★Bridge★No.37 宮坂 清 先生

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学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・

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国際文化学部 宮坂 清(みやさか きよし)先生です。

 

宮坂先生は、「社会学入門」「宗教社会学」「文化人類学入門」「文化人類学」「日本の民俗学」

「南アジア文化社会論」などの科目を担当されています。

 

  

それでは、先生の思いをご紹介★

 

 

 どんな思いをもって、授業に臨んでいらっしゃいますか? 

 

チョッパー子:先生の授業について教えて下さい。

 

私は、大きく分けて2つのタイプの授業を担当していて、1つは教養科目、

もう1つは国際文化学部の専門科目です。

 

教養科目の授業には他学部の学生もいますから、広く浅く、これは知っておいた方が良い

という内容の話をしています。

狭くて深い話をしてしまうと、一部の学生は反応してくれるのですが、

その他の学生は「何言ってるの?」という感じになってしまうので、幅広く話してます。

 

やっぱり国際文化学部の専門科目には力が入りますね。

私は、インドの研究をしています。

そこに至るまでにいろいろな地域を訪れ、様々な経験をして専門をインドにした経緯があるので、

学生にも色々なところを見てほしいし、興味があることを見つけたら、

そこにはまり込んでほしいと思っています。

そんな道筋をつけられるような、キッカケになる授業ができたらいいですね、

難しいですけれど(笑)

 

私は、春学期に「文化人類学」「日本の民俗学」、秋学期に「南アジア文化社会論」を

担当していて、これらはそれぞれ全く別の学問なんですよね。

「文化人類学」はヨーロッパ発祥の異文化を研究する学問だし、

「日本の民俗学」は明治時代に柳田國男という人から始まった学問だし、

「南アジア文化社会論」は地域研究の枠組みなので、本当に全然違うんです。

 

それぞれの科目で、何か学生にきっかけを与えられるような道筋をつけたいんですけれど、

なかなかうまく行かない(笑)

でも、授業をしていると、一部の学生は釣り上ってくるというか、

私の話に反応している手ごたえがあるので、そんな学生を増やせる授業をしていきたいですね。


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↑研究室で、先生をいつも見守っているラオスの夫婦神、プーニュー(祖父神)の像。

ラオスで購入した時は、対になる神様だと知らず1体のみで連れて来てしまい、

申し訳ないと仰っていました。

                              いつかニャーニュー(祖母神)も連れて来てあげてください!


例えば、「日本の民俗学」では、一般的にずっと古い時代から続いている庶民の暮らし・文化を

ますが、私はその中でも、とりわけ古代の人々の信仰・宗教に興味があって、そこに特化して話

しています。非常にマニアックな話になります(笑)

ですから、当然学生の中には、「この人は何言ってるんだろう?」とぽかんと見ている学生も

いて、ちょっと気の毒なんですけれど、やっぱり私が大事だと思っていることを授業では伝えよう

思っています。

 

人間の文化・人類の文化を考えると、現在では多くの国があり、様々な文化があって、

"自分の文化"や"異文化"がありますが、歴史を遡っていくと、古代へ遡るについれて、

共通のところに辿り着く気がするんです。

 

だから、「日本の民俗学」で日本のことばかり扱っていても、ずっと遡っていくほど、

「あれ?これ、似たような話がインドにもあるな」とか「似たような話、中国にもあるな」とか、

繋がっていく回路があるような気がするんですね。

 

日本の古代っていう、非常にマニアックな話を聞いているつもりが、

異文化と似ている点がいっぱいある。

いろんな変化を遂げて、今、表面的には違うと思っているものが、

実はルーツをたどると共通のものだった、とか

そういうところを繋げてあげたいと思うんです。

私自身、そういう感覚が好きですし、

単に繋がっているだけじゃなくて、その部分が大事なことを言っているような気がするんですね。

 

他の文化と繋がるということに加えて、現代では忘れられてしまっている大事な感覚がある

ということも伝えたいです。

 

簡単に言ってしまえば宗教なんですけれど、いわゆる宗教というより、もうちょっと大きな、

人がものを見る時の姿勢や感性といったものが大事だと思っているので、そこをなるべく学生に

伝えられたらいいな、と思っています。そんなにうまく行かないですけれど(笑)

 

 


チョッパー子:アイルランドの神話の中に出てきた常若の国が、浦島太郎のお話に似ていると思ったことがあります。

 

浦島太郎的な話は、日本中にありますし、中国やインドにも似た様な話がありますし、

世界中にいっぱいあるんです。

 

海岸から海を見ると、海って、すぐ近くにあるけれど不用意に中に入れば溺れて死んでしまう

恐ろしい世界でもあるわけで、人間から見てある意味「異界」なんですね

 

人間って、自分たちの領域と、そうじゃない世界を分けて、別の世界を想像するという性質が

あるようなんです。

海岸に住む人々は、海の底に違う世界があるんじゃないかって想像するんです。


 

「海という巨大なところから、自分たちはやってきたんじゃないか。」

「そういうところに自分たちのルーツがあるんじゃないか。」

 


海が身近にある人々には、そういう思いがあるんでしょうね。

こういう考え方には、国や文化の隔たりは関係ないんです。

アイルランドに似た話があるのは、多分そういうところで繋がっているんじゃないでしょうか。

竜宮城とか、異界とか他界とか、沖縄だとニライカナイだとか・・・沖縄は、そういった考え方

非常によく残っています。

 

海が身近ではない陸に住む人々は、今度は「山」を異界ととらえるんです。

特に昔の人は、情報量が少ないですから(Google Mapも潜水艦も無いので行けないし(笑))

自分の見える範囲で「あの海の向こう」「あの山の向こう」を想像するわけです。

自分がなかなか行けない場所であれば、ある意味なんでもよくて、「身近な川の向こう側」という

場合もあります。

 

 

 

チョッパー子:なぜインドや文化人類学に興味を持たれたのですか?

 

私は学生のころ、旅行ばかりしていました。

ちょっとしか居なかった国も含めて、25ヵ国くらいでしょうか。


とにかく楽しかったんです。


知らない所に行って、

知らない景色を見て、

知らない人たちと話して、

知らないものを食べて・・・ということが好きで。

学生時代の思い出はそればっかりです。

 

それが一番大きなきっかけで、その中でも一番すごいと思ったのがインドだったんです。

一番巨大で、一番深くて、一生かかっても一部しか分からないだろうけれど、

ぐいぐい惹き寄せられました。

 

チョッパー子:インドは好き嫌いがわかれるとも言われますが、先生は「好き」の方だったんですね。

 

いや、嫌いですよ、インド

 

チョッパー子:ええ!?!?!?

 

「ふざけんなよ(怒)」っていうこと、いっぱいですよ。

私、インド人と喧嘩しますから(笑)

 

チョッパー子:えええ!?普段のご様子からは全然想像できないです!


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↑普段の先生

 

私、インドに行くと、結構ケンカ腰になるんです。

いや、そうしないと付き合えないんですよ(笑)

ある意味アメリカ人と近いというか、どんどん自分を出してくるんです。

こっちが遠慮すると、その分どんどん入り込まれて、ストレスがたまっちゃう(笑)

でも、対等に話せばストレスたまらないので。

日本人だと、多分、間を見たりするんですけれど、そういうことしませんからね。

 

そういう意味でも、インドって面白いんです。

自分も変わるっていうか。

「ああ、自分はこんなに怒るんだ」と、自分の知らない面が出てくる。

「嫌だな、ふざけんな」と思いながら道歩いてたりします(笑)

 

 

今は減りましたが、初めの頃はとまどったし、体も壊すし、色々しんどかったですね。

でも一方で、すごく良いところも見えてしまうというか。

本当に何てことないことが・・・例えば、陽が昇ったとか、子供が笑ったとか・・・

その時はハッとして、だんだん引き寄せられていって。

後から考えると、なんでだろうと思うんですけれど。

 

実は私は、大学を卒業してから5年くらいふらふらしてたんです(笑)

ビルの窓拭きの仕事やなんかをしていました。

ビルからロープでぶら下がっている、アレですね。

あれはいいんですよー、稼ぎがいいし、辞めてフイッと海外に行って戻ってきても、

また雇ってくれたりするので(笑)

日本で稼いで⇒インド⇒日本で稼いで⇒インドを2~3年くり返しましたね。

 

 

でも、単純に行ったり来たりしているだけでは分からないことがあって、

一生懸命文献を読んでいるうちに「これはすごいな」という本に出会うんですね。

「自分もこういうふうになりたいな」「こんな本を書きたいな」「こういう研究したいな」

思ったりするわけです。そして、日本⇒インドを繰り返していてもこれ以上深まらないし、

旅行者としてインドにいるのでは限界があるな、インドのことをもっと知りたいなら、

中へ入っていかなきゃいけないな、と考えたときに、どうしても「今の方法では足りないな」

感じて

 

もちろん、どんどん入って行ける人もいるんですけれど、私は、入っていき方として、

個人的に入っていくより、文化として知りたい、まとまりとして知りたいという欲求が強かった

んです。だから文化人類学には非常に惹かれて、現地に入り込んで調査する、ということをやって

みたいと思いました。

でも、非常に難しい面もあるとわかったし、ちゃんとやりたいと思って、大学院で学び直しました。

 

 

チョッパー子:その時に、「インドに定住する」という選択肢を取っていたら、名古屋学院大学にはいらっしゃらなかったかもしれないですね。

 

そうですね、そうなっていてもおかしくはなかったと思います。

たまたま偶然が重なって、今は名古屋学院大学にいるのですが、そういう風に転んでいても

おかしくない場面はありましたね。

 


チョッパー子:インドへのスタディーツアーは計画されますか?

 

スタディーツアー自体は、好きですね。

学生をどこかに連れて行くと、学生は喜ぶじゃないですか。

そして、その経験があとあとまで影響を及ぼしているのが分かりますし、

そういう場に一緒にいるのは悪くないと私は思っています。

 

でも、私が主体になってインドのスタディ―ツアーをやるっていうと、

それは大変だな、と思いますね。色んな意味で。

 

まず学生はお腹壊すでしょ、

ぼったくられるでしょ、

泥棒にあうでしょ、

そのうちに帰りたいって言うよなー(笑)

 

私が今、研究で訪れているのが、ラダックっていうヒマラヤ山脈の裏側で標高4000m近い場所

なんです。今は飛行機で簡単に行けますけれど、昔は貧乏だったのでバスで丸4日かけて行って

いました。インドの首都デリーから、最短で4日っていう場所なんです。

 

そんな場所ですから、私がまず体調が悪くなる(笑)いまだに(笑)

結構冗談ではなく「引率の教員が倒れた」となりかねない(笑)

薬があって、高山病は軽くて済むんですけれど、あまりにも空気が乾いているし、

気候も食べ物も変わるので、最初はどうしても体調が悪くなるんですよね。

もちろん、学生だって体調不良になるでしょうし。

だから、「良いところ」を見せる前に色々ハードルがあって(笑)

 

見せたいものはあるんだけれど、そこに到達して見せたいものを見せられるかっていう

不安がありますね。

 

インドの中でも、もう少し行きやすい場所を選んで行く、という手はあるかなと思います。

おいおいやりたいとは思っていますが、しっかり考えないといけないですね。

 

 

 

チョッパー子:学生に興味をもってもらうために、授業でとっている手法がありますか?

 

去年から、殆どの授業で、毎回授業の最後にCCSのミニッツペーパーの機能を使って

簡単な課題を出しています。この課題は、授業内に回答し、提出します。

大人数の授業が多いので、学生と1対1でコミュニケーションを取るということが多くはなくて、

そこを補うつもりで始めました。

 

ほぼ毎回やっているので、学生によって書くことの傾向が出てくるんですね。

学生のことが、それを見るとよく分かります。

 

また、目についた回答を、次の授業の冒頭で紹介しています。

良くできているとか、変わっていて面白いとか、まったくピントがズレているとか、

いろんな観点で紹介するんです。

その過程を通して、私が喋ったことに対して学生がどうリアクションするか、どう考えるのか、

どう誤解するのか、なぜ面白くないのか、そういうことがわかってきます。

 

学生の反応によって授業の内容を変えたり、「もう少しここを丁寧に説明した方がいいな」と

感じたらそうします。去年から試しはじめて、うまく機能しているかな、という感じが

しています。学生も割と「面白い」と感じてくれているようです。

 

けっこう大変なんです、毎週400人くらいのミニッツペーパーを読むので(笑)

でも、データをダウンロードしてExcelで一覧表にできるので、

ミニッツペーパーはすごく機能的なんです。紙に書かせたらとてもできないです。

今はみんなスマホを持っていますので、この機能を使ってしまえということで、行っています。

全員の意見を汲み取れているわけではないですが、ある程度は意見を汲み取ってフィードバック

するサイクルができていると思います。

 


チョッパー子:学生に、伝えたいことは?

 

「よく学び、よく遊べ」ですね。

ありきたりですけれど、これにつきるかな、という気がして。

私もそうだったので(笑)

 

正直、私は大学の授業を熱心に聞いていたわけじゃなくて、

教室にいても気持ちがどこかに飛んでしまいがちだったんですけれど(笑)

 

でも、気持ちが飛んでいった先の事柄については、一生懸命勉強しました。

好きなものについての興味は徹底的に深めるという勉強の仕方ですね。

 

遊びがすなわち勉強に繋がって、勉強がまた遊びに繋がる・・・

「遊び」「勉強」の境目がなくなってくるというか、

両方セットなんです、「遊び」と「学び」って。

 

今、ともすると教員が「勉強しろ、勉強しろ、就職できなくなるぞ」とか言うじゃないですか。

学生はある意味で気の毒だなと思っていて、私が学生のころはもうちょっと好き勝手やって

いた気がして。


学生時代って、やっぱり感性も鋭くて敏感な時期だと思うんです。

その時期に精一杯遊んでおくって、大事なんじゃないかと思うんです。

だから、勉強も大事ですけれど、同時によく遊べよ、と言いたいですね。

 

 

 

 

■ 先生のお薦め本 


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「アマテラスの誕生」 

筑紫 申真著 講談社学術文庫

 

先生は、こんな風に仰っていました。

 

「新しい本ではないですが、アマテラスという神について書かれた本です。

 

アマテラスは伊勢神宮の神ですし、熱田神宮の熱田大神はアマテラスであるという説もあります。

"天照す"、つまり太陽の女神ですね。

 

天皇の祖神とされている非常に重要な神なんですが、日本の歴史をさかのぼると、

ヘビだとされていた時期があるんです。しかも、男性のヘビだと言われていた。

そういう伝承が、今でも伊勢神宮の近くに残っていると。

 

アマテラスって、ストレートでわかりやすい、明るい神のイメージでとらえられがちですが、

その成立には複数の神話が絡み合っていて、政治的なドロドロも多分に含んでおり、

アマテラスのもつそういった背景は皇室のイメージにも繋がっている、というような内容です。

 

実は、出版された当初は大分バッシングされて、著者は表を歩けなくなってしまったという

なのですが、最近割と内容が見直されてきて、大事な話なんじゃないかと再注目されているん

です。」

 

本学名古屋キャンパスのすぐ近くには、熱田神宮があります。

身近な地域に関連する本としてもご紹介いただきました。

 

 今日の一枚 

 

今日の1枚は、 " 先生の趣味 " です!


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↑研究室を音楽で満たしてくれるスピーカー(とプーニュー)

 

音楽鑑賞

 

先生は、研究室では様々なジャンル曲を流しているそうです。

小さいころには、ピアノとかバイオリンも習っていたとか。

最近の仕事用音楽は、Hemming Schmiedt のピアノ音楽だそうです。

 

 

インドに興味がある、音楽が好き、文化人類学に興味がある...

新しい世界への扉を開いてみたい学生のみなさんは、

一度、プーニューの迎えてくれる宮坂研究室を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

次回の★Bridge★も、お楽しみに!

 

チョッパー子

 

こんにちは。

 

教育学習センターです。

 

 

試験期間が終わると、みなさんいよいよ待ちに待った夏休みですね!

 

教育学習センターも、学期中とは開室時間が変わります。

 

ご用の方は、下記の表を参考にご来室ください。

 

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なお、夏季休暇期間中は、12001300の時間帯は、

 

昼休憩のため閉室とさせていただきます

 

 

NGU生のみなさん、

 

アルバイトのし過ぎや夜更かしで体調を崩さないように気をつけて、

 

充実した夏休みを過ごしてくださいね!

 

 

 

チョッパー子

★Bridge★No.36 佐藤 菜穂子 先生

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学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・


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リハビリテーション学部 佐藤 菜穂子(さとう なほこ)先生です。

 

佐藤先生は、生体工学評価論」「理学療法学研究法演習Ⅰ・Ⅱ」「運動学演習」「物理療法学演習」

などの科目を担当されています。

  

それでは、先生の思いをご紹介★


 どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨んでいらっしゃいますか? 


リハビリテーション学部の授業は、難しいというか、すごく専門的で、

学生は学年を追うごとに授業に着いていけなくなることも多いんです。

ですから、授業の中でよく学生と話すようにしています。


何につまずいているのか分からないと、教える側もどこを説明したらいいのか分からないので、

授業の中で分からないことを聞ける雰囲気作りを大事にしています。


「なになに、どこが分からないの?」と掘り下げて聞いていくと、一年生の最初で習った初歩が

分かっていなくて、その積み重ねで理解ができないんだな、ということが分かったりするんです。


リハの授業って、例えば1年次の「解剖学」や「運動学」で学んだ内容が、その後の全授業に

繋がっているので、最初でつまずくと、ずっと訳が分からなくなっちゃうんです。


わからないから、ひとまずテスト前だけ暗記して忘れて...っていう悪循環になってしまうので、

できるだけ理解できるようにと思って授業をしているつもりですけれども、ど、どうだろう?(笑



■佐藤先生のご担当科目について教えて下さい。


私が担当しているのは、「運動学演習」や、「生体工学評価論」といった科目です。


1年次「運動学」という科目があって、そこで習った内容について、実際にデータをとってみる

のが「運動学演習」です。例えば、"歩く時の人の関節はこうなっているんだよ"とか、"ここの

関節を動かなくしたら、こんな歩き方になるよね"ということを見て、患者さんの「動き」について

の理解を深めるんです。


「生体工学評価論」も同じような感じで、人の動きに対してどんな力がかかっているのか、

ということを学びます。



■分析をするときには、どのようにされるのですか?


大学の中にある設備...例えば"モーションキャプチャーシステム"を使って人の動きを撮ります。

すると、その動きが、ゲームで使われているスティック人形のような形で、3次元的にデータで

出てくるんです。そこから学生は、動きについて考察したり、関節の角度を計算したり、データ

を自分のパソコンで分析していきます。ほとんどグループワークですね。1クラス80人くらい

ですが、9グループくらいに分かれてグループ毎にデータを取って、みんなでレポートをまとめる

ことになりますね。


■もしかして、グループの中の誰かの動きをキャプチャーするのでしょうか?


そうそう、そうです! 被験者も全部自分たちでやるんですよ。


■ちょっと気恥ずかしいですね。


そうなんです。

動きを撮るときには、ピッタリしたスパッツとか穿かなくちゃいけなくて(笑)

モーションキャプチャーって、結果的には棒人間のような動きしか見られないんですが、

その人の動きの癖なんかもわかるんです。よく見ると「これは誰々だ!」って分かったりする

ので、そういうところを患者さんを診るときのヒントにしてほしいですね。


癖が分かるということは、動きを評価する時の鍵となりますので、

そういうポイントがちょっとずつ分かってくれたらいいなと思っています。



■面白そうですね。


面白いと思います!

机上で学んだことが、実際に目で見られるようになる授業ですから。

私自身の研究も同じようなことをしていて、モーションキャプチャシステムを使っています。

私は、すっごい、研究大好きなんですよ!(笑)

大好きなので、この面白さを伝えたいな、っていうのは、ありますね。


ただ、テストが難しくて、単位を落としてしまう学生が多い授業でもあるんです。

結局、「こういう動きをしていたら、どう考えますか?」ということを理論的に書く形式の

試験にしているので、ちゃんとした日本語で自分の考えを表現しなくてはいけません。

1年生の時は暗記でなんとかクリアしていても、ここでは理論的な文章での解答を求めます

から、それは学生にとってはすごく苦手なことなんですよね。



■先生の授業で、面白さにハマる学生もいるのでは?


そうですね。2年次に、先にお話しした授業がありますので、3年次の卒業ゼミ選択の際には、

こういった分野に興味のある学生が希望して来てくれますね。



■先生のゼミはどんなゼミですか?


私は、2016年9月までオーストラリアに長期研修に行っていたので、

2017年度からまたゼミをもつことになります。


私の専門が"スポーツバイオメカニクス"なので、

先ほどから話しに出てくるモーションキャプチャーシステムなどで

スポーツの動作について研究するゼミです。


今までの傾向だと、アクティブな子たちが結構多くて、

「じゃあ、とりあえずみんなで集まってスポーツやってみようか!」ということもあります(笑)

かなり活気があって、「スポーツのリハビリをやりたい」という学生も集まってきます。


私のゼミでは、培ってほしいことが3つあります。

何に対しても疑問に思うこと

自分の考えを持つこと

③自分の意見をいうこと


ゼミって、3・4年の2年間、10人程度で同じメンバーの小さなクラスですよね。

その中で自分の意見が言えなかったら、社会に出てからも言えないと思うんです。

ですから、失敗してもいいから、ゼミでこれらの能力を培っていこう、というのが

私のゼミのテーマというか、大事にしていることなんです。



■具体的には、ゼミはどのように運営されるのでしょうか?


基本は研究をしているので、例えばある学生が「こういう研究をやりたい」って持ってきた

研究テーマに対してゼミ生みんなでディスカッションをして、「これはどう思う」とか

「これはどうなっている」とか積極的に学生同士で話をする時間にしています。


■ご指導をされていて、学生が「難しい」と感じるところは、どこだと思われますか?


学生は、自分の意見を持ったり、人に意見を言ったりすることは、結構できるようになるんです。

でもやっぱり、「文章で書く」とか「自分の考えを論理的に言う」というところでつまずいている

と思います。


やはり研究ですから、先行研究があって、自分の取ったデータがあって、

その上で自分の行ったことの説明や自分の意見を述べないといけないので、「論理的に」っていう

ところがすごく難しいんですね。


それと、学生は、頭の中に色々な考えがあっても、頭の中だけで考えていて情報整理ができて

いないせいで、文章として理論的にまとめられずにいることも多いんです。


そんな時は、真っ白な紙を渡して、それにひとつずつ


「このような現象がありました」

「だからこうです」


というのを絵に描いて整理するように指導しています。

この絵をもとに、こういう順番で論文を書きなさい、と教えると、みんな比較的良くなりますね。


★おまけショット★

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↑座り仕事の時は、バランスボールで体幹を

鍛えることも。腰痛対策にもGood!


■「これだけは学生に伝えたい」ということは何ですか?


興味を持つ」ということをしてほしいと、すごく思いますね。

実は私、大学の頃はそんなに情熱をもって勉強していたわけではないんです。

でも、理学療法士として働き始めて、「あ、こんなこともあるんだ!」と興味をそそられることが

出てきて。興味を持った内容の研究のために大学院に入り直して、今に繋がっているんです。


興味が全ての原動力だと思うので、何かに興味を持ってほしい。

嫌々やってたら、勉強も全然楽しくないし、覚わらないですよね。

でもみんな、好きなゲームのこととか、すごくよく知っているじゃないですか。

それと同じくらい情熱をかたむけられるものが大学の時にあると良いと思います。

今まで自分のやってきたことと、これからやっていくことを結び付けられたらより良いですね。



■先生がこの分野にハマったきっかけは?


私は、大学時代からずっとヒップホップダンスをやっていて、

研究も「ヒップホップダンスの動きを知りたい」っていうところから始まったんです。


「ヒップホップの動きを知りたい」

        ↓

「じゃあ、動きを知るにはどうしたらいいか」

        ↓

「モーションキャプチャーだ!」

        ↓

「だったらスポーツをモーションキャプチャーで研究できる大学院に入ろう!」

 

...っていう感じです(笑)


私の場合は、こんな風に他の興味のあることからうまく研究に繋がったので、

学生も、理学療法の難しいことに興味を持つというよりは、

自分のやってきたことや趣味をうまく自分の研究と繋げて考えられるようになれば、

楽しく勉強できると思うんです。


ですから、ゼミでも、そんな「きっかけ」を提供できればいいな、と思っています。


スポーツの動作といっても色々ありますので、例えば、今までどんなスポーツをやってきたのか

聞いてみて、"その競技の上手な人と自分を比べた時に、動きにどんな違いがあるんだろうか?"

といったきっかけを提供して、興味のあることからテーマを引き出して研究に繋げるように

しています。


■お話を伺っていると、本当に楽しそうですね。


楽しいですね!

私も楽しんでいるから、多分学生も楽しんでくれているんじゃないかな、と思っています。

瀬戸の大学祭では、学生と一緒にヒップホップダンスを踊っていますよ(笑)



■ 先生のお薦め本 


今回は、" アプリ "のご紹介です!

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Podcastで「バイリンガルニュース」を聴こう!


Podcastは、iphoneにはデフォルトで入っているアプリのようです。

Androidではデフォルト設定されていませんが、自分でPodcastを聞くためのアプリをダウンロード

することはできます。

「バイリンガルニュース」と検索すると、たくさん再生リストが出てきました。


お薦めポイントについて、先生はこんな風におっしゃっていました。


「再生すると、女性(日本語)と、男性(英語)の会話が流れてきます。

題材として研究が扱われていたり、 "こういう研究チームはこんなことを発表した"といったことを

ディスカッションしたり...日本語と英語で聞けるので、学生のみなさんが聞いたら楽しいと思います。」


まさに、大学生の英語学習にはもってこいですね。

是非お試しあれ。



 今日の一枚 


今日の1枚は、 " 先生の宝物 " です!

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誕生日にゼミ生にもらった、名前入りの焼酎


佐藤先生はお酒がお好きなのだそうです。

自分の好きなものをゼミ生が覚えていてくれて、誕生日に贈ってくれたら感激ですね

(しかも名前入り!)。


もったいなくて開けられず、研究室に置いてあるそうです。

先生は、

「お酒を贈ってくれたゼミ生たちと、卒業後に集まった時に開けたいな。卒業式でもいいな。」

嬉しそうにお話し下さいました。






佐藤先生は、とても明るく、前向きなオーラあふれる方でした!

何より、研究が本当にお好きで、お話を伺っていると、聞き手もその面白さに触れて

みたくなります。

履修生だけでなく、先生のように自分の情熱を傾けて研究がしたい方、ヒップホップや

オーストラリア(パース)に興味のある方は、一度先生の研究室を訪れてみては

いかがでしょうか。



次回の★Bridge★も、お楽しみに!

 


チョッパー子4年


今回は、経済学部 松本浩司先生の専門基礎演習にお邪魔してきました!


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松本先生の専門基礎演習の授業では、開始10分間、学生は「演習ログカード」を書きます。前回の授業からの1週間における授業の取り組みの状況や、将来に向けた取り組みに関して、自己・他己両面から評価します。みなさん一生懸命書いていました。


さて、「演習ログカード」を書き終わると、今日の本題「ブルサ」が始まります。


本日は日本取引所グループ株式会社東京証券取引所が学校向けに提供しているボードゲーム型の教材「ブルサ」を使った授業です。

(※写真が「ブルサ」です。)

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「ブルサ」とは、教科書で学ぶ経済や金融のしくみを、具体的なニュースによる株価の変動を通じて学べるボードゲーム型の教材です。様々な経済事象に基づく株価変動を通じて、経済の具体的な動きを理解できるようになっています。


まずは「ブルサ」のルールについて先生から説明されます。各々、250万円の資金を元手に株式投資など、資産を運用します。投資対象となる3つの企業(自動車製造、スーパー、アパレル生産販売)の特徴が読み上げられると、みなさんしっかりメモしていました。

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前提条件が整ったらいよいよゲーム開始です。順次具体的なニュースが読み上げられます。


1つ目のニュースは「太陽電池で走る車、量産化決定」です。

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ニュースをきいて3つの企業の株価の変動を予想し、株を売買します。

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「株価が変化するところもあれば、変化しないところもある」と途中で先生がヒントをはさんでいらっしゃいました。


全ての班が予想し、株の売買を終えたところで、結果と解説が発表されます。


松本先生は「解説中に出てきたわからない単語についてはメモして後で調べるように」と、指示をされていました。これを着実に行えば、より授業内容が身につきますね。


2つ目のニュースは「景気回復、GDP拡大、ボーナスが上がる」です。先生は「景気が回復するとはどういうことか?」と用語解説をしてくださいました。


先生の解説で特に印象に残ったのは「景気の『気』は、気持ちの『気』でもある。景気は人の気持ちとも連動している」というお話です。経済学は一般人からすると難しそうなイメージですが、「人の気持ち」と言われると身近で親しみやすい印象を受けますね。


学生は、自分の予想した株価の変動と結果が違ったときには積極的に先生に質問していて、意欲を感じました。


その後ニュースが3つ目、4つ目...と続いたところで、今度は「人生カード」を引きます。人生ゲーム同様、カードの指示が資産に影響し、ゲームの結果を左右します。


その後5つ目、6つ目のニュースが続き、

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最後は「金利が下がってきた」というニュースです。このフレーズだけでも経済学の要素がたくさん含まれています。

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「金利を操作する機関は?」

「どうやって金利を操作する?」


学生に質問を交えながら、金利に関する基本も先生がしっかり解説してくださいました。


最後の最後にまた「人生カード」を引き、色々な声が聞こえる中、株の売買の時間は終了しました。


最終的に残った個々の資産を計算し、順位付けをしてみると、1位の学生はなんとスタート時の250万円から1600万円台まで資産を増やしていました。

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1位の学生に感想をきいたところ、「みんなと(株に対する)素質が違う」と鼻高々!?


今回の「ブルサ」を通して株の売買にとどまらず、経済の基本もしっかり復習できたようでした!


★Bridge★No.35 平野 孝行 先生

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学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・

 

 

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リハビリテーション学部 平野 孝行(ひらの たかゆき)先生です。

 


平野先生は、「理学療法学概論」「理学療法学研究法演習」運動学」「基礎運動療法学」

「運動療法学A・同演習」「ヘルスプロモーション論」「地域リハビリテーション演習」など

の科目を担当されています。

  

それでは、先生の思いをご紹介★

 

 

 どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨んでいらっしゃいますか? 

 

 

リハビリテーション学部は「資格職(理学療法士)を育てる」学部ですので、学問というだけでなく、患者さんをイメージしながら学び、実際に臨床で患者さんたちと接する機会があります。

 学生には、自分のための学習ではなくて、「先々に見える患者さんのために学習していくんだ。」「そういう方たちの為に自分は何ができるのか。」、そういうことを思い描いていてほしいと思っています。

 

そこを踏まえ、人間的な部分も、この4年間で少しでも成長してくれたら、とも思っています。

 けれども、私があんまり思わなくても、4年生くらいになると学生たちには成長の跡がしっかりと見えてくるんですよ。

 

 

4年生になると学生は病院実習に行くんです。

3年間大学で勉強してきたことを、実習に行って知識整理して、実際に患者さんと接する経験をしてくる。そうすると、おのずと顔が理学療法士っぽくなって帰ってくるんですよ。

面白いもんだなと思いますね。1年生の頃におおちゃくだった子が、「ああ、こんなことを言うくらい成長したんだ。」というほど変わることがよくあります。


私たちの教育成果ではなくて、学生たちが大学で学んできたことを、最後に実習で患者様から学ばせてもらうと、こういう風にまとまっていくんだな、と。

 

 

たいていの学生は、卒業後病院へ勤めるものですから、次の年、あるいはまたその次の年に、学生が実習に行く際に卒業生のいる病院に顔を出すことがあります。そうすると、現場で教え子が患者さんを診ていることがあって、そんな様子が見られると「ああ、良かったなぁ!」と実感します。

同じ業種ですから、学会等で教え子に会うことがあって、「ああ、勉強しているね」と分かったりもしますね。


 

 

■先生が教えていらっしゃる事柄について教えてください。

 

私が教えているのは、「運動学」「運動療法学A」といった運動器疾患...一般的には整形外科の扱う疾患の理学療法治療をどう行っていくか、ということを教える科目が中心なんです。

 

私自身が、もともと整形外科の治療領域の研究や、臨床では病態と治療に関して研究してきましたから、そういう点では関連深い科目です。

 

最近では、学内外で、高齢者の運動器疾患...高齢になって全般的に運動器の機能が低下して、膝が悪くなったとか、バランス能力が悪くて転倒してしまうといったこと...の研究をしています。

 

これらの症状の研究のため、現場へ出て行って、高齢者の運動機能や体力を測定したり、筋肉の状態を検査して、どれくらい衰えていくのか、ということを計測したりします。また学内では、実習室で筋肉の強さを測ったり、運動していく中で筋肉をどうやって使ったらいいか、ということを測定研究しています。

 

 

■授業をされていて面白いところは?

 

1年次に「運動学」という、人が立ったり座ったりといった運動を行うのにどんなことが必要かを学ぶ科目があります。ここで基礎を習っておいて、3年生になると、それが障害されるとどういった不自由が起こるのか、それに対する治療はどういうものなのか学びます。

臨床に繋がる一番の基本を1年生で教えながら、3年生でそれをまとめていける。

そこが面白いところでしょうか。

 

あと、「ヘルスプロモーション論」という授業も受け持っていますが、ここでは、学生と一緒に現場に赴いて高齢者の体力を測ったり、認知症の計測をさせていただいきます。

結果をもとに、その方に合ったトレーニングや健康面のアドバイスをしていきますが、その過程で、基礎学習と同時に臨床も体験でき、具体的に地域の方を念頭において取り組むことができるので、面白いですね。

 

■実際に顔の見られる地域の方を診させて頂けると、学生の学びにも影響がありそうですね。

 

そうですね、学生たちも、目の前に顔の見られる方がいらっしゃると、意識が高くなりますし、真面目に取り組みます。

学内で学ぶだけよりも、責任感を持って、勉強して、必要なことをまとめてくる、ということをやってくれますね。

 

■何度も地域の方を診るのでしょうか?

 

2016年度は年1回でしたが、瀬戸市で高齢者の介護予防事業が計画されていて、2017年度はその事業の一部を委託してもらっています。

 

6月から12月ぐらいまで半年ほどかけて、月1回対象者にお会いしながら診させていただく、ということを学生と共にやっていこうと考えています。

 

スクールバスを利用して、半年で6回ほど対象者に瀬戸キャンパスに来ていただいて、体力測定をして、どうやって家庭で運動に取り組んでもらうかアドバイスをします。

 

この指導を通して、年度の最後に、最終的にどのくらい回復したか、あるいは回復しなくてもその方の機能が維持できたか、そういうことを見せていただけるんです。

 

6月~12月というと、春学期と秋学期をまたいでの経過観察になりますね。

 

そうなんです。

3年生科目に、春学期には「ヘルスプロモーション論」、秋学期は「地域リハビリテーション演習」があり、春学期は健康増進と介護予防、秋学期は地域の方のリハビリテーションと介護予防を考えていくということで、双方が繋がった内容になっています。この科目に関連して、3年生になった学生が年間を通して関わり学習を深めていきます。

 


2016年度までは、特に緑区をメインに活動してきました。

文科省の補助事業で、「なごやかモデル」という未来医療人の育成事業がありまして、名古屋市立大学と名古屋工業大学、そして名古屋学院大学が連携して取り組んでいるんです。それが名古屋市緑区をフィールドとして取り組んでいるものですから、さきほどの高齢者の体力測定を、緑区へ出向いて地域の活動として展開していたんですね。

せっかく緑区で活動できていましたから、今度は日頃お世話になっている瀬戸で、地域密着という形で貢献していけたらと思っています。

 


3年生の授業ということで、リハビリテーション学部生全員が体験できますね。

 

地域の方々と学生が継続して接する機会があることは、双方にメリットがありますので、2017年度を楽しみにしています。

 

本の上というか、机上の勉学だけでは、なかなか本当のところが身に着かない。

患者さんと接してこそ、学生一人一人にこの仕事の楽しさが伝わりますから、そういう機会ができるといい。面白い活動だと思います。

 

今、理学療法では、「ヘルスプロモーション」「地域リハビリテーション」に加えて、もう1つのキーワードとして「予防」があります。

今までは、患者さんになった方が...つまり病気になったり怪我をしたりして、具体的に症状が出てはじめて、理学療法やリハビリテーションの対象でした。

でも今は、もう少し悪くなる前から医療者が関わって、健康な状態をいかに長く維持できるか、ということが注目されているんです。


 

最近よく言われているのが、寿命ですね。

いわゆる「平均寿命」と、もう一つ「健康寿命」というものを聞いたことがあるかと思います。

「平均寿命」は、今生まれた子が何歳まで生きる事ができるか、ということですけれども、「健康寿命」というのは、健康でいられる年齢はどれくらいなのか、というものです。

今現在、「平均寿命」と「健康寿命」の年齢差・・・健康で人の手を借りずに生活できる期間と亡くなるまでの期間の差が、8年から10年くらいあるんです。

つまり、その期間は、何らかの医療の看護・介護が要りますよ、ということです。

 


■結構長いですね。

 

そうなんです。

そして、この期間に非常に多くの医療費がかかるものですから、国としては、医療保険でどう面倒を見ていくかということが課題なんです。

例えば、この「健康寿命」がもうちょっと長くて、あと2年長くなったとすると、その分医療費もかからないし、国の福祉費用もかからない。

ですから、「平均寿命」と「健康寿命」の差をいかに縮めていくか、ということに費用を掛けた方が、圧倒的に国の予算を圧縮できるんです。

 

 

このように、どうやって「健康寿命」を延ばしていくかということが国家戦略として言われているのですけれども、その中で、理学療法においては、倒れられた患者さんを診るのではなくて、「倒れない」「転ばない」方をどう増やしていくか、ということがポイントになってきています。

ですから、先ほどの「地域へ出向いていく」ということには、こういった観点もあるんです。

 

 

いかに医療者が地域へ入って、予防の段階から関わっていくか、それが日本の医療で今後求められることの1つになります。

それを考えると、少しでも在学中の経験が生きるといいですよね。一度経験しておけば、病院や地域へいった時にそのまま実践していけますから、今、極力経験させてから現場へ、という試みをしているところなんです。

 


■自分ではどうしようもなくなってから病院に行く、という方も多いと思いますので、予防段階から関われる場所があるということが広まればいいですね。

 

はい。国も、地域で医療福祉を管理をしていこうという方向性を打ち出していますから、地域の現場へ進んで出て行ける人材を育成しようとしているんです。

 

これからは病院や施設が中心ではなくて、医療者が地域へ入り、地域でどうやって周りの方の健康を維持していくのかを考えていく社会に向かっているんですね。

 

 


■そう考えると、学生が地域の方と接することは、Win-winの関係ができていて、とてもいいですね。

 

先々の話ですけれど...大学の中だけでこういった活動を行ってしまうと、授業とか教育の範囲内になってしまいますよね。でも、クリニックなどの医療施設ベースでやれば、もう少し、地域の健康管理というような部分も担っていけるのではないでしょうか。医学的な管理を含めた健康増進をやっていけると、クリニックとしても、もっと幅広い展開ができるでしょう。

 

今は、クリニックの病院機能にかかっている人だけが対象になってしまいますけれど、そういった学生の教育と協働することで、よりたくさんの人たちにクリニックを活用してもらえるようになると思うんです。

 

 


■地元に、ジムを併設した接骨院があって、専門トレーナーにアドバイスが受けられて、各種筋トレや運動に使用する機器は使い放題なんです。1回500円、院利用者は300円で利用できる施設で、接骨院を受診しなくてもワンコインで利用できるので、もっとこういった場所があるといいのにと思っていました。

 

ワンコインくらいだと、割と利用しやすいですからね。

「結果にコミットする」ってボディメイクの流行もありますしね(笑)

美容を考えていくと、ある程度医療や健康に結びつくことがあります。

色々なマシンを使うのもいいでしょうし、体作りは健康に繋がっていきますから。

医療と美容の境目がなくなってきているというか、高齢者だけでなく、もっと若い方から、健康維持に気持ちが向かうといいですね。

 

 


■患者目線の医療職について

 

病気をしてこと初めて分かる事もあります。

 以前入院した際に、看護婦さんのナースシューズの音ひとつでこんなに違いがあるんだということが分かりました。「なんでそんなにパタパタと歩くんだろう?」という人、穏やかに静かに歩く人、歩き方ひとつでこんなに違うんだな、と。カーテンの開け方でも、バッと開ける人、少しだけ覗いて中の人に配慮しながら開ける人、色々です。

 

これは患者になってみなくてはわからないですね。

患者さんはこうやって医療職を見ているんだな、と色々勉強になりました。

 



■平野ゼミはどんなゼミですか?

 

私のゼミ活動は、学内と地域の2本柱です。


学内では、運動器に関して興味のある事を自分で見つけて、疑問に思ったこと解決していきます。

過去の文献ではどこまで分かっていて、何がまだわかっていないのか、どうしたらそれが計測できるか、まず学生の興味にあったテーマを設定するんです。

 


もう一つが、地域の高齢者を対象とした研究活動です。

例えば、昨年度のゼミでは、地域の運動教室をやっていました。

その運動教室の効果を見ることがひとつ、もうひとつは先ほどの緑区での活動です。

 

緑区には「みどりっちのうた」というものがあるのですが、地域の方に、「これにあわせてできる体操、作れない?」とご相談いただきまして。学生が体操を作って、地域の自治会や催しで「みどりっちのうた」で体操してもらおうという話になったんです。

 

でも、版権や著作権の問題もありますので、緑区の区役所に「みどりっちのうた」を使用していいのか確認することから始めました。「みどりっちのうた」には、既に"踊り"があったんです。でも、学生が作成しようとしていたのは健康促進のための体操ですから、踊りとは違う別の位置づけということで、「みどりっちのうた」を使ってもよいと許可をいただいたんです。

 

その活動報告と、作った体操をやる時に活動量計を使って、身体負荷量がどれくらいか、心拍数や血圧がどれくらいか、平常時とどう違うか、といったこの体操の安全性と効果をゼミの研究として行いました。

 

データをとる時には、様々な計測器を車に積んで地域に赴くのですが、研究している学生以外のゼミ生も測定補助として手伝いに出掛けるんですよ。

 

 


■今、学生に伝えたいことは?

 

今、勉強が辛いかもしれないけれど、理学療法士になるためには必要なことです。

その先には自分たちを待っている患者さんがいて、責任を持って仕事をしなくてはいけないですが、現場に行ってこそ、この仕事の良さや、やりがいが分かります。

 

患者さんの喜んでくれる顔を見た時に、治療者として、あるいは職員としての嬉しさが待っていますので、今の辛さを乗り越えて頑張ってほしいと思います。

 

 

私たちリハビリテーション学部の教員は、もともとは研究者や教育者ではなく、医療者としてその道に進んだ者が多いんです。私も現場でずっと勤めていて、目の前の患者さんのことだけを考えて仕事ができて、自分の仕事で喜んでもらえることに幸せを感じたものでした

 


今は学生相手に教える立場になって、そういう喜びからは少し離れてしまったわけですが、1年間に関わった学生が70人いたとしたら、その学生たちが卒業して、1日に2030人の患者さんを診ていくことになります。今まで私が20人、30人の患者さんのためにしてきた役割を、今度は卒業生たちが担うようになりますから、卒業していく学生たちを通して、目の前には膨大な患者さんがいると思いながら、そこを楽しみに仕事をしています。

 

学生たちにも、はやく臨床にいって、患者さんたちと喜びを分かち合ってほしいですね。

 




■ 先生のお薦め本 

 

今回は、" 多読本 "のご紹介です!

お薦めbook.jpg

「銃・病原菌・鉄 : 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎(上)(下)」

(草思社文庫)ジャレド・ダイアモンド著 ; 倉骨彰訳

 

 

 

お薦めポイントについて、先生はこんな風におっしゃっていました。

 

 

『リハビリテーションや医学の本ではありませんが、読んで面白かったので学生へもおすすめします。最近の本ではなく、少し前に話題になった本です。

 


高校までの歴史の捉え方として「日本史」「世界史」などのくくりがありますが、「人類史」という別の観点と理系寄りの科学的な見方も併せて新たな視点を経験できる良い本だと思いました。

 


上下巻に分かれ、ページもやや多めですが、章ごとに読めますから、区切って読んだり興味のある章から読んだりできます。 


現在の世界の区分けを理解でき、食料・環境・文明・力などから改めて人と世界を考えられます。

 

 


 

本学にも蔵書がありますので、是非手に取って読んでみて下さいね。

本学図書館蔵書リンクはコチラ↓

「銃・病原菌・鉄 : 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎(上)」

「銃・病原菌・鉄 : 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎(下)」

 




 今日の一枚 

 

今日の1枚は、 " 先生の趣味 " です!

 

収穫2016夏 (1).jpg 2016年夏の収穫↑

 

家庭菜園



先生のご趣味は家庭菜園!


上の写真にもある通り、色々な野菜を栽培されているそうです!

取材当時の冬(2016年~2017年)は、お庭には大根・エンドウ、家の中の窓際ではプチトマトを栽培中でした。


トマトは夏にしかできないのでは?と思われた方がいらっしゃるかもしれません。

ところが、冬でも家の中で栽培を続け、春になったらお庭に出すと、夏まで収穫ができるそうです。


他にもお家の中では、来る芽吹きの季節に向けて、大根菜、スティックブロッコリー、パプリカなどを芽出し中とのこと。





CIMG3312.jpg

 

 

昨年(2016年)は、たまたま籾が手に入り、プランターで稲作もなさったそうです!

家中のプランターを集めて栽培した稲は、立派!

でも先生、取材の時点では、収穫したお米をまだ召し上がっていないと仰っていました。


味はいかがだったのでしょうか?

自分で育てた収穫物が食べられるのは、家庭菜園の醍醐味ですよね!

次はどんな新しい野菜に挑戦されるのでしょうか。

 

 



 

平野先生は、とっても優しい話し方をされます。素敵な笑顔で優しく話されるので、聞いているこちらの心がとても温かくなりました。

理学療法士を目指している方はもちろんのこと、「相談してみたいことがある」「実は野菜を育てるのが好き・・・」という方も、一度先生の研究室を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 






 

次回の★Bridge★も、お楽しみに!

 



チョッパー子

 

 

 

★Bridge★No.34 肥田 朋子 先生

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学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・

肥田先生_top.jpg

 

リハビリテーション学部 肥田 朋子(こえだ ともこ)先生です。

 

肥田先生は、「機能障害診断学・演習」「痛み学評価論」「体表解剖学実習」などの科目を担当されています

  

それでは、先生の思いをご紹介★

 


 どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨んでいらっしゃいますか? 

 

●「体表解剖学」はどんな授業ですか?


1年次の秋学期に、「体表解剖学」という体の表面から体を知るという実習メインの

授業があります。春学期から「解剖学」という体の構造を学ぶ授業が始まっていますが、

この段階では、いわば紙の上で人の体を解剖している感じなんです。

でも実際は、皮膚の上から患者さんたちの「痛い」「違和感がある」という場所を診て

いかなくてはいけないので、三次元的に人体を捉えるために設けている授業なんです。


教科書的に言えば「解剖学」だと血液は血液だけ、内臓は内臓だけ、筋肉は筋肉だけと

いった具合に系統立てて学んでいたものが、「局所」でみるときには全部が入ってきます。

皮膚をめくれば筋肉もあるし、血管もある。

同時にみることで機能もわかってくるので、バラバラだった知識が繋がっていくわけですね。

内容は盛りだくさんなので、学生は結構大変だと思います。


解剖学は、言ってみれば医学系の知識のベースになるので、漢字ばかりで覚えなければ

いけないことも多いですが、必要で大切な知識ばかりです。

ベースとなる知識なので、忘れないでほしいですし、そういう大切な知識に対する勉強・

モチベーションを上げてもらうことができたらいいですね。


実際にちょっとした動作をしたときに「●●筋が働いている」とか、筋肉痛になったときに

「●●筋が筋肉痛になった」とか、知識を体感に繋げることで、覚えなければいけない

ことをもっと楽しいものだと思ってもらえたらいいと思います。



ともかく「人を触る」ということに慣れてもらいたいですし、

「人に触られる」側の人がどのように感じるのかも知ってもらいたいです。

実習では、クラスメイト同士お互いの体を使って、三角筋はどこで、上腕二頭筋はどこで・・・と

実際に触れて確かめあったりします。

筋肉などの形を見るために、Tシャツで腕まくりしたり、胸部なんかは男の子に被験者に

なってもらって、実際の体にペンで形を書かせたりもします。

教科書で二次元的に見たのと同じ形がとれるというのは、ちょっとした感動になる思うんです。

そういうところからちょっとずつ興味を持って、人の体というものを知ろうとしてくれるといいな
と思っていますね。


患者さんを診る時には、いわゆる"触診能力"が必要です。

自分だと「触っている感覚」と、「触られている感覚」があるので、すごく分かり

やすいんですけど、他の人を触診するときは「触っている感覚」しかないので、

自分の触れている部分が本当に自分の思っている部位なのか、触り慣れないと分から

ないんです。

加えて、授業では構造的知識を得るとともに、そこから「動き」に繋げて考えたり、

「この部位の横には神経が走っているので、下手に触るとビリビリするから、むやみに

触っちゃいけない」といったことも学びます。


「筋肉」や「骨(コツ)」が学びのメインではありますが、内臓についての復習内容も

入れています。

ろっ骨を指標に「上から何番目の裏あたりに心臓があるのよ」とか「このくらいの形を

していて、こんなに大きいのよ」とか、体表から投影してみるんです。

最近では肺などの体の中にある臓器の病気の人もたくさん診ますので、後々内臓の「病気」

を学ぶことになります。

内臓には直接触れられないですが、どの位置にどういう形でどんな臓器があるのか、

ということを1年生で見ておくことは、結構大事かなと思っています。

 

1年生で触ることに少し慣れてもらうと、2年次以降の演習の授業(例えば機能障害診断学演習)

にもその知識と技術がつながっていきます。




●「体表解剖学」の面白いところは?


人の体の見えていないところが見えるようになることでしょうか。

例えば、ギックリ腰で痛みを訴えている患者さんがいたとして、

患者さんの体に触れて「ここがそうでしょ?」と分かるということは

理学療法士の醍醐味ですから。 



●「痛み学評価論」はどんな授業ですか?


痛みは、ケガした時などに感じたことがあると思いますが、傷が治れば痛みも治まっていた

と思います。

でも見た目からは治ったように見えるのに痛みが続いていたり、なぜかわからないけど痛みが

出てきた場合には気になって病院に行きますね。


疫学調査によると6か月以上痛みが続いている人は、興味深いことに、肉体労働者よりも

デスクワークの人に多く、高齢者よりも働き盛りの3050歳代に多いことが分かってきました。

動かさないでいると痛くなるんですね。

他にも無くなった手足が痛い(幻肢痛といいますが)という理解に苦しむ痛みがあります。


このような痛みは、ケガした時の痛みとは別のメカニズムで生じていることが分かって

きており、原因がはっきりしないものもあって、人々を困らせています。


つまり原因がはっきりしている痛みとはっきりしない痛みがあるのです。


このような痛みに悩む患者さんに理学療法を行うためには、これらのメカニズムの違いや

それを判別する力と個人に適した治療法の選択が求められます。

「痛み学評価論」の中では、この大きく分けて二つの違いとその鑑別に必要な評価方法について

学修し、治療へつなげていく知識の習得を目指しています。

と言ってもすべて解決しているわけではないため、私たちも日々研究しているところです。


 

先生のゼミはどんなゼミですか?

 

ゼミは実験系の研究が多いですが、

色々試行錯誤して問題解決していく経験が患者さんを診るときに生かせたらよいと思っています。

動物(ラット)を扱う場合もありますね。

人を相手にするテーマと両方扱っていますけれど。

動物を飼っていない期間は、どのように研究発表するかグループで練ったり、

痛みに関係していそうな物質に目星をつけて、染色や計測など色々な方法を学びながら

解析したりします。


ラットの実験は、まず動物に慣れてもらうことから始まります。

私自身の研究テーマが「痛み」なので、ネズミさんには申し訳ないけれど、

ギブズをはめて動きが悪くなった状態を人為的に作り出して実験しています。


一日中椅子に座っていると、腰が痛くなったりしますよね。

寝たきりの人も、別にどこか悪いわけじゃなくても痛みを訴えることがあります。

ネズミも同じで、ギブスをはめて動きにくい状態を作っていると、やっぱり痛くなるんですよ。


 

●でも、どうしてネズミが「痛くなった」とわかるのでしょうか?

 

ネズミは痛いって言わないですからね(笑)

ちょっとつつくんです。

普通なら痛くないような刺激を与えてみる。

人間でも、本当に痛い時は「痛っ!」ってなりますよね。

ネズミも同じで、逃避反応が出れば、きっと痛いんだろう、と見るんです。

 

最初は、「これくらいの強さだったら逃げる」という刺激量を量っておきます。

でも不活動な状態を作っておくと、普通なら無視するような刺激量でも逃げる

ようになるんです。

刺激の種類によって逃避反応の計測方法はさまざまですが、その刺激量を定量的

にしておくと、だいたいどれくらいの強さで痛みを感じているのか推測できる

というわけです。


今のゼミ生は、「マッサージの効果が見たい」と言って、ネズミをマッサージする

研究をしているんですよ。比較対象も必要なので、膝の上でマッサージするネズミの

グループと、抱っこだけしているグループと作って比べています。

 

面白いんですよ、膝の上で抱っこしているだけですけれど、マッサージの刺激が

入っている方が痛みが少ないんです。

2年前の学生が実験したんですけれど、ホットパックなんかもいいですね。


研究結果は卒業研究発表会で発表します。

内容によっては卒業後に学会で発表することもあります。

卒業研究として最後に論文を作成はしますが、きれいな結果が出なくてもいいと

思っているんです。

患者さんのどこが問題なのか探りだし理学療法という手段を使って治療していき

ますので、ものを見たり考えたりするトレーニングになればいいかな、と。

一生懸命考えてやってみて、うまくいけばそれでいいし、うまくいかなかったら

何が問題だったか考えて、次に修正ができる。

そういう気づきに繋がればいいですね。


 

●今、学生に伝えたいことは?

 

とにかく、リハビリテーション学部は忙しいんですよ。


忙しいんだけれど、やっぱり時間があるのは大学生の間なので、

アルバイトばっかりするんじゃなくて、もっと遊んでほしいんです(笑)


結局卒業したら働くじゃないですか。

自分も忙しかったと思うけれど、お金の無い中で結構旅行にも行ったんですね。

お金がないから青春18きっぷで東京に行ったり、北海道まで陸路を行ってみたり...

快速の夜行列車もあったので、そういうものを使って旅行しましたね。


周りにモノがあふれているからかもしれませんが、今の学生は、あまり遊びをしない気が

しますね。

遊びたいけど遊べなくて、中途半端に単位を落としてしまう学生もいるんです。

現役の子が多いので、1年の留年をものすごく重いことに捉えているんですね。


でも、そういう学生には、「遊びたいならいっそ休学して遊びにいきなさい」と

言っています。


現に、学生の間に遊んでいた学生のほうが、社会に出てから勉強しているように

思います。

学校ですごく優秀だった学生のほうが、卒業してからはサラリーマンPTになっている

っていうか。

 

 

理学療法士を続けていれば、日進月歩のところがありますから、いろんな研修会に参加して

自分を磨く人や、目の前の患者さんとは向き合うけれども必要最低限で終りの人、

色々出てきます。

どんな働き方がしたいのかは人それぞれですけれど、働いてしまえば1年や2年は

さほどの問題ではないので、いっそしっかり休学して、また気持ちを切り替えて勉強

するのもいいのでは?と私は思います。



■ 先生のお薦め本 

 

今回は、" 多読本 "のご紹介です!


お薦め本.jpg


イングリッシュリーダーズ各種 


先生は、このMAGIC TREE HOUSEシリーズを、1年以上少しずつ読み進めて

いらっしゃるそうです。


こうした英語学習者向けのレベル別読本は、図書館やi-Loungeにたくさんあります。


是非一度足を運んで、自分にあった本を探してみましょう!




 今日の一枚 


今日の1枚は、 " 先生の趣味 " です!


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ゴルフ

 

先生は、ここ数年、他の先生方と一緒にゴルフをされているそうです。

ウワサによると、持ち前の真面目さで努力を欠かさず、めきめきと腕を上げられているのだとか。

白いゴルフバックがキュートです!

 

 

 

お話を聞かせていただいて、肥田先生は、真摯に人と向き合い、語学にしろゴルフにしろ

コツコツとたゆまず努力される方なのだな、と感じました。

(ゴルフの上達が早いのもうなずけます!)

とても親切で、しっかりと人と向き合ってくださる、お話ししやすい先生なので、

理学療法士を目指す方はもちろんのこと、チャンスのある方は是非、肥田先生の

研究室の扉を叩いてお話を伺ってみてはいかがでしょうか。

 



次回の★Bridge★も、お楽しみに!

 



チョッパー子4年生中心の回





みなさんこんにちは。

教育学習センターです。

 

46日(木)に、教育学習センター(ESC)サポーター主催で、

イベント『STUTEA(スタティー)』を開催しました。

 

今回のテーマは「履修登録」。

ESCサポーターたちが、自分たちの履修経験から、

授業で押さえるべきポイントや試験勉強のコツなどについて、

さまざまなアドバイスを行いました。


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STUDYTEAの名の通り、お茶の時間にお菓子を食べながら、

なごやかな雰囲気で相談&科目についての学びができたようです。


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NGU生のみなさん、

今後もESCサポーターのイベントに、是非ご参加くださいね。

 

 

チョッパー子

桜が見ごろです

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NGU生のみなさん、春学期がはじまりましたね!

新入生の方は、ご入学おめでとうございます。

今年は桜の開花が遅く、4月に入ってからも楽しめていいですね♪

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白鳥キャンパスの隣には公園があり、ソメイヨシノを始め、数種類の桜が楽しめます。

この季節になると、老若男女のみならず、犬猫鳥に昆虫と春を喜ぶ生き物にあふれ、

絶好のお花見スポットとなっているのです!

 

さて、中でも人気の撮影スポットが、こちらの桜↓

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お気づきでしょうか?

地面スレスレまで桜の花が咲き乱れており、小さなお子さんやペットと一緒に

写真が撮れちゃうんです!

ハッキリした桃色をしているため、写真映えしますよ!

 

さて、この桜、良く見てみると、こんな生き物も。


桜と蜂.JPG


そう、みつばちです!


ソメイヨシノにはほとんどいないのに、この桜に多いのが不思議です。

ミツバチは比較的おとなしいハチのようで、多くの人や動物が近づいても

攻撃してくる様子はありませんでした。

(かくいう私も、かなりの至近距離で撮影しております・・・)

きっと、蜜を集めるのに一生懸命なのでしょうね。

 


ところで、名古屋学院大学(以下NGU)の屋上で養蜂を行っているのをご存知でしょうか?

NGUでは、「みつばちプロジェクト」として学生と教員で養蜂を行っています。

 

採取されたハチミツは、近隣のレストランで使用されています。

また、NGU生の運営するMile Post(日比野学舎1階)では、

このハチミツを使用したパンが販売されています。

他にも、NGUグッズの1つである「カステラスク」(丸善で販売中)にも、

ハチミツがついてきます。

カステラスク.jpg

季節によって色も味も違って、楽しめますよ。

 

 

 

話はもどりますが、桜について。

新しいお友達や、サークルメンバーとのお花見にもぴったり♪

みなさん、この美しい「始まりの春」を存分に楽しんでくださいね!


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チョッパー子


ESCサポーター 加入者、大募集中!!

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新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

ESCサポーターの一圓(いちえん)昌樹(商学部商学科4)です。

教育学習センター(ESC)では、ESCサポーターになっていただける、みなさんを大募集しています。

 

 

image_サポーター募集.jpg

 

 

ESCサポーターとは?】
私たち『ESCサポーター』は、希館1階にあるESCのサポーターとして、授業やテスト、履修登録など、大学での学習面で困ったことや解らないことなど、みなさんが抱いている不安や疑問を「みなさんと同じ視点」に立って、サポートすることを目的に活動しています。今年度からは、『ESCサポーター』が履修した科目についての「授業用レポート」を書くことに取り組む計画をしています。

 

【活動場所】

希館1階にあるESCと希館2階にある「スチューデントルーム13」という場所で活動しています。

 

注意点として、活動は不定期ですので、下記のメールアドレスまでお問い合わせ下さい。

 

【活動内容】
みなさんに「楽しく学んでもらう」ための、様々なイベントを企画しています。これまでに、『LEARNCH(ラーンチ)』というイベント を企画してきました。今年度からは、新たに『STUTEA(スタティー)』というイベントを開催していこうと考えています。  

みなさん、私たち『ESCサポーター』と一緒に、様々なことに「チャレンジ!」してみませんか?

 

1年生だけでなく、もちろん、2年生以上の学生も大募集しています

 

ESCサポーター』に興味のある方は、「ngu.esc2017@gmail.com」まで連絡をお願いします。


~チャレンジする「あなたの熱意」をキャッチします!~

お待ちしています((´∀`))!!((´∀`))!!((´∀`))!!((´∀`))!!((´∀`))!!((´∀`))!!

新イベント開催します!

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新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

ESCサポーターの一圓(いちえん)昌樹(商学部商学科4)です。

 

私たち、『ESCサポーター』は、46()15001630に、『STUTEA(スタティー)』というイベントを開催することに決定しました


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STUTEA』とは、「STUDY(勉強)」と「TEA(ティータイム)」を融合した、

学んで楽しめるイベントです。


ESCサポーター』と一緒にお菓子を食べながら、楽しく学びましょう!!

 

今回のテーマは「履修登録」です。1年生の皆さんはどの科目を履修するかどうかで悩んでいませんか?科目選択は皆さんに深く関わるテーマなので1年生以外の皆さんも是非、参加してみて下さい。

 

場所は、希館2階にある「スチューデントルーム1」という教室で開催します。

 

時間のある方や木曜日の4限に授業のない方は、是非、ご参加してみて下さい!!

お待ちしています(^_-)-

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