「映画」と一致するもの
2012年10月~12月
学術情報センター3階にて学生サポーター企画「SF特集」を行っております
今回、ピックアップした中に映画化やアニメ化をしたような作品もあるので
映画は見たが原作を読んだことが無いかたは是非、読んでみてください。
実は、SFということで映画のDVDも特集したかったのですが・・・
そちらの方に興味のある方は4Fのメディアコーナーへどうぞ
さてさて
今回は展示本の中から1作品紹介したいと思います
「新世界より」
今秋よりアニメが放送されているタイムリーな作品です
人類が超能力を持つようになった1000年後の物語
作者の本業がホラー小説なだけに結構生々しくえげつない表現も多いですが
引き込まれるような世界観や作中で明かされる設定に思わず唸らされました
結構ボリュームもあるので(上下巻あわせて1000ページ以上)活字慣れしている方は是非読んでみてください!
(名古屋の学生サポーター シラタキ)
かわいらしい題名に惹かれて、読んでみました。
主人公の名前も、「 栞 」なので紹介してみます。
「喋々喃々(ちょうちょうなんなん)」 小川糸/著
著者については、「食堂かたつむり」で
ご存知の方も多いかもしれません。
映画にもなってますし。
この著者の本、ほのぼのした表紙やタイトルの本に惹かれて
手に取ることが多いのですが、
なかなか複雑でシビアな部分も実は多かったりします。
タイトルの「喋々喃々」の意味、知っていますか??
大辞泉を引いてみると、
「 小声で親しげに話し合うさま。
また、男女がむつまじく語り合うさま。 」
とあります。
でもでも!!
この本、フリンの話なんです。
出会ってから、一年。美しい日本の季節が一巡り。
そこで、そっと、でも親しげに会話を交わす二人はフリンの関係。
それでも、背景に広がる東京下町の季節のうつろいや、
二人でとる豪勢ではなくても旬の食材を使ったおいしい食事。
また周囲で主人公の「 栞 」を見守るあたたかい隣人たち。
フリンの話。
でも、読んでて心がほっこりしてきます。
好きな人と一緒にすごす。
それだけで感じる幸せを、一緒に感じることができます。
二人の関係には共感できないところも多々ありますが、
そこに目をつぶって読んでみると、
「 人を好きになるってステキだなぁ 」
と、しみじみ感じることができます。
ちなみに、実際の東京下町が舞台となっています。
( どこかは読んでのお楽しみ♪ )
作中に登場した、お店や路地、神社やお寺、
一度足をのばしてみたいです。
本には、手書きの地図もついてます。
その地図を手に、私も好きな人のぬくもりを感じながら、
歩いてみたいです。
(栞)