここは本当に、カナダの自然を直に肌で感じることができる素晴らしい場所です。そして何よりここバンフでは、山登り・ハイキング・ラフティング・ホースバックライディング・ドッグスライディング・スノーボーディングと、約1年間を通して様々なアクティビティを体験することができ、私はその多くを体験できたのでとてもラッキーでした。バンフは、私の中では1番カナダを感じられる場所だと思います。


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 そして次に、イエローナイフです。ここは、世界で1番オーロラがきれいに見える場所として有名です。ここには3日間滞在し、1日だけとてもきれいなオーロラを見ることができました。また、ここでは現地の人たちの厳しい寒さをしのぐための独特な文化と暮らしを体験することができました。2月にはバンクーバーにも行きました。バンクーバーは海が近く、街の雰囲気や文化はエドモントンとは全然違いました。


 そして最後に、アメリカのディズニーについてです。私はディズニーが大好きで、留学に行く前からアメリカの本場のディズニーランドに行きたいと思っていて、ついに行くことができました。アメリカのカリフォルニアのディズニーパークは日本のディズニーランドとは違って、他のゲストも小さい子を連れた家族連れがほとんどで、パーク内の大きさも日本とは違い、楽しむことができました。このように、私は留学を通していろいろなところに旅行することができ、新しい発見や改めて自分が好きなものや目標を確認することができました。

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 私はMacEwan Universityでの留学生活やカナダを通して、多くの新しい経験をして、いろいろな文化を学びました。また、留学を通して、自分を大きく成長させることができました。



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2017年10月 6日

中期留学報告(マキーワン大学 水野 佑香)

留学を通して成長したこと

 MacEwan University のESLの生徒として、3ヵ月間学校へ通いました。MacEwan Universityは、カナダのアルバータ州にあります。日本に比べて紫外線が強くて、冬が長いです。特にエドモントンは、とても乾燥していて紫外線が強いと、出発前に調べていました。私は、日本から乾燥や紫外線対策の準備をしていましたが、想像していたよりもひどく、日本のものでは全然対応できませんでしたし、最後までとても苦労しました。紫外線のおかげか、気温の割に暖かいです。こちらで暮らしている人は、半袖やノースリーブを着ていますが、私は約4ヵ月エドモントンで暮らして、一度も着ませんでした。


 初めて学校へ行くと、年上でさまざまな国の人たちがいました。私は、自分と同じ状況の学生たちばかりだと思っていたので、本当にびっくりしました。彼らは移民として何年も前からカナダに住んでいるので、すでに英語を話したり聞いたりすることはできます。しかし、私は学校の先生やCDなど、日本ではきれいな英語しか聞いていなかったので、移民の方たちと会話をすることは、とても大変でした。それに比べて、カナディアンの英語はとてもきれいです。しかし、とても速いです。今までテストなどで聞いていた速度よりもかなり早くて、自分がここまで聞き取れないのかという驚きと、カナダで暮らしていくことに不安を感じました。また、ゆっくり話してもらえますかと話しても、20秒後にはゆっくり話すことを忘れています。


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 英語力は、特にリスニングが上がったと、授業でも普段の生活でも感じていました。ルームメイトと初めて会ったときはゆっくり話してもらい、さらに何度も言い直してもらってやっと理解できていましたが、ある程度スムーズに理解できるようになりました。さらに、リスニングのテストでも、だんだん点数が上がっていきました。私にとって一番の問題は、スピーキングでした。私の場合、言いたいことが英語で言えないときはもちろんですが、それよりも自分の意見や言いたいことがなくて、話すことがないというのが、人と話す時に本当に苦労します。日本にいるときから、自分の意見や感想を言葉にすることや表現することがとても苦手で、感想文や意見を言い合うグループワークにも、苦手意識を持っていました。そのため、"自分の意見をしっかり持てるようになること"を、カナダに来てからずっと課題にしていました。少しは考えが持てるようになったかなと、そこでも成長を感じましたが、正直、まだまだでした。例えば、リーディングとライティングの授業で、自分の好きな食べ物について時間内にできるだけ多くの文章を書く、という授業をしました。自分の好きなことについて書けばいいだけなのに、私はプリントの半分ほどしか書けませんでした。隣の席のコロンビア国籍の人は、私の3倍ほど書いていて、自分はまだまだたと感じました。どの授業でも、自分の考えや意見を聞かれることがたくさんありました。質問の内容は分かっていても、本当に意見が出てこなくて、悔しい思いをたくさんしましたし、話す機会を失っていたと思います。


 約3ヵ月間努力をしていましたが、やはり自分はまだまだだと感じる出来事がありました。それは、スピーキングの授業のテストです。テストの内容は、始めに先生が誰が発表をするかくじを引き、当たった人はお題を決めるためにくじを引きます。その後1分間の準備時間を与えられ、すぐに発表をしなくてはいけませんでした。自分がいつ発表するかも分からず、準備の時間も短く、このテストにはとても苦労しました。一度授業で練習をしましたが、私は難しい質問ではなかったにも関わらず、準備時間からずっと頭が真っ白でした。結果、YesかNoで答えた後は、数文付け加えるだけの本当に悲惨な発表となりました。


 練習からテスト当日まで数日しかなかったので、自分の意見を持つようになるには、あまりにも時間が足りませんでした、テスト当日まではとにかく、友達と授業内容を振り返り覚えて、分からない事はお互いに教え合いました。私は、言葉を多く言うことは無理だったので、お題に沿ったことを正確に伝えられるように努力をしました。当日は、流暢に自分の意見を話すことはやはりできませんでしたが、お題に沿った発表をすることができたと思います。


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 エドモントンに住んでいる間、私は寮に住んでいました。始めは、学校へ通い家事をすることで、いっぱいいっぱいでした。しかし、それに慣れてくると、学校が終わった後と休日が、とてももったいないように感じました。なぜなら、英語をほとんど使っていなかったし、出かけることも少なかったからです。ルームメイトは月曜日から木曜日の朝までしか寮で過ごすことがなく、午後からは授業、私は授業が毎日朝の8時から12時20分までだったので、寮にいるときは一人の時間が長く、ただ部屋にいることが多かったです。そんな時に、アドバイザーにボランティアをしたいと話しました。


 まず始めに私は、MacEwan University のオープンキャンパスのボランティアをしました。友達と参加をしましたが、ESLの生徒は私と友達の二人だけでした。私が担当した仕事の内容は、入り口付近に立ち、入ってきた人たちにMacEwanのグッズを渡し、目的の場所へ案内をすることです。オープンキャンパスへ来た人たちは、私がESLの生徒だと知らないので、ボランティアの服を着ているだけで、どんどん話しかけてきます。もちろん答えられない質問もありましたが、他のボランティアの方たちがすぐに助けてくれて、無事にボランティアを終えることができました。学校主催のボランティアでは、朝ごはん、昼ご飯、MacEwan UniversityのTシャツ、MacEwanグッズと、本当にたくさんのものをもらいましたし、ESLの生徒としてではなくMacEwanの生徒として頑張ろうと、自分から一番話しかけた良い機会でした。


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 私はいくつかボランティアに参加をしましたが、学校主催のボランティアよりも、外部のボランティアに参加をすることが良いと思いました。カナダは常にボランティアを募集しているので、気になる団体やイベントがあれば、訪ねてみると良いと思います。実際に私は、クラシックバレエに興味があったので、カナダで50年もの歴史があるアルバータバレエ団に、ボランティアをしたいとメールを送りました。その団体は、全くボランティアを募集していなかったので、断られるだろうと思っていましたが、私がネイティブのように英語を話せないということも考慮して、あっさり受け入れてくれました。さらに、ボランティアに参加をした人全員に、当日の公演チケットを配っていましたし、そこで出会った人と連絡先を交換して、仲良くなることができました。もし、気になるボランティアがなくても、アドバイザーに尋ねると、さまざまなボランティアを紹介してくれていたと思います。ボランティアに参加をし始めてから、今まで予定がなかった週末が、とても充実したものへと変わりましたし、英語以外の様々なことを学ぶ良いきっかけになりました。


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 エドモントンへ留学した約4ヵ月間は、私にとって英語以外にも様々なことを学び、成長できた期間でした。始めは、年上の方ばかりで不安だった学校生活、言葉を十分に理解できない中参加したボランティア、日本と違いすぎる気候の中での生活など、思い出せばきりがないほど、多くの経験をすることができました。その中でも一番印象に残っていることは、現地の人々の温かさです。私は、留学して1ヵ月でケータイが壊れてしまいましたが、自分の使わなくなったケータイを貸してくれました。悩みを相談すると、解決しようと助けてくれたり、おいしいお店があると連れて行ってくれたりして、本当に4ヵ月間何度も助けられ、楽しませてもらいました。私は、苦労したことすらみんなと乗り越えた良い思い出になっていて、留学をしてから今まで一度も後悔したことはなく、とても良い4ヵ月を過ごすことができたと感じています。



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2017年10月 5日

中期留学報告(マキーワン大学 西川 翔真)

初めての一人暮らしin CANADA

学校

カナダのマキーワン大学では、ESLを3つ取り、毎日9時半から午後2時まで学校で勉強をしていました。1クラス80分で休憩が10分なので昼ご飯を食べる暇がなく、昼を買いに行くと遅刻します。カナダは移民の人に対して比較的寛容な国なので、クラスメイトも世界各国から来た人が多いです。また、年齢も自分たちが居た時は結構おじさんやおばさん等、年上が多かったです。そのため色々な国の人と話す機会を持つことができ、また様々なアクセントの英語を聞くことができ、これは他ではなかなか体験できないと思います。授業はもちろん全て英語で進み、クラスメイトとの雑談でさえ英語です。毎日同じ授業の繰り返しなので、宿題はその日の晩に片付けるのが基本でした。量はあまり出なかったですが、1つ1つが難しかったです。授業内ではペアワーク、グループワーク、本読み、これらのことをやり、現地の大学に入って授業を受ける準備という感覚で授業を受けると良いと思います。授業は基本的に座って話を聞いているだけでは、理解はできても参加できているという実感を得られません。それどころか疎外感を感じます。先生と生徒が授業を作る感じでした。一回発言してしまえば空気に慣れて発言できるようになります。間違えるより、黙っている方が恥ずかしいという日本とは違う空気でした。また、他の生徒も適当なことを言ったりしていたので、とにかく大きな声で先生にアピールするのが良いと思いました。

カナダのマキーワン大学では、ESLを3つ取り、毎日9時半から午後2時まで学校で勉強をしていました。1クラス80分で休憩が10分なので昼ご飯を食べる暇がなく、昼を買いに行くと遅刻します。カナダは移民の人に対して比較的寛容な国なので、クラスメイトも世界各国から来た人が多いです。また、年齢も自分たちが居た時は結構おじさんやおばさん等、年上が多かったです。そのため色々な国の人と話す機会を持つことができ、また様々なアクセントの英語を聞くことができ、これは他ではなかなか体験できないと思います。授業はもちろん全て英語で進み、クラスメイトとの雑談でさえ英語です。毎日同じ授業の繰り返しなので、宿題はその日の晩に片付けるのが基本でした。量はあまり出なかったですが、1つ1つが難しかったです。授業内ではペアワーク、グループワーク、本読み、これらのことをやり、現地の大学に入って授業を受ける準備という感覚で授業を受けると良いと思います。授業は基本的に座って話を聞いているだけでは、理解はできても参加できているという実感を得られません。それどころか疎外感を感じます。先生と生徒が授業を作る感じでした。一回発言してしまえば空気に慣れて発言できるようになります。間違えるより、黙っている方が恥ずかしいという日本とは違う空気でした。また、他の生徒も適当なことを言ったりしていたので、とにかく大きな声で先生にアピールするのが良いと思いました。

生活

8月の終わりから12月半ばまでマキーワン大学に隣接している寮に住んでいました。2人部屋でカナダ人のルームメイトと暮らしていました。ルームメイトと言っても、個別に部屋が与えられ鍵もついているのでプライベートなスペースは確保できます。ルームメイトとはたまに話したりして、自分の料理が余った時は、彼を呼んで一緒にご飯を食べたりしていました。また、ルームメイトがボクシングジムに通っていたので一緒についてき、2時間のきついレッスンを体験して来ました。部屋ですが、キッチン、冷蔵庫、トイレ、シャワー洗面所は共同で使用します。また、自分は入寮した日に$300払って、お引越しキットを買いました。調理器具、食器、ベッドシーツ、枕、毛布、は初日に確保できました。これらはもっと安い値段で後から揃えることができます。

隣人は自分と同じ立場の交換留学生でした。廊下等で会えば軽く話す感じでした。寮で暮らす利点は学校に近いことと、寮内にいると色んな生徒と会うので顔を覚えてもらいやすいことだと思います。しかし、寮にはシャワーしかなく、四ヶ月風呂に入ることができませんでした。どうしても暖かい湯に浸かりたい場合は、学校にあるホットタブ(温水プールのようなもの)に入るといいでしょう。また、トイレも日本のように機能がついているわけでもありません。洗濯機は1つのフロアに2台しかなく、タイミングが悪いと全然服が洗えませんでした。エドモントンは−10度くらいになる日もあり、かなり寒いですが、寮の窓は2重になっているしヒーターもしっかりついているので、ブランケット1枚でも暖かく眠れました。

失敗

着いた初日は空港での乗り換え、どのターミナルに行けば良いか等、旅行慣れしていないため時間がかかってしまいました。事前に航空券をしっかり見ておけば良かったと思いました。また、寮に着いて1週間くらいの頃いくつかイベントがありましたが、参加したもののあまり積極的に話に行けませんでした。しばらく経ってからは、とにかく色んな人に挨拶だけでもして顔を覚えてもらい、イベントで話しかけれるようにはなりました。そうやって、地道に顔を覚えてもらって話していました。あとは荷物を日本から持って行きすぎたため、現地でかなりの額のお金を使って日本に生活用品を郵送しなければいけませんでした。基本的に売っているものは同じなので、生活用品は現地調達が結局安くつくと思います。

友達

残念ながら、皆が自分を快く受け入れてくれるわけではありません。話しかけても冷たい反応をされることもありました。しかし、良い人が見つかるまで、とにかく声をかけ、その中から仲良くできそうな人を選べばいいと思います。自分は ESLにいるクラスメイトとよく遊びに出かけました。ゲームセンターに行ったり、ご飯を食べに行ったり、時には車を出してくれたりもしました。友達がその友達を呼び、少しずつ輪が広がっていきました。また、学内で開催されていたサッカーのリーグに参加していたので、その場でもチームメイトと作戦について話したり、一緒に走って汗を流しました。自分はサッカーを10年ほどやっていたので、かなり目立つことができました。もし自分に何か得意なことがあるなら恥ずかしがらず、それを前面に出し、調子に乗れると顔も覚えられるし、話しかけられやすくなると思いました。とにかく存在感をアピールすべきだと思いました。エドモントンは基本的にバスと地下鉄で、移動はなんとかなりますが、やはり車を持った友達を見つけると、行動範囲も広がると思います。自分は四ヶ月という短い滞在だったので、ようやく色々と交流の輪を広げられたかなと思ったら、帰国となってしまいました。

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2017年10月 4日

中期留学報告(マキーワン大学 高野 裕章)

留学生活を振り返って

カナダから帰国して2ヶ月が経った今、留学中に体験したことを私のその時の心情を踏まえながら振り返りたい。カナダに着いたばかりの頃は、これからの生活への不安で押しつぶされそうだった。海外経験の少ない私は空港で分からないことが多かった為、拙い英語で職員に尋ねたところ上手く通じず、あしらわれるような応対をされたことから、カナダの人に冷たい印象を覚えた。空港から寮に向かうバスの車窓から見える風景は私がこれまで楽しみにしていたものであったが、日本とは完全に異なる見慣れない景色は、より不安を掻き立てる一因となった。

たどり着いた寮は想像よりも遥かに大きく、マッキーワン大学の留学生だけでなく、国内に住む学生、そればかりか他大学に通う人や旅行客の宿としても使われていた。つまり、そこに住む人は英語が話せるのは当たり前で、英語を上手く話せない私達は様々な場面で不利に働いた。オリエンテーションでは上手くコミュニケーションが取れず、恥ずかしい思いをすることもあった。部屋のベッドにシーツや毛布は用意されておらず、土地勘もなければ言語も通じない為、マットレスのみで過ごす寒い夜が続いた。シャワールームの水漏れやトイレのレバーが壊れるなど、トラブル等に見舞われながらも、少しずつ問題を解決していくことで現地生活にも慣れていき、徐々に心にも余裕が出てきた。

学期が始まるまでの間、交換留学生それぞれに割り当てられたバディの人に買い物に連れて行ってもらうなど、寮の近くを散策して日用品を揃えた。ルームメイトは年上のネパール人で、学期が始まる頃に寮に到着した。互いの文化の違いからか、彼との共同生活の中で困惑することも多かったが、フレンドリーで気さくに話し掛けてくれた彼のおかげで、英語の上達にも繋がった。

実家暮らしの私は一切家事をしてこなかったので、毎日の食事の用意等も私にとって新しい体験であった。寮の近くには十分な数のスーパーがあり、30分ほどバスに乗れば屋内遊園地やプールまである大きなショッピングセンターがあり、そこでは日本からの輸入品も多く売っていて、日本の家族から送られてきた即席麺等に加えて、それらは慣れない生活をする上で大きな支えとなった。

私達がESLの授業を受ける校舎は、寮から少し距離があるのでバスで通うことになった。80分の授業が1日3コマ、週5日同じ時間割で行われた。1クラスの人数は20人ほどで、年齢や出身国も様々であった。私のイメージでは、同年代の留学生と授業を受けるものとばかり思っていた。しかし実際は、英語圏以外の国から移住して来て英語を学習する目的で通っている人が多く、他の国からの交換留学生はESLではなくレギュラーの授業を受けていることが後に分かった。教師と同年代の生徒が多く、母語訛りではあるものの私達より英語も話し、進んで発言するなど、授業に積極的に参加する人ばかりで新鮮だった。日本の授業とはかけ離れた、英語しか通じない環境で学習することは、私にとって良い刺激になり、上達に繋がるのを強く感じた。

授業はカテゴリーで3つに分かれていて、それぞれの授業ごとに学ぶ内容が明確で、偏りなく様々な側面から英語力を鍛えることが出来た。スピーキングとリスニングでは、テーマに沿ったグループでの議論やプレゼンをこなすことで、英語での自然な会話を身に付け、読み上げられた文を基に質問に答えることによって、聞き取りの力を高めることが出来た。また、リーディングとライティングでは、チャプターごとにテーマの定められた本文を読み取った後クラスで話し合い理解を深め、自分の意見を基に正しい形式に沿って文法を意識したエッセイを書くことを練習した。ボキャブラリーでは類語を使い、これまでよりも品詞や単複を意識し、自ら例文を作ることで質の高い学習をした。

私が留学中で学んだのは語学力だけではなく、授業以外の生活の中にも自分の成長に繋がったと感じる場面があった。私の20歳の誕生日の2日前、動物園に行った日の帰り道、定期券付きの学生証と寮の部屋の鍵をバスの車内に置き忘れてしまった。昔から私が物をよく失くすのは分かっていたので、ネックストラップにひとまとめにしておいたのが裏目に出た。拙い英語を使い、落し物を管理する事務所に何度も電話を掛け、直接出向いたりして必死に探したが、結局見つからなかった。再発行等に必要な出費のことを両親に伝えるのは心苦しかったが、叱ることなく許してくれた。友人においても、一緒に探すことを手伝ってくれるなど、とても心強く頼りになった。近くにいるのが当たり前だった両親と離れること、またいつもの友人と距離が近くなることで、普段と違う人との関わり方をし、繋がりの大切さを再認識することができた。それは人同士に限らず、国単位でも同じことで、日本であれば見つけた乗客が運転手に届けるなどして落し物が見つかることが多いと思う。カナダは比較的良い治安がと言われているにも関わらず、危険と感じる場面もあったので、日本の治安の良さを改めて実感した。これは日本に住んでいる頃は当たり前で意識して生活することもないので、海外で実際に生活してみてこそ気づかされる部分だと思う。

またESLの授業の他に、ボランティアとして日本語の授業に参加させてもらうことで、授業外でも日本語を教えて欲しいと頼まれたり、一緒にゲームをして遊んだり、現地の学生との交流が増える良い機会となった。日本について彼らから印象を聞き、私達が教える中で、私達にとっては当たり前のことが、他の国では珍しいということを学んだ。一度、いつもの日常から離れてみることは、今までの考えをもう一度見直し改めるのに役に立ち、それは自分の成長に繋がると思う。

上で述べたように、留学生活は様々な人種や異なった文化の人と接する機会がたくさんあった。ネパール人のルームメイトはもちろん、ESLや日本語の授業でのクラスメイト、それに限らず、カナダには移民が多いため、街には色々な人が住んでいる。今までに生きてきた時間や、国家や宗教の影響を受けるその背景が自分とは全く違う人と接することが出来たのはとても興味深く、良い経験になった。留学は語学の上達以外にも、その期間の過ごし方によって得られるものは人によって様々で、より多くのことを経験し、自分の糧にした人ほど、その留学は成功したと言えるのではないだろうか。


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長期留学報告(マキーワン大学 笠原祥美)

新たな考えをもたらしてくれたカナダ
 私はカナダのアルバータ州エドモントンにあるマキーワン大学に、約8ヵ月間留学していました。

 少しだけ留学に行く前の話をすると、私は高校生の時くらいから留学するということにとても憧れをもっており、大学に入ったら留学したいと思っていました。そして名古屋学院大学に入学し、実際に留学に行った先輩方と触れ合う機会がたくさんあり、私も先輩たちのように努力すれば留学に行けるかもしれないと、留学がとても身近で現実味のあるものになりました。

そして、1年生が終わり、その春休みに留学に行くことが決定したときは、本当に嬉しかったです。私にとって英語は好きな科目ではありましたが、決して得意な科目ではなく、文法などにも苦手意識を持っていました。そんな私でも、留学したいという強い気持ちをずっと持ち続けて、諦めずに努力することで夢を叶えることができたので、今から留学を目指す人や少し諦めかけている人も、諦めなければ叶う可能性は絶対にあると思うので、その気持ちを持ち続けてほしいです。

ここからは、私のエドモントンでの留学生活について話します。私の留学先であるアルバータ州エドモントンはカナダの西側に位置し、カナダでは有名なバンクーバーやトロントと比べると北の方にあり、冬場になると-20℃を超えるのは当たり前、ひどいと-30℃にも達するというところでした。カナダに行く前の私は、自分の英語に対する不安もありましたが、寒さに対する不安もかなり大きく、体調を崩さずカナダの寒い冬を乗り越えることができるのか、とても心配でした。出発は8月の終わり頃で、日本はとても暑かったですが、エドモントンに着くと涼しく、少し肌寒いとさえ感じました。エドモントンはアルバータ州の州都ではありますが、穏やかな街で、田舎ではありませんが都会というほどでもなかったです。

歩いて行ける距離にスーパーがいくつかあり、バスや電車もそこそこの数が走っており、交通手段に苦労することはあまりなかったです。また、大学生だとU-Passというシールをもらうことができ、それを持っていればエドモントン市内のバスや電車は、いつでもどこでも乗り放題だったので便利でした。


 私は、大学のメインキャンパスのすぐそばにある大学の寮で暮らしていました。カナダ人のルームメイトとの2人部屋で、キッチンやバスルームは共同でしたが、お互いに部屋がひとつずつあり、寝る時は別々でした。そのため、プライベートな空間がしっかりあって、勉強に集中したい時なども多くあったので、その点ではとても良かったと思います。寮は、キッチン用具などの身の回りのもの全て、自分で揃えなくてはならなかったのですが、カナダ人のルームメイトはシェアして使おうと言ってくれたので、無駄なものを買わずに済みました。

 次に、ESLの授業やクラスメイトについて話したいと思います。私がESLのクラスメイトで1番驚いたのは、移民の多さです。

 クラスメイトのほとんどが移民で、私よりも年齢の高い方たちばかりでした。また、カナダに何年か前から住んでいる方や、もうすでにカナダ国籍を取得しているクラスメイトもたくさんいて、英語を学ぶ学校に通ってはいるけれど、スピーキング力やリスニング力がとても高かったです。さらに移民ということで、英語を今後の生活や仕事で必ず使っていかなければならないので、英語を学ぶモチベーションがとても高く、授業中は常に質問が飛び交っているという状況でした。
 
 私はその状況に最初は少し戸惑いましたが、質問があるのに質問をするのが恥ずかしいからと黙っていることの方がもっと恥ずかしいことだと、クラスメイトたちに気づかされました。私の想像とはかなり違うクラスメイトたちで、年齢層もかなり高かったため、最初は話しかけづらく、仲良くなれるのかという不安がありましたが、同じ英語を学んでいる〝仲間″という感じで、全員が全員本当に優しくて、休み時間には冗談を言って笑わせてくれ、プレゼンテーションの前に緊張している時には、「大丈夫だよ。」と落ち着けてくれたりと、とてもユーモアがあり、また尊敬できるクラスメイトたちばかりでした。さらに、クラスメイト達は、自分の意見や考えをはっきりと周りの人に伝えることができ、プレゼンテーションの後なども、「ここが良かった。」や、「ここはもっとこうすればいいんじゃない。」という風に、いつもアドバイスしてくれて、周りに先生や家族がたくさんいるような感じで、私はそのクラスメイト同士で高め合える雰囲気が好きでした。授業やいろいろな活動をともにし、辛い課題やプレゼンテーションを一緒に乗り越え、私にたくさんの新しいことを教えてくれたクラスメイトには、本当に感謝しています。 


授業や学校以外での思い出もたくさんあります。あり過ぎて、ひとつずつ具体的に説明することはできないので、特に思い出に残っていて、カナダでしかできないような経験について少し紹介します。私が特に思い出に残っているのは、バスで4.5時間ほどの所にある、バンフという山の方に1泊2日で行き、犬ぞりとスキーを体験したことです。犬ぞりは日本ではできない経験であると思うし、犬ぞりに乗りながら見る山々の景色は圧巻でした。また、スキーもカナダの広大なスキー場で、日本には絶対にないだろうという急斜面を滑ることができて、本当に思い出に残っています。

2つ目は、アイスホッケーの試合を生で見たことです。カナダ人が1番好きなスポーツといえばアイスホッケーであり、地区ごとにアイスホッケーのチームがあり、みんなそれぞれの地区のチームの熱狂的なファンです。生の試合は、プロの選手のプレーを近くで見れたことはもちろん、ファンたちの応援を肌で感じることができ、初めて見たときはとても興奮しました。



最後に、留学を通して、海外の人への印象が180°変わり、また、自分のことを客観的に見られるようになったとも思います。今までは、自分の悪いところを見つけ、それを直そう、改善させようと必死になっている自分がいましたが、カナダでたくさんの移民の方や様々な人種、宗教の方と接し、1人1人それぞれの考えを持っていて、それを分かり合い、尊重し合いながら暮らしている周りの人たちを見て、もっと自分の良さや自分が得意なことなど、自分はこういう人間なんだと理解し、自分らしさを出し、アピールしていくことも大切だと気づかされました。




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