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2017年10月 5日
中期留学報告(ペンシルバニア・インディアナ大学 岸岡 令)
心身ともに成長できたこと
私は今回、留学の目標として、語学の上達のみならず、心身ともに成長できるようにと心に決めていました。そして、留学を終えて、自分が掲げていた目標を無事に成し遂げた気がします。なぜなら、この留学を通してたくさんの事を学び、今までしたことのないようなことをたくさん経験したからです。
まず、アメリカと日本の人たちとの間には、様々な文化の違いや価値観の違いがあるということです。今回、私にとって初めての渡米で、何をするにも初めてのことばかりで、正直不安になり、戸惑うことは多々ありました。私は留学する前、一人暮らしをしていたので、家事や身の回りの事を一人でやることには慣れていたのですが、何か問題が起こったときは、日本にいたなら親に相談して来てもらう事はできるのですが、留学している最中に何か問題が起きた場合は、アメリカと日本との距離なので、そう簡単に親に来てもらうということはできません。留学中は寮生活で、しかも、ルームメイトと部屋は違いますが一緒に住む所だったので、お風呂に入る時や部屋にいる時、ルームメイトの事を気遣って行動しなければなりません。ですが、ルームメイトとはすぐに打ち解け合い、いつも私のことを気にかけてくれるとても良い人でした。また、トイレが詰まったり警報が鳴ったりしたときには、協力し合って問題解決をしていたので、とても良いルームメイトに巡り会えてとても嬉しかったです。私たちが住んでいる寮は、よく火災の警報が鳴り、朝昼晩問わず鳴るときもあるので、とても迷惑な時間に鳴る時もありました。8月や9月は、火災の警報は少なかったのですが、空気が乾燥してくる10月や11月にはとても火災の警報が多かった気がします。寝ているときに鳴るときもあったので、真冬の外で鳴り止むのを待ったときは本当に辛かったです。
アメリカの冬はとても寒く、気温がマイナスを下回るときは多々ありました。最初のうちは、雪が降っているのをわくわくしながら見ていましたが、次第に雪ばっか降って、正直、雪が嫌になった時期もありました。私は、夏の終わりからアメリカに行ったので、冬用の服をあまり持っていなく、持ち合わせの服ではあまり寒さ対策をすることができませんでした。また今度、冬にアメリカに行くときは、かなり着込んで行くことにします。
次に、各月の思い出ですが、8月は、下旬にアメリカに行き、現地で大学内を歩き回ったり、ばたばたしていたりしたので、あっという間に過ぎたと同時に、各授業が始まり、9月には本格的に授業が始まりました。
9月3日には、JAPASOという日本語のクラブのピクニックに行き、日本の事について異文化交流をして、フリスビーや剣玉もして遊びました。このイベントを通して、たくさんの友達ができました。今でも連絡を取り合うくらいとても仲が良い友達ばかりです。そして、17日には、ペンシルバニア州の大きな都市、ピッツバーグに行き、みんなでお買い物や夜景を楽しみました。ピッツバーグの都市のビルはどれもとても高くて、人でとてもにぎわっていました。夜景もとてもきれいで、すごく感動しました。ピッツバーグ内に大きな野球場がありましたが、野球観戦をする機会がなかったので残念ですが、次はぜひ観戦したいです。そして、9月24日は、現地で仲良くなった日本人の友達が短期留学を終えたので、友達みんなで見送りました。僕も3ヶ月後ああなってしまうと思うと悲しくなりましたが、元気に見送りました。アメリカの文化でとても好きなところは、挨拶を大事にするところはもちろん、仲良くなると、会ったときやお別れするときにハグをすることです。最初少しだけ抵抗はありましたが、次第にそれがないと何かぎこちなくて、気づいた時にはそれが当たり前になっていました。本当にとても良い文化だなぁと思います。
そして、10月ですが、14日にいつもの友達とピッツバーグにあるKennywoodという、アトラクションがあるテーマパークに行きました。ちょうどその時期に、フライデーナイトという企画で、怖い仮装をした人たちがテーマパーク内にいて、とても恐ろしい雰囲気でした。私は、絶叫マシーンと怖いのは苦手だったので、かなりびくびくしていましたが、周りの友達が優しく声かけしてくれて、怖い仮装をした人からも守ってくれました。絶叫マシーンも楽しめて、怖いのもちょっぴり克服できた気がします。そして、10月31日にはハロウィンを楽しみました。アメリカのハロウィンはとても盛大で、町中で子供から大人まで、大勢の人が仮装をします。僕も、カウボーイの仮装をしてハロウィンを楽しみました。
そして翌月の11月3日には、密かに友達と練習していたダンスの発表会がありました。そのイベントは韓国と日本の交流会みたいなイベントで、学生がダンスを披露したり、歌を歌ったりします。日本食のカツやご飯、カレーなどもありました。私は、友達三人とダンスを披露しました。曲は、防弾少年団(BTS)の「I need u」と「Fire」と「Dope」の三曲を編集した物を使いました。ダンスは僕が教えましたが、みんな素人とは思えないほど上手に踊ってくれて、とても嬉しかったです。私たちのダンスが成功に終わり、とても楽しく過ごすことができました。24日には、Thanksgiving(勤労感謝の日)があり、友達が家に招待してくれて、みんなでとても豪華な食事を楽しみました。ターキーやマッシュポテト、ラズベリータルトを食べました。どれもとてもおいしくて、幸せな時間でした。次の日はブラックフライデーで、どこの店も値下げしていました。僕たちは近くのとても大きなモールに行って、ショッピングを楽しみました。どちらも自分にとって初めてのことだったので、とても貴重な体験ができました。
そして12月は、期末テストもあり、寮を出る準備をしなければいけなかったので、とても忙しい月になりました。それでも9日に友達のスケートに行ったり、クリスマスを盛大に祝ったり、とても充実した月になりました。そして、12月下旬になり、とうとう友達とお別れのときが来てしまいました。アメリカに来て早々に友達になった人や、後から友達になった人もたくさんいるので、お別れするときは本当に悲しかったです。最後に、また会う約束をして強くハグをしましたが、今でもあの時の感覚は忘れていません。
半年の留学生活でしたが、本当に良い友達に巡り合えて、とても幸せでした。改めて、友達の大切さを再確認できました。この留学を通して、たくさんのことを学びましたが、学んだこと一つ一つを忘れずに、これからの人生に活かしていきたいと思います。
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