「授業」と一致するもの

読書の秋

すっかり秋めいてきた今日この頃ですね
学術情報センター学生サポーターのたまちゃんです。

最近新学期が始まったからか、パソコンの修理、プリンタのトラブルなどが多くなってきています。

パソコンの整備は、職員さんにお任せするとして

問題はプリントアウト

授業の直前にプリンタのトラブルに気が付いてあたふたする学生さんもいらっしゃるのでもう一度注意点をおさらい。

機器に不具合があったらすぐ、スタッフまで!!
紙は一枚ずつ入れて印刷してね:)

紙は自分で買ったものを使ってください。
前の人の印刷物が残っていそうなときは一度ジョブリセット!!

ルーズリーフは使用禁止です。穴がプリンタにつまって:(

後期も一生懸命学生生活を満喫しましょう!



★Bridge★No.22 鈴木 隆 先生


学生さんと先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・


法学部 鈴木 隆 先生です。



鈴木先生は、「国際政治」「比較政治学」「現代政治外交論」などの科目を

担当されています。


それでは、先生の思いをご紹介★


 どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨まれていますか? 


授業では、できるだけ「丁寧に」、「平易に」、を心がけています。


授業は、改良やアップデートがあるとはいえ、毎年おおよそ同じシラバスを繰り返します

が、授業を受ける学生にとってみれば、おそらく一生に一度きりの授業です。

ですから、毎回、初心に返って、慣れず、だれず、丁寧な授業を心がけています。


私もそうだったのですが、授業内容がわかると、楽しいと感じると思うのです。


"好きこそものの上手なれ"というか、「理解できた!」と思うと、授業が待ち遠しく

感じられるだけでなく、予習・復習にも身が入ります。ですので、例え難しい内容で

あっても、学生たちがきちんと理解できるように、平易な授業を目指しています。


とにかく「丁寧に」、「平易に」、を心がけて授業に臨んでいます。


これは、授業のレベルを落とすということではありません。

なるべく身近なトピックを扱ったり、共感できるようなニュースを題材にしたり、

あるいは映像資料やレジュメを上手く使って、なるべく学生の皆さんが理解しやすく

なるよう工夫して、学生たちに学ぶ楽しさ、知る喜びを感じてもらう、ということです。

「分かる!」「楽しい!」「また聞きたい!」―――そう感じる授業ができれば良い

と思っています。



■先生の授業スタイル


授業では、板書やプリントの穴埋問題を学生たち自身に記述させ、集中力が途切れない

ように配慮しています。また、ビジュアル面でも理解を促せるよう、資料やレジュメも

工夫しています。

穴埋問題は、ヒントを出しながら、学生との対話形式で進めていますので、学生が

どの程度理解しているのか、そこでだいたいの感触を掴むことができます。

これも全て、「丁寧に」、「平易に」、に繋がることだと思うのですが、日々 face to face

学生の表情を見て、反応を確かめて、より良い授業を目指して取り組んでいます。



■鈴木ゼミ


ゼミは、全体としての方向性を持って進めるのではなく、それぞれの個性を生かして、

自分の得意分野を伸ばすという方針で進めています。

なぜなら、「これだけは、他の人には負けないくらい勉強した!」という自分だけの

得意分野を作って欲しいと思っているからです。



私の専門は国際政治ですので、当然ながら、ゼミにはこの分野に興味のある学生が

集まります。ゼミでは、まず学生たちに自分の興味がある事柄を任意に選んでもらい、

その事柄と国際政治とを相互に関連づけた、個々の学生にオリジナルな研究テーマを

持ってもらって、そのテーマをじっくりと深く突き詰めて勉強させるようにしています。



例えば、春学期の発表では、「サッカーと国際政治」「ファッションと国際政治」

「マンガと国際政治」「ヒーローと国際政治」といったテーマがありましたね。



授業で幅広い教養を身に付け、ゼミで、これだけは誰にも負けない、という得意分野を

手に入れることができれば、社会に出てからもきっと自信が持てると思います。

「専門性のあるジェネラリスト」というか、

「一般教養のあるスペシャリスト」というか・・・、

そういう人材を育てられたらと思っていますね。



そのためには、当たり前ですが、地道に勉強しなくてはいけません。


自分の好きなことだけ勉強していても現実の国際政治は理解できませんので、

向こう三軒両隣的なスタンスが必要です。国際政治の全体像や隣接分野を授業

でしっかり勉強し、ゼミでは自分の研究テーマに全力で取り組んで欲しいですね。

ゼミの仲間から「ここが分からない。」「ここがおかしい。」「ここを丁寧に

説明してもらわないと。」といった厳しい意見を浴び、さらに勉強して、研究

を深めていく、という形が理想ですね。



学生は、それぞれが自分の関心のあるテーマを研究して発表します。

なので、発表を聞く側の学生は、そのテーマについて詳しく知らないことが多く、

むしろ色んな質問をしやすいので、ゼミも活性化されますよね。

学生は様々な視点から個々の研究に取り組んでいますので、

「こんな切り口からも国際政治が見られるのか。」と私も勉強させてもらっています

ですから、ゼミは、私も一員となって一緒に勉強する場、といった感じでしょうか。



                                    ■■ 先生のお薦め本 

        

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              『全体性と無限(上)(下)』

                          岩波文庫 レヴィナス著


フランスの哲学者、レヴィナスの書いた本書は、とにかく難解で、一筋縄では解釈できない

のですが、そういった書物を学生時代にこそ読んで欲しい、ということでご推薦いただき

ました。


以下、先生の思いをお伝えします!↓↓↓


※ ※ ※


現代では、ものすごい勢いでヒト・モノ・カネや情報が行き来していますし、その量たるや

膨大です。諸外国との距離が、それだけ近くなっているのですね。貿易をはじめとして、

相手が居なければ存立が難しいという相互依存の関係が生まれた反面、近づけば近づくほど

様々な摩擦や対立が生じやすいのもまた事実です。このような時代の中で、政治は、緊張

緩和するための様々な外交的な努力を行うわけですが、時に行き詰まることもあります

ね。



この本は、自分とは異なる「他者」と、どう向き合い、関係していけばよいのか、を考え

るうえで大変役に立ちます。国際政治が行き詰まっているとき、哲学の古典からヒントを

持ってくる、解決の糸口を探ることが重要だと感じています。こうした難しい時代だから

こそ、古典を紐解き、深く悩み、腰を据えて深く考えることが大切なんだと思います。



「相手を理解する」と言葉で言うのは簡単ですが、実際にはとても難しいことで、

本来的に相手の心の内はわからないものです。言語や文化・歴史が違えば尚更です。

「学問をする」ということの目的の一つは、"より良い社会を作って、人々の共生を

実現する"ことにあると思うのですが、忘れてはならないのは、ある人にとっての

"より良い社会"が、必ずしも別の人にとっての"より良い社会"ではないかもしれない、

ということです。



デジタル世代の学生たちは、10か、白か黒か、はっきりさせることを好む傾向に

あるように感じますが、国際社会では、相手が自分と違う考えを持っていても、

「どちらが正しく、どちらが間違っている」ということはありません。相手を尊重し、

相手と共存するための"マージン"が必要不可欠です。



学生の皆さんは、学生時代を、自分が"より良く生きる"ための4年間であると自覚して、

できるだけ多様な他者との付き合いやコミュニケーションを通じて、自分にとっての

"より良い社会"が、他者にとっても"より良い社会"となるように、そういう思考や

態度を培う期間にして欲しいと願っています。



この本を読んでも、おそらく「理解できた!」とはならないかもしれませんが、

その過程で色々と悩み、深く考えることこそ大切なんです。



             ■ 今日の一枚 

       今日の1枚(3枚?)は、"テレビの中の先生"です!

鈴木隆先生写真_tri001.jpg


鈴木隆先生写真_tri002.jpg


関東圏のテレビによく出演されているそうです。

10年以上に渡り、様々なテレビ番組に出演されたてきたとのこと。

名古屋で拝見できないのが、残念です!


鈴木隆先生写真_tri003横.jpg


せっかく東日本大震災関連の報道番組に出演した時のお写真があるので、
先生がお話し下さった、被災体験をお伝えさせていただきます。
先生がなぜ、先に紹介した本を学生さんに推薦するのか、
そのもう1つの理由でもあります。


※ ※ ※


私は、以前別の大学に勤めていた際に、東日本大震災で被災しました。
建物は破壊され、道路はボコボコ、信号機も歪み、見るも無残な状態でした。
計画停電となり、窓から差し込む太陽光のみで授業をしていた期間もありました。
私の研究室も被災し、本棚は倒れ、書籍や資料が手もつけられない程に散乱して
しまいました。


そんな、皆が大変な状況の中で、研究室の片づけを、学生やボランティアの人たちが
手伝ってくれたんです。


近代以前は、例えば、村落共同体があったりして、まるで大きな家族のような社会
でした。それが、近代化の進む中で、"人間関係が密になればなるほど煩わしく
感じられるようになり、むしろ人との接点が少ないほうが気楽"という風潮が生
まれてきて、「個の自立」とか、「脱集団」といったトレンドを科学技術の進歩が
支えてきました。


ですが、そんな現代社会にあっても、国家による被災者支援が後手後手に回る中、
志の高い住民やボランティアの方々がたくさんいて、
「他者」の窮地を「なんとかしなければ!」と思って支えたんですね。


それを目の当たりにして、どれだけ「個」の時代と言われようとも、どれだけ
科学技術が進歩しようとも、やはり人間は一人では生きられず、周りの人に
支えられて自分が生きていけると実感したんです。


そこには、困っている人に対して純粋に「助けてあげなければ」という、
"人間の顔をした社会"がありました。


若い学生たちは、これから多くの「他者」に接するはずです。
グローバル化によって、今までよりもさらに距離の遠い他者と接する機会も
増えていくでしょう。
そんな時に、様々な価値や考えを持つ「他者」を理解し、多様性を踏まえて
平和的に共存できる人間になってほしいと願っています。


※ ※ ※


今回は割愛させていただきましたが、他にも先生は、演劇鑑賞が趣味で、旧劇から新劇まで幅広いジャンルに詳しかったり、飛行機マニアだったりと、色々なお顔をお持ちです。ゼミのブログもされているとのことなので、こちらも是非、覗いてみてはいかがでしょう♪


名古屋学院大学法学部 鈴木隆ゼミのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ryu_seminar_2013



次回の★Bridge★も、お楽しみに!


チョッパー子
今日の朝ご飯は久しぶりにTKG!卵かけごはんでした。
「ごはんですよ」は最強だな~と実感中のまめこです。

本学も秋学期が始まり、シルバーウィークなんて関係なく
授業が進んでいますよーっ。

実は春学期中にもご紹介した「多読本コーナー」がパワーアップしました!

多読学習の研究が進み、密かにブームが来ています。
先日TVでも取り上げられていました。
とある学校が英語多読を取り入れて(もちろん他の取り組みもしてますが)
やんちゃな事件が多かった学校が数年後には超進学校に変身。
今では某超難関大学へ合格者数が全国TOP3入り。
「すごっ・・・。」1人でTVを見ていたのに思わず声に出していました。

そこでまめこがご紹介したいのが「YL」と呼ばれるもの。
SS英語多読研究会が考案した日本人英語学習者向けの
「Yomiyasusa Level(読みやすさレベル)」があります。

 書店やネットショップで見かけるTOEIC●●点の表記を見て読んでみた。
 しかし意外と難しい・・・。

 Oxford ReadersやPenguin Readersレベル分けされてるじゃない!!
 ん?あっちとこっちでレベルに差がある気がする・・・。

 よーしっ、この本は1冊読み切るぞ、と読み始めた。
 思ってた感じと違うな、つまんないな・・・。

こんな悩みを解消しましょう。

YLは、語彙数や文法のみにとらわれず
実際の多読者の声を集めてレベル分けしたもの。
レベルも0.0~10.0と細かく分類されているので
少しずつレベルアップしていくことが可能です。
(数字の小さいものほど易しいものです。)

このYLを使用して多読本コーナーの本を分類してみましたよ。

こんな感じ↓↓↓
IMG_0962.JPG

















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シール色についてはこんな感じ↓↓↓
レベル一覧表.jpg





















各リーダーズ本のレベルわこんな感じ↓↓↓
レーダーズ本レベル一覧表.jpg




















意外と皆さんが倦厭しがちなシリーズものにもレベルの高くないものがありました。
多読についてもっと知りたい人のために多読ガイド本も一緒に並んでします。

多読学習には3つのルールがあります。
 1.辞書は引かない
   (辞書なしでも読めるものから始めよう。
    日本語の本を読む時に辞書なんか使いませんよね?)
 2.わからないところは飛ばし読み
   (7~8割理解できれば十分。分かる部分をつなげて読んでいきましょう。)
 3.つまらなくなったらやめていい
   (1冊の本に固執せず、どんどん別の本を読んでいいんです。)

多読は「楽しく続ける」がモットーの学習法。
こんなにたくさんの洋書を買わずにたくさん読めるのも学生の間だけ。
ぜひぜひ活用してくださいね。


なんだ・・・やけに長くなったな。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。


☆★名古屋の学生サポーターまめこ★☆
 


今回は、商学部髙木直人先生の「発展セミナー」に、再びお邪魔してきました!


本日の講義テーマは、「グループディスカッション その2

履修者にとっては、先週に引き続き、2回目のディスカッション練習です。

ディスカッションの基本については、必修科目「基礎セミナー」の教科書にも

書かれていましたね。


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(※この教科書は、本学オリジナルのもので、大学生活から始まり、学内施設案内や周辺地

域の情報、学内コミュニケーションツールの使い方や情報収集の仕方、レポートの書き方、

プレゼンの方法、メールのマナーに至るまで、大学生に必要な知識がこれでもかと詰め込ま

れた1冊になっているのです!)



今日は、この教科書の「ディスカッションの基本」を踏まえつつ、時間制限を設け、

手法をアレンジしながら、実際にディスカッションを行いますよ!


今回は、素敵なごほうびも用意されています★

みなさん、気合が入りますね!!




さて、ここから本題です。

せっかくなので、このブログを読んでいるみなさんも一緒に考えてみて下さいね。

今回のテーマはこちら↓


「設問  このケースの問題点は何ですか?」



髙木先生発展セミナーディスカッション資料01.jpg

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最初に、先生から、本日のディスカッションの進め方と、人数調整、時間配分などついての
お話がありました。


このケースを読んで、問題点と思うことを、1人1つ以上出す。


何が一番重要なのか、答えを出す。(グループで1つの答えを出す)。



ディスカッションの時間は40分間、3グループに分かれて行います。
1グループは7~8人で、14年生混合です。
グループ内では役割分担がなされ、司会者、タイムキーパー、書記が決められており、
ディスカッションが始まれば、運営は全て自分たちで行います。



このケースを考えるために、以下のような用紙も配付され、これに沿ってディスカッションが進められました。


髙木先生発展セミナーディスカッション資料_3.jpg


「はい、30秒前!・・・・10987・・・」
ディスカッション開始までのカウントダウンが始まり、少し緊張したような、高揚したような、不思議な空気が流れました。

「始め!」の合図で、全グループ一斉にディスカッションスタートです。

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「まずは、問題点を10個挙げていきましょう。
   ハイ、あなたから!1つずつ、大きな声で。」

司会者になった学生さんを中心に、グループメンバーからどんどん意見が出て来ます。



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「社員Aは、たしかにふざけた言い方をしているけれど、
   社員Cの言い方も挑発的で、問題点だと思います。」

「社員Cは、手を出した時点でアウトだと思う。」

「社員Aは、初めは普通の社員として働き始めたのに、
   問題社員として扱ったのは会社で、対処もしていない。」

「会社を変えますと言っている時点で、会社を嫌っているよね。
   社員Aは、優しくしても、つけあがるのでは?」

グループ1では、司会者の学生さんが、メンバーそれぞれの個性をよく把握しており、発言しやすい雰囲気を作って、活発にディスカッションが行われていました。




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「社員Aの態度は、自意識過剰で、やはりよくないと思います。」

グループ2では、司会役の学生さんが、「今、○○という意見が出ましたが、他に意見がありますか?」など、出てきた意見を短くまとめながら、メンバー全員に周知する工夫がされていました。

これなら、メモが取りやすいですね!




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「このような状態になるまで放っておいてしまった、先輩社員や会社が悪いのでは?」

「一番歳の近い社員Bが、もっとコミュニケーションをとったら良かったと思う。」

「社員Aは、クビになってもいいと自ら言っているのに、会社に残っていて、
   発言と行動が矛盾している。」

グループ3では、司会者以外のメンバーからも、「俺はこう思うけれど、どう思う?」と、他のメンバーへ水が向けられ、発言が少ないメンバーからも意見を引き出す工夫がされていました。




ディスカッションが進むにつれ、様々な視点から意見がでてきて、問題点が浮き彫りになってきます。どのグループでも、途切れることなく活発にコミュニケーションがとられていました。






さて、40分が経ち、いよいよ発表です。
発表は、1グループずつ、報告者を中心に、グループ全員が前に立って行われました。
3つのグループは、それぞれどのような結論に達したのでしょうか。



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「僕らは、社員Aが問題行動を起こさないようにするためには、コミュニケーションを取
ることが一番だと思いました。コミュニケーションが取れれば、会社の雰囲気が良くなり、
上司間での話し合いがあれば、社員Aに対する叱り方や育成方法が変わると考えました。」



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「自分たちのチームは、社員BCDEの初期の対応が悪く、社員Aが問題社員だとわ
かったら、それなりの対応をすべきだったと思います。上司(会社)は問題社員への対応
を勉強すべきだったと思います。初めは普通の社員だったので、問題社員にしたのは、
企業側が悪かったのではないかというのが、僕たちの結論です。」




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「私たちは、社員Aが問題を起こした原因は、主に会社の教育方針にあると思います。若
手を教える立場の社員がしっかりし、部下に対し差別なく平等に接し、上司から若手までコ
ミュニケーションが取れていれば、社員Aが問題行動を起こすことは無かったと思います。」




このブログを読んで下さっているみなさんは、このケースについて、どう考えたでしょうか?



ここからは、ディスカッション資料を読みながら、先生による解説です。


「『入社してきたときには、ごく普通の社員として~』とあるよな。
    ということは、入社した時には将来を期待されて入ってきているわけで
     最初から問題社員ではなかったことが、ここから読み取れるな。」


『しかし』打消しの語がきたら、この後が大事やで。
    入社後数か月して、周りの人間(会社)が社員Aを問題社員として扱うようになった
   ――問題社員をつくったのは、会社や、ということが書かれているということや。」


「【出来事】4行目~6行目の、社員Dの言葉の意味についてのやり取りもポイントや。
    社員Dが言うてることを社員Aが理解できていたか、ということをみんな考えていたか?
    社員Dの表現なら、社員Aは本当の意味を絶対理解できんよな。
    社員Dがどのように注意するべきであったかを考えたか?」



ポイントとなる表現や文章がわかると、今後、同じような問題が出た場合にも理解の手助けとなり、大変有益ですね!

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ここからは、先生の話された内容を以下にまとめますと・・・。

「このケースを考える時に、大学生やったら考えてほしい、ということを言うで。

みんなが報告した内容に関しては当然考えてほしい。また、「コミュニケーションが取れていない」「社員教育ができていない」「問題社員には問題社員の対応をしたらいい」など、どれも間違ってないけれど、
それ以前に、この会社は、問題社員を生み出す体質があった、ということ。
このケース2というのは、普通に採用をしているのに、問題社員を生み出す会社の具体例なわけです。

みんなが言ったように、社員教育の方法が悪かったなら、ちゃんとした社員教育が必要であろう。

また、社員同士の対話(コミュニケーション)が不十分であったことが大きな原因になっているなら、会社として、上司から若手までのコミュニケーションが不足していることの重要性を考えること。

ただ、社員Aがこういう状況になっているのに会社(社員)としては、さらに悪化するような取り組みをしている、ということ。

社員Aをこのようにしたのは、各社員自身(会社)のせいだという自覚がないよな。
社員Aに問題があるのであれば、先輩として、または会社として、彼が復帰できるようにしてあげなあかんということ。


特に注意してほしいのは、
問題社員とされているAが、自分から会社にSOSを出していること
その言葉が、会社としてはちゃんと読み切れてなかった、汲み取れていなかった。
社員Aは、会社にとってプラスになる人材だと思うから採用試験で採用されているわけで、そうでなかったら人事は採用しない。
そこをみんなにちゃんとおさえておいてほしいと思う。
みんなが言っているように、会社の宝である人材を悪くしたのは、他のだれでもなく会社なんよ。


結論からいうと、会社が悪い。

けど、じゃあどこが悪いかと言ったら、みんなが言っていたように色々なところが
部分的に悪いから、それをどう直していきますか、ということを考えてほしい。

単に討論しただけやなくて、君らが管理職になった時に、どういう対応をしたらいいか、
その土台として考えといてほしい

話し合いの過程で感じたことに対して、どういう風に対応したらいいか
まず自分で考えてみて、他の人と議論をしてみて、自分の案を温めながら、それが実際使えるかどうか討論する。他の案も聞いてみて、そちらが良かったら、その案を取り入れたらいいよ。そして、最終的に一番良いと思う結論を得るというのが、ディスカッションの流れや。結論は、誰が当たっても発表できるようにしておいてな。」
先生はこんなコメントを学生にされました。


自分たちが管理職になったときに、どう対応するのか。
先生のこの一言で、今日のディスカッション内容が他人事ではなく、自分が社員AE
誰にでもなり得るのだと、はっとした学生さんもいたのではないでしょうか。
学生さんたちは、先生のお話に、真剣に聞き入っている様子でした。




さて、がんばった後はご褒美タイムです★

3グループには、それぞれ先生から素敵なお役立ちアイテムのプレゼントが★
どのグループの意見も甲乙つけがたかったので、どの賞品に当たるかは、ジャンケン
で決められました!


消しゴム消えるペンです。

勉強にも就職活動にも役立つ素敵アイテムですね!

先生の愛を感じます♪

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ディスカッションには、様々な要素が組み込まれています。

自分の意見を考え、まとめ、発表するだけでなく、グループメンバーの意見を聞き、時間をマネジメントしながら、グループとしての意見をまとめなくてはいけません。コミュニケーションがとれなければ、成り立たないものです。

今回のディスカッションでは、雰囲気はグループそれぞれでしたが、議論が止まってしまうことなく、全ての参加者が発言し、活発に話し合いが行われていました。

春学期を通して「発展セミナー」で学んできた成果ではないでしょうか。
授業を通して、コミュニケーション能力がしっかりついてきているのだと、感じました。

また、自分たちが実際にディスカッションをした後に解説を聞くことで、それぞれの学生さんたちの中で、今日の授業が意味を持って記憶されたように思われました。

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履修者のみなさん、ご協力ありがとうございました!


次回のテーマは、今まで14回の授業内容を踏まえて、
「もう一度、自分の生き方を考えよう」。

春学期を通して、「発展セミナー」を受講して、自分の考え方がどのように変わったのか、
もう一度自分自身に問いかけ、確かめる良い機会となりそうですね。



「発展セミナー」は、多くの学部で開講される、NGU教養スタンダード科目です。
先生によって内容は異なりますが、基礎セミナーの内容を更に深め、発展的な内容を学びます。

選択科目ではありますが、積極的にチャレンジしてみて下さいね。



チョッパー子


Time flies とは正にこのこと

う゛~・・・ちょっと仕事に行き詰ってきたまめこです。
愚痴っぽくならないように気を付けますのでお付き合い下さい。

さて、もう8月も終わり、朝から小学生の声が響き渡るようになりましたね。
なんだか現実世界に戻された気分です(笑)

夏休み中も週に2~3日はこうしてカウンターに座っていますが・・・
静かですね~(♯´з`♯)
時たま1階ラウンジからちびっこの声が聞こえてきたり・・・
ここが大学内であるということを忘れてしまいそうです。

しかし秋学期スタートまでのカウントダウンが始まっております!
長いと思っていた夏休みも終わりが近いです!!
はいはい、皆さん!授業が始まりますよーっ。
休みモードから切り替えなくちゃですよー。
新学期が始まるとすぐに敬老の日ですよーっ。


新学期スタートまでにもっと学情を利用しやすい空間にすべく、
本の配置や見出しを変えてみようと日々奮闘中です。
(そう、それで行き詰ってしまったのですょ。)
改めて使いやすそうな本を発見したり、
自分が留学中にお世話になっていた本に出会ったり、
色んなことを考えながら黙々と作業を進めております。

もちろん、利用者である皆さんからのご意見もお待ちしていますょ。


あと少しで学食が通常営業になる~。
モスバーガーも営業を再開する~。
コンビニがやっと1日中使えるようになる~。

学情もまた忙しくなりそうですね!!

さ~て今日ももう少し頑張らないと。
まめこ、お仕事に戻りまーす。

朝晩が涼しく秋を感じられるようになってきましたので
そんなイラストでお別れです。

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名古屋の学生サポーター☆★まめこ★☆
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