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2017年10月17日

中期留学報告(メンフィス大学 深津 大堅)

留学での成長、経験

 私、深津大堅は、8月中旬から12月の初旬まで、アメリカのメンフィス大学に半年間留学させていただきました。行くまでにイメージしていたアメリカの文化や生活、歴史と、行ってからこそ分かったこと・気づいたことの違いの差が大きく、留学して良かったです。半年間という短い時間でしたが、自分のスキルアップにつながり、留学で得た経験や留学を通して持った考え方がたくさんあり、一回りも二回りも大きく成長できました。

 8月中旬、日本からアメリカへ向けて出発するとき、不安と期待が半分半分でした。今まで自分の習ってきた英語力や、持ち続けていた価値観がどこまで通用するのかと、常に考えていました。見知らぬ土地で、長期のあいだ生活したことがなかったので、初めはどのように生活していけばよいか分からず、一緒に行った日本人の友達や、現地で出会った日本人ばかりに頼っていました。その状態を続けるのはいけないと分かっていましたが、なかなか自分の殻を破れないまま、2,3日が過ぎてしまいました。

そんな自分を変えてくれたのが、学校(IEI)でした。IEIには、英語を習得しようと様々な国籍の人が来ていました。この人たちは、どんなに汚いイントネーションや文法的に間違っている英語でも、伝えようとしている姿勢がありました。私は、英語に対するそのような姿勢が欠けていることに気づき、伝えようとする積極性を課題にして1か月間チャレンジし続けました。この課題を継続することで、IEIでの友達、現地の友達、他国から来た留学生といった、たくさんの人と出会うことができました。私は、この時点から急激に成長できたと実感しています。

 学校(IEI)では、毎日約6時間以上も英語漬けでした。クラスはレベル2とレベル3で、トータル8つの授業を受講していました。始めは、ネイティブのスピードについていき、イントネーションに慣れよう必死でした。少しでも早く次のステップに行きたかったので、授業中はもちろん、授業後の時間も英語を使って生活していました。当たり前の事ですが、24時間英語を使うことが初めてなので、異空間にいる感じがして、自分がリラックスできる瞬間がありませんでした。このような生活をすることで、日本にいる時に英語を使う機会がどれだけ少なかったのかを理解できました。英語に慣れるまでに約1か月かかりましたが、それ以降は徐々に自分のやりたいことや自分の時間を作れるようになりました。IEIでの授業、Grammar、 Intermediate Conversation、 Writing/Reading、Listening/Speaking とBasic Pronunciationを受講していました。この中で、特に自分のスキルを上げてくれた授業を紹介します。1つ目は、Grammarです。私は文法を苦手としていました。しかし、日本とは違う教え方で、どんな状況の時にどの文法を使用したらいいのかを教えてくださったり、ある一項目にかける時間が短かったりと、新しい発見と共に学んでいました。短期集中型で、問題を解く量も日本の授業と比べて2倍はあると感じました。分からなくても、問題を解いていくうちにコツを掴み、ニュアンスで答えを導きだせるようになり、理解する時間も早くなりました。今までは定義を考えたりして、問題を解くまでの時間が遅かったですが、アメリカでは先に解かせて、なぜこのような文法になるのかを解説するという順です。日本とは教え方が反対と分かりました。そして、問題数も多いことが分かりました。

2つ目は、Writing/Readingです。この授業では主に、文の正しい書き方、単語、文の読解を取り扱っていました。進むペースはGrammarと比べて遅いですが、自分たちで作り上げる授業でした。英語を総合的に使う授業で、先生は今日のテーマやヒント、アドバイスを与えるだけで、日本にはほとんどないスタイルでした。そして、予習をして当たり前であり、授業内では討論をし合い、授業外で内容を理解することが基本でした。私は今まで予習をあまり行ってこなかった人間なので、授業後の勉強はおろそかになっていたと思います。しかし、この授業を通して、英語の面白さに出会えました。時期と時間を重ねるたびに、理解力が上がっていることを実感しました。他の授業もたくさん学べて吸収できましたが、特にこの2つの授業は、私に大きく変わるチャンスを与えてくれました。

 授業後の時間は、主に自分の好きなバスケに当てていました。バスケットボールはアメリカの国技であり、自分も体感したいと思っていました。始め、クラブに参加しようと思っていましたが、トライアウトの選考期間が過ぎていたのと他のいくつかの理由から、やむおえず断念することになりました。そんな私を救ってくれたのが、現地の学生でした。バスケはアメリカの国技であるため、様々な場所でプレーできることを知りました。私も毎日、学校のジムで現地の学生と勝負することができました。始めは、アジア人ということと身長が低いことから、なかなか相手にしてもらえずにいました。英語も訛りが強く苦戦をしていてシュートなどをしてアピールをしていましたが、なかなかチャンスがまわってきませんでした。しかし、アメリカでのバスケは全て実力主義なので、良いプレーをしたらボールが集まり、目立たなければボールが来ないかのどちらかでした。自分のバスケスキルを磨くのと同時に、フィジカル面を磨きました。バスケもたくさんのプレーヤーと対戦することで、自分の存在も認められました。最終的にはm1番上手い人たちともプレーすることができて、より一層バスケが好きになりました。

他にも授業外でやっていた事は、一人暮らしでの家事です。日本では実家暮らしだったので、家事をほとんどやったことがなかったです。新鮮さを感じると同時に、今までの母親の苦労が実感できました。改めて、今まで支えてくれた家族の偉大さが分かり、感謝できる経験でした。初めてやってみて分かることの繰り返しで、これから一人暮らしや家族が出来て生活していく時は、この経験が活きると思いました。

 留学を通して言いたいことや感じたことはたくさんあり過ぎて書ききれませんが、自分のこれからの糧になることは間違いありません。そして、現地で出会った友達の存在や、初めての体験、経験を忘れず、これからも日々挑戦をしていきたいと思います。

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このページは、インターナショナルラウンジが2017年10月17日 15:29に書いたブログ記事です。

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