「花」と一致するもの

みなさん、こんにちは。

大学院事務室安東です。

 

桜も咲き始め、お花見シーズン到来です。

よい季節になってきました。

 

さかえサテライトでは、本日、今年度4回目となる税理士セミナーを実施しました。

 

今日のテーマは、「税務補助者の業務品質管理と進捗管理」 。

確定申告業務で超過勤務が増える3月。業務の質を落とすことなく、いかに効率よく遂行するか、という内容で

実際に税理士補助業務に就かれている方、税理士の方にはもってこいのテーマとなっています。

講師は、本学経済経営研究科の岸田賢次先生(税理士)にお願いいたしました。

20130329_税理士セミナー岸田先生その2.jpg

 

このセミナーは、名古屋税理士会、東海税理士会の認定研修にもなっているため、

本学学生、修了生を始め、名古屋税理士会、東海税理士会所属の税理士の方にもご参加いただきました。

20130329_税理士セミナー様子.jpg

 

また、セミナー終了後には、本学会計人会(修了生を中心とした集まり)主催の勉強会も開催されるとのこと!

修了生の活動も活発に行われています。

 

2014年度も税理士セミナーを開催する予定ですので、ご興味のある方はぜひ、ご参加くださいね。

 

 

 

 2014年3月8日(土),午後2時から浜矩子先生(同志社大学大学院ビジネススクール教授)を講師に招いて,今年度最後の公開講演会をクラインホールで開催しました。浜先生の登壇は今回が2回目で,前回は昨年の3月8日でした。つまり1年ぶりの浜節を聞く機会となりました。
 今回も,参加者の事前登録は講演会の案内を公開した即日に満杯となり,多くの方々の申し込みにお断りを言わざるを得ませんでした。応募したのに席が確保できなかった方々には,心よりお詫び申し上げます。

開演の前に
 講演開始時間は午後2時。浜先生が名古屋キャンパスに到着したのはそれよりも1時間半ほど前です。時間的余裕を持って現地に到着するのが浜スタイル。今日も髪は紫,御召し物の色も紫です。全身パープルで,高貴なオーラがメラメラと燃えていました。
 1年ぶりの再会に,懐かしさのあまり思わず握手。前回の講演会が昨日のことのように思い出されます。講演前には1時間余の雑談時間を持つことができました。これは主催者の特権で,講演テーマとは離れた四方山話を楽しむことができる時間です。もっとも今回は,グローバル時代における大学像に関する話題が中心でしたが・・・。

講演の内容
 さて,講演内容です。今回の講演タイトルは「国々はグローバル時代をどう生きるか―国境なき時代への対応―」でした。前回の講演は,安倍政権が発足してから3ヶ月,「アベノミクス」という言葉も新鮮な響きをもっていた時期でした。それから1年が経過し,アベノミクスの実像も姿を現しました。そういうタイミングでの経済評論です。
 以下は,講演内容のエッセンスです(文責:木船)。

(1)グローバル時代に咲く「あだ花」
 ヒト・モノ・カネが国境を越えて動くグローバル時代にあって,従来では考えられない現象や行為が派生している。時代の「あだ花」である。仮想的世界から生まれたビットコインやリッチスタンがそれだ。ビットコインはネット上の仮想通貨,リッチスタンは仮想の「金持ち国」を示す。そこに住まう人間がリッチスタン人であり,彼らはキャピタルゲインにより巨額の富を持ち,租税回避地に住居を移して,既存国家に意味を見出さない。
(2)グローバル時代を生きる反解答
 あだ花も生まれるグローバル時代に国々はどのように生きるべきか?その反面教師(反解答)として安倍政権の経済運営(アベノミクス,成長戦略)がある。何故,安倍政権の経済運営が反解答か?それは,①人間不在(人間に目が向いておらず)であり,②時代不適合(グローバル時代との親和性が欠如)であるからだ。
 ①人間不在:安倍政権の「成長戦略」は,経済効率ばかりを追求し,人間を後ろに追いやっている。経済活動は人間固有の営みであり人権の礎であるべきものなのに,安倍政権の「成長戦略」は人間と経済を対峙させている。
 ②時代不適合:安倍政権の成長戦略は,富国強兵,世界制覇戦略の思想が色濃い。グローバル時代は誰も(どの国も)一人では生きていけない時代であり,「淘汰と共生」が共存する時代である。そういう時代にあって世界一を目指す戦略は間違っている。
(3)グローバル時代を生きる模範解答
 では,この時代に生きる国家の模範解答はどのようなものか?掲げる言葉は①「シェア(占有率)からシェア(分かち合い)へ」であり,目指す場所は②「多様性と包摂性(包容性,抱き合える力)」に富んだ世界だ。
 ①シェアからシャアへ:一昔前のように市場占有率を競い市場を奪い合うのではなく,互いに応分の負担や便益を分かち合う生き方を目指すべきだ。
 ②多様性と包摂性:目指すべき国家や地域の有り様は,多様性も包摂性も富んだ姿だ。X軸(横軸)に「多様性」,Y軸(縦軸)に「包摂性」をとって,国家の姿を類別してみよう(図1参照)。従来の日本は図1の第2象限にあったが,グローバル時代には図1の第1象限を目指すべきである。

講演を終えて
 資料は何一つ持たない。聴衆を飽きさせないよう時折ジョークを入れる。でも理路整然としているから論理は追い易い。終了時刻はぴったり予定どおり。相変わらず,浜先生は超一流のスピーカーでありパフォーマーでした。
 今回は,前回のアンケート調査結果を踏まえて,事前に質疑応答時間を20分間とることにしていました。予想通り何人かの質問者の手が上がり,それぞれの質問にも丁寧に答えて頂きました。参加者の満足度は,昨年にも増して高いものになったと思います。
 講演終了後の雑談の中で,オフの過ごし方が話題になりました。浜先生のご趣味は,演劇鑑賞とのこと。芝居も経済も人間の生きざまを投影したもの。芝居にみる人間心理の読み解きは,人間が行う経済活動の謎解きと近いものがあるそうです。だから,両方面白い。きっと浜先生は,命ある限り経済評論をしているに違いないと思います。
 今回も地域連携センターの教職員の方々には,準備段階から当日の運営までご尽力を頂きました。記して感謝申しあげます。ご苦労様でした。ありがとうございました。

多様性と包摂性(浜矩子講演2014の参考図).jpg

新芽

あたたかくなったと思うと急に寒くなると気温が安定しませんが、植物は春をむかえています。

名古屋キャンパスチャペルのアセビ(馬酔木)はすっかり満開になりました。

CIMG2404.jpg

 

CIMG2405.jpg

下から見ると小さなベルが並んでいるように見えてきます。

風に吹かれてチリチリリと音が聞こえてきそうです。

 

アジサイはちいさな葉が芽吹いています。 

CIMG2407.jpgスギ花粉もすっかり猛威をふるって・・・ハクション!

植物を見るのも一苦労ですが、日に日ににぎやかになっていくチャペルの庭の様子も紹介していきたいと思います。

パッションフルーツ

前回の記事でも取り上げた『ショコラ』はレントの期間の過ごし方を題材にしていますが、イエス・キリストの受難をまっこうから取り上げた作品もたくさんあります。

音楽作品ではマタイ受難曲(バッハ)、ヨハネ受難曲(バッハ)が有名です。
ミュージカルでは『ジーザス・クライスト・スーパースター』、映画は『パッション』が有名です。
そうそう、"パッション"は「受難」の意味で、「情熱」じゃないんです。

パッションという言葉を調べるまで知らなかったのですが"パッションフルーツ"のパッションは「情熱」じゃなくて「受難」の意味だったんです。
どうも実をつける前の花(時計草)が十字架上のイエス・キリストを現しているように見えることからパッションと呼ばれるようになったそうです。
てっきり南国の果物だから情熱的なのかと思っていました...まだまだ知らないことがいっぱいあります。

レンテンローズ

前回の記事にあるように本日は灰の水曜日、レントが始まりました。
ということで、ブログのtop画像をレントっぽく変更しました。
"レントっぽく"のポイントは3つ。

point.jpg

1.写真はレンテンローズ(クリスマスローズ)
  クリスマスローズはクリスマスの時期に咲くものと、今の時期に咲くものがありますが、今の時期に咲く種類のものは"レンテンローズ"と呼ぶそうです。名古屋キャンパスチャペルに咲いたレンテンローズの写真です。

2.敬神愛人(英語)の横にユリの花のマーク
  白百合は復活(イースター)の象徴ですが、受難があってこそのイースターともいえます。また赤い百合は受難の象徴ともされています。

3.ムラサキ色
  レントの時期の色、受難を意味する色です。「待つ」という意味もあるのでアドヴェント(待降節)の時期にも使われます。


2月!え?後半?

 

こんにちわ!

2月も、もー後半ですね!

はやいいいいいいいいいいいいいいいいいい

 

 

私事ではありますが、集中講義を終え、やっと春休みに突入しました!!

やーっと春休み!

でもこの春休みが終わる前に卒業式が。。。。

さびしい!かなしい!卒業したくない!

授業はなくても良いのですが←

友人と当たり前に過ごす毎日が無くなってしまうのがかなしいです。

ちなみに友人と卒業について話していたらフライングで泣きました(笑)

 

 

卒業さびしいです。

卒業まで残り0単位の表示を見たときは喜びと「え、卒業しちゃう?」と複雑な気持ちでした。

4年間で卒業できなかったら憤慨していそうですが←

 

 

桜が満開の隣の公園も、緑にあふれる公園も、葉が色づいた公園も、雪化粧をした公園も

もう見ようとして学校に来なければ見れないんですね。

今までは学校に来るついでのように見ていたのに。

当たり前だったことが当たり間じゃ無くなるのがさびしくて、かなしくてしょうがないです。

 

 

図書館で働けるのも残りわずかです。

熱田祭りの花火を図書館で見たのも良い思い出です。

(20時閉館、19時45分から花火だったのです。ちらっと見ただけですよ!)

卒業までいっぱいブログを書く予定なのでみなさんちらっと読んでくださいねー!

 

 

ということで、わたしの完全な私事ブログでした!(笑)

 

 

【名古屋学生サポーター:oka】

 

 

 

 

 2014年2月8日(土),午後1時半~4時半で,瀬戸地域版の「地(知)の拠点整備事業」キックオフ・フォーラムを瀬戸市「瀬戸蔵」4階多目的ホールで開催しました。当日は,太平洋岸で40年ぶりとか70年ぶりとかいう積雪量を記録した大荒れの空模様でした。開会を待つ控室から窓の外を見ると,あたりは横殴りの吹雪。
 「こんな悪天候では,参加予定の人たちも,今日はお休み,となるだろうな」。空席だらけの会場では,講演者・パネリストに申し訳ないなぁ。ところが,会場となる多目的ホールを覗くと,開会時間前にほぼ満席。嬉しい誤算でした。100名を越える熱心な参加者を得てキックオフ・フォーラムが始まりました。

フォーラムの様子
 開会の挨拶は,急遽,参加となった増岡・瀬戸市長にもして頂きました。本学と若い学生たちの力に期待している,とのお言葉を頂戴しました。
 第一部の基調講演は,今回も東海テレビ・アナウンサーの高井一(はじめ)さんにお願いしました。演題は「地域の宝をまちづくりに生かす」。名古屋キャンパスでの講演(1月11日)後に,事前取材のために自ら瀬戸を歩き,この講演に臨んだそうです。確かに新たな映像が加わり,パワーポイントの画面も進化していました。名実ともに「地域の宝さがし」のプロです。これからは,高井さんを「リージョナル・トレジャー・ハンター」と呼ぶことにしましょう。
 第二部のパネルディスカッションでは,「地域の現状とまちづくりの課題」,「瀬戸市のまちの宝とは」といったテーマで討論が行われました。司会は曽我良成教授,パネリストは次の方々です。
    山田真司さん (瀬戸市交流活力部部長)
    水野教雄さん (陶芸作家)
    鈴木政成さん (中外陶園代表取締役,瀬戸まるっとミュージアム観光協会会長)
    後藤昭子さん (瀬戸市市民活動センター)
    木船久雄   
 山田さんからは,行政の立場から瀬戸市が目指す「自立し助けあって市民が力を発揮している社会」への取組みとともに,「お雛めぐり」「陶祖800年祭」「ハイキングツアー」など観光事業の一端を紹介して頂きました。
 鈴木さんからは,観光協会会長の立場から,まるっとミュージアムのほか,「招き猫祭り」「瀬戸アトリエ参道」「瀬戸めし広場」など各種イベントの説明に加えて,「他所者の力」必要としているという発言を頂きました。
 陶芸作家の水野さんからは,仲洞町にある「窯垣の小径」が観光拠点になった経緯や,まち興しの「できることは何でも村の住民でやる」精神の話を伺いました。
 後藤さんからは,市民活動の現状を紹介して頂きました。人口13万人の瀬戸市に,登録市民グループが221団体,1万人以上が参加しているそうです。活発な市民活動は,2005年の愛知万博のソフト面での遺産とも言えるようです。
 フロアに居た高井さんから「瀬戸の宝である瀬戸物を生かすには,もっと使い手の視点にたった工夫や仕掛けが必要ではないか」との意見が出され,しばし瀬戸物や観光振興に関する論議に花が咲きました。
 予定時間を30分以上も延長して,パネルディスカッションは終了しました。
 閉会の辞は,本学理事長の稲垣隆司が行いました。主催者を代表して,今回のフォーラムへの登壇者および参加者へのお礼とともに行政や住民の方々へ今後のご支援をお願いしました。

懇親会で―瀬戸物の今―
 夕方5時過ぎから,フォーラム登壇者への慰労を兼ねて懇親会を行いしました。そこで,たまたま私の右隣に座った鈴木さんから瀬戸物産業の現状について大変興味深いお話を伺いました。少し淋しい気もしますが,冷徹な現実を知らされた思いです。
 それは,日本の陶磁器産業に留まらず,世界の有名陶磁器企業も惨憺たる状況にある,今や,多くの企業が経営不振で金融資本の軍門に下っている,ということです。あのウェッジウッドもロイヤルドルトンも,ロイヤルコペンハーゲンさえも・・・。かつて,こうした欧州の王室御用達ブランドの食器類は,結婚し真新しい食器棚を据えた時,そこに飾り皿として並べておきたい品々でした。実際,我が家でも幾つかの絵皿やコーヒーカップを買い揃え,未使用のまま食器棚の絵になっています。
 調べてみると,ウェッジウッドは2009年に経営破綻し,ロイヤルドルトンやウォーターフッド・クリスタルとともにWWRD持株会社の傘下に入っています。このWWRD持株会社の親会社はKPSキャピタルパートナーズという投資会社です。また,ロイヤルコペンハーゲンは,金融持株会社のRoyal Scandinavia社に買収され,Royal Scandinavia社の筆頭株主(51%)は投資会社のAxel社です。一流有名ブランドたりとて,企業が生き延び続けることは大変なことなのだ,と改めて知らされました。
 鈴木さんの解説では,後発とはいえ日本が先進諸国に仲間入りした頃,日本人は所得増加に合わせて高級陶磁器を買い揃えてきた。ところが,現在の新興国の人達はそういう嗜好にない。だから,一流ブランドを持つ陶磁器会社も商売環境は厳しい。身売りを繰り返しながらブランドを継いでいくことになる,というのです。
 しかし,考えてみると,こうした現象は何も陶磁器産業に限ったことではないように思います。イブサンローランやカルティエ,ルイヴィトンといった有名ブランドが次々と買収対象にされてきたファッション業界。モノづくりの製造業でも似た話はたくさんあります。パナソニックに吸収される家電メーカーのサンヨー。自動車業界では,世界大で資本提携や共同開発・生産などが進められてきました。金融業界だってそうです。日本の都市銀行で,私が子供の頃と同じ名前を使っている銀行は今や一つもありません。
 企業経営には,社会の変化に合わせた迅速な対応が不可欠で,変わることを恐れてはいけない。変化し続けること,それが持続可能な組織や経営なのだろうな,と考えさせられた次第です。
 夜8時過ぎ,懇親会はお開き。既に吹雪は収まっていましたが,歩道には雪が残っています。転ばないよう,気を付けて帰ろう。

ちょっと大きめ

寒さにふるえながら過ごしている今、ちょっとした癒しが名古屋キャンパスチャペル前の花壇です。
パンジーが寒空のしたできれいに咲いています。

CIMG2231.jpg
これが去年のパンジー。
CIMG1693.jpg
こっちが今年のパンジー。
CIMG2230.jpg去年に比べて株の大きさはまだまだ小さいですが、花の大きさは倍!

これからどんどん成長していくのが楽しみです。



★Bridge No.5★濵 満久先生

学生さんと先生をつなぐ連続企画★Bridge

今回は、

 

商学部准教授の 濵 満久 先生です!

 

濵先生は、2013年度の商学部教務委員をされています。

それでは、先生の"思い"をご紹介★

※今回は、先生のキャラクターを尊重し、優しい上方言葉そのままにしてみました!

 

どんな思いを持って、授業・ゼミに臨まれていますか? 

 

ずっと変わらず思い続けていることが、2つあります。

 

   "当たり前"を疑うこと

 

僕は、あらゆることに対して「なぜ?」を考える視点をもってもらえるように

授業しています。

 

例えば流通論や商業史の授業 では、"なぜ商業が存在しているのか?"

というところから話をしていきます。

 

お店が存在している、ということは誰でも知っていることですが、

それが「なんでや?」と考えるとわからない。

 

普段当たり前だと思って考えもしなかった点から、

今まで自分の見えていなかったことが見えてくる。

新しい"気づき"を得ることができるんです。

 

授業では、そういったことを感じてもらえれば、と思っています。

 

 

 

 

   自分の思ってもいない可能性を開花させるきっかけを見つけてほしい

 

僕自身、全く勉強のできない人間でした。

 

「お前、高校行かれへんのやない?」と言われたくらいで、

勉強していなかったことを後悔したりもしました。

 

そんな勉強と無縁の生活を送っていた自分が、今、学問の世界で生きている。

 

自分なりに、その場その場で全力を尽くしたという誇りはあるんですが、けして、この道を目指していたわけではなく、今でも「よう自分がこんな仕事できてるな!」っていう驚きがあるくらいです。

 

それだけに、「人間って、自分が思いもよらない可能性を秘めているんだな」と感じます。

あとは、自分がその可能性を開こうとするかどうかの差だと思います。

 

 

 

 

僕が本当に勉強に打ち込むようになったのは、大学2年の時に出会った、流通やマーケティングの授業がきっかけなんです。

 

「コレだ!!」

 

「自分は将来、コレのプロフェッショナルになりたい!!」

 

って思ったんですね。

 

自分を生かす場所はどこでもよかったんです。

でも、いざ大学3年の時に就職活動を始めると、腹が立ってしまって。

 

せっかく"僕は専門でコレを学んだ!"っていうものがあるのに、

企業の文系学生の募集の仕方って、あんまり専門性は関係ないじゃないですか。

 

これだけ真剣に流通・マーケティングの事を勉強してきたのに、

受け入れ側に学生の専門分野に対するこだわりがない。

 

その憤りを、ゼミの先生に相談したんです。

 

そうしたら「本当にプロフェッショナルになりたいのなら」と大学院を勧められて。

それで大学院に行ったんです。

結果的に今、大学で教員をやっている。

当初からは想像もしなかった状態になっている(笑)。

 

 

だから、どんな人でも、極端に言えば無限の可能性がある、と考えています。

あとは、自分がその可能性を開くきっかけになるような授業にしよう、と。

 

 

 

 

僕自身、大学の授業できっかけを与えてもらって、それが今に繋がっているから、

大学教員という仕事は、それだけ貴く、責任重大なんだと思っています。

他人の人生に大きな影響を与えることができる。

自分の体験を通して、まさにそう感じます。

 

 

僕が大学で「コレだ!!」と思った、あの時の感覚を、

1人でも多くの学生さんに体験してもらえたらいいですね

 

 

学生さんたちの周辺には、色々なきっかけが転がっていて、

自分もその1つであったらいいと思っています。

 

 

 

 

●ゼミについて●

 

授業だけでは限界がありますので、一番力を入れているのはゼミ活動です。

 

僕のゼミは"厳しい"ということを全面に出してやっています。

 しんどいけども、最後"やって良かった"と思えるようなゼミになるように心がけています。

 

 

物事の本質って、やってみて初めて分かった、っていうことが多いんじゃないかって思うんです。

 

人間って、行動する前にいろいろ考えてしまって、結局実行しないということが多いと思うんですけど、しんどいことをやり通して、最後振り返ってみると、"やって良かった"って思いますよね。

 

そういうのって、一生残ります

 

遊ぶということは楽しいでしょうけれど、あまり後に残らないんです。

本当の意味での楽しさというのは、しんどいことを突き抜けた先にあると思うんです。

そういう体験を積ませてあげたい。

実際、成長しようと思ったら努力しなきゃいけませんよね?

そして、努力ってしんどいんです。

ゼミ生にも、僕自身にも言っています。

 

「迷った時はしんどい方を選ぼう」って。

その積み重ねが、大きな成長に繋がっているんじゃないかって思うから。

 

 

 

ゼミでは、メリハリを大切にしています。

"よく遊び、よく学べ"をモットーにしているんですが、この言葉、

とても聞こえがいいじゃないですか。

僕のゼミに入りたいという学生さんの中には、この言葉がいいと思ったという人もますが、

"よく遊び"の方に惹かれる学生が多い。

そういう学生さんには言ってるんです。

 

 

「遊びは君ら、さんざんやってきてるやろう。

 頑張らんでもできるやん。

 大事なんは、メチャクチャ勉強してるのに、メチャクチャ遊ぶ。

 全部全力でやるって、ものすごく大変やからね。」って。

 

 

勉強だけやってても、何かもの足りない。

両方全力の人って、かっこいいじゃないですか。

「そういう人間て凄いやん、そういう人になろうよ!」って。

 

 

 

ゼミ生は、ゼミで毎回発表しなくてはいけません。

グループワークをするんですが、そのために、時間のやりくりをして、集まって・・・という準備をしなくちゃいけません。

予定の調整や、意見が合わへんとか色々なことがあるんですけど、そういうめんどくさいこと全部経験してほしいと思ってます。

 

 

社会に出たら、色々な板挟みにあうじゃないですか。

その時、選択を迫られることがあるわけですが、何が大事かといったら、

選択しなかったほうにフォローを入れてもらえる体制を作っておくことなんですよね。

 

 

今からこういう板挟みの状態を経験して、練習しておいてほしい。

一つのモノを作り上げる体験をしておいてほしい。

 

 

ういった、忙しい、大変な経験をした最後に、

打ち上げなんかをやってメッチャ盛り上がる。

 

こういうメリハリが大切なんです。

 

 

 先生のお薦め本 

 

『知的複眼思考法』

 

苅谷剛彦 著  講談社+アルファ文庫

 

大学の勉強というのは、高校までと違い、記憶する勉強よりも思考する・・・自分で問題を見つけ、自ら問題を解く、という形が多くなります。社会に出れば、そもそも何が問題なのかも分からないことに出くわします。あなたの出会う「なぜ?」をどう思考したらよいのか。先生が読まれた中で一番分かり易い本ということでお薦めいただきました。

 

図書館にも所蔵していますので、興味を持った方は是非、借りてみてくださいね!

 

 今日の一枚 

 

 

濱先生.jpg 

"良く学び、良く遊ぶ"を大学生活で本気で体験したい学生さん、

先生の研究室をたずねて、じっくりお話しして、

是非"きっかけ"を掴んで下さいね!

 

 

 

さて、次回の★Bridge★は

 

外国語学部教授の 湯浅 康正 先生です!

 

お楽しみに♪

 

 

 

チョッパー子

 

らすとすぱーと(´∀`ゞ

みなさんこんにちは

毎日が誕生日のカシスオレンジです(*・∀・)b

 

いやぁ~遂に50周年記念棟の建設がはじまりましたね

自転車置き場や喫煙所が変わり、自動販売機がなくなり

未だに慣れない人が多いのではないでしょうか?

2015年1月の完成が待ち遠しいですね(ー▽ー)ァハ

 

待ち遠しいというと、先日の本屋さんツアーで選んだ本を早く読みたいです(´・ω・`)

 

それではでは、今日は本の紹介とお知らせがありまーすε=ε=(*≧▽)ノノ

 

4770023723_01__SCMZZZZZZZ_.jpg

『アルジャーノンに花束を』

ダニエル・キイス著

すいません本校には、4階の多読本コーナーにある洋書しかありません(´・ω・`)

 

日本でも、2002年にユースケ・サンタマリアさんが

主役としてドラマがやっていたそうです。

 

あらすじ

32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。

そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。

大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。

この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に

連日検査を受けることに。

やがて手術により、チャーリーは天才に変貌したが...

 

感想

最後の経過報告は、グッとくるものがありました。

というか最後まで読むのが辛かったです。

うまくは言えませんが

知らぬが仏でいた、お気楽でうすのろのチャーリーが

一時的だったとはいえ頭が良くなり

感情や情緒が伴わない

自分を見つめることができました。

確かにそれは、チャーリーの生い立ちにあった蔑視や差別であり

耐え難い凄惨な悲劇ではありましたが

結果的に親や妹に再会できたことを考えると

私は、幸せな人生であったのではないかと思います。

そして苦しみを知ってこそ

人間や自己は形成されるものだと気づかされました。

読者によって様々な意見がありそうですが

間違いなく心に残る一冊でした。

 

 

 

※冬季長期貸出のお知らせ※

 

1~3年生を対象に冬季長期貸出を行います。

4年生・大学院生は通常通りです。

レポート作成・資格取得の勉強・旅行など充実した冬休みを過ごすために、ぜひご利用ください。

 

貸出期間:12月13(金)

           ~1月15日(水)

貸出冊数:10冊

 

☆返却期限は1月15日(水)です。

※利用中の図書について、他の利用者から予約の申込みが入った場合、

 貸出期間が2週間に変更となります。CCSで連絡しますのでご協力よろしくお願いします。

 

 

みなさん冬季長期貸出です。

読みたかった本や、調べたかった本、展示&特集の本などなど

この機会にぜひ借りまくりましょう(*^皿^*)ラストスパートです。

  

 

それでは、今日はクリスマス仕様の法学部資料室から

(名古屋の学生サポーター カシスオレンジ)

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39  

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。