名古屋学院大学 学術情報センター部(ブログ)で「入試」と一致するもの

皆さんお久しぶりです!ひつじです🐑

最近データサイエンスという言葉を耳にする機会がだんだんと多くなりました。

データサイエンスは数学やIT、統計学など様々な知識を生かし、集められたビッグデータなどから有益な知見や価値を明らかにするアプローチで、

企業によっては、新たな視点での販売戦略の立案や、社会問題などの解決が期待されているそうです^^

また近年では、政府もそのような人材の育成を重視して、2025年までにすべての大学・高等専門学校生が初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得するという目標を掲げました。

2025年から大学入試共通テストに「情報」の科目が追加されたり、児童に一人一台端末を支給しようというGIGAスクール構想などのニュースはたびたび目にしている方もいるかもしれません^^

そんな情報に強い人材の育成が進む中で、私たちも情報やデータの分野に対して、多少の知識を持っていた方が良いのかもしれませんね💦

そこで今回紹介する本はこちら!

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Excelで学べるデータサイエンス入門講義」です!

分かりやすい説明やフルカラーのイラスト写真のおかげでデータや情報の知識がほとんど無くても読み進めることができ、

皆さんのほとんどが一度は触れたことがあるExcelを使って学ぶことができ、気軽にデータサイエンスやAIの知識をつけることができると思うので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか^^

この本の他にも学術情報センターには、プログラミングやICなどに関する本が入荷したのでぜひ一度手に取ってみてください!

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名古屋学院大学 指定強化クラブ ラグビー部で「入試」と一致するもの

今年度新入生の主務・辻村月が大学入試案内にとりあげられました。法学部所属の辻村は毎日片道1時間半をかけピッチに通い、クラブのマネージメントに貢献しています。これからもクラブを支えてくれるたくさんのスタッフが仲間に加わり、一緒に活躍できるようクラブ一同願っています。



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名古屋学院大学 指定強化クラブ 馬術部で「入試」と一致するもの

名古屋学院大学馬術部から高等学校関係者(指導者含む)、受験生の方へご案内です。

本学馬術部は大学における"強化指定クラブ"の位置づけとして、クラブ活動を行っております。

2022年度入試においても、指定種目スポーツ入試や課外活動評価入試など、

高等学校在籍時の競技成績が活用できる多様な入試制度を設け、学生・部員募集を行います。

詳しくは下記URL、本学HP(ホームページ)内の受験生サイトをご確認ください。

https://www.ngu.jp/admissions/

尚、その中でも全国大会出場等、秀でた競技成績を有する方には、指定種目スポーツ入試で

学費免除(全額、半額、4分の1)の適用を受ける場合もあります(枠数あり)。

大学進学後も競技継続を検討されている方は、まずは見学からでも構いません。

お気軽にお問合せ下さい。

【問合せ先】

名古屋学院大学 入学センター

TEL:052-678-4088

FAX:052-682-6827

担当:伊藤

キリスト教センターブログで「入試」と一致するもの

階段を上がるコツ。

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松本での地方入試に出張したサンジ(仮名)さんからお土産をいただきました。
間違いなく美味しい定番の味。

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このご時世ですからお土産も久しぶりだなーとしんみりしながらさっそくコーヒーのおともにいただきました。

さて、エレベーターでの密を避けるためにも、健康のためにも階段を使っていますが、2階ならなんとかですが、3階、4階までとなるとついついエレベーターに頼りたくなりますよね。
そんな時、数段先いる雷鳥をホイホイと上へ追い立てるイメージで上がっていくと、疲れずに上がれるという話をどっからか聞いたので、皆さんもぜひ階段移動で実践してみてください。
(伝道師じゃないほう)

ちょいと一休み

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前年度はほとんど見なかった雪、今年度はチラチラとみかけますねー。
写真は1月30日の桜の木。

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この日は入試だったので大雪にならなくて本当に良かったです。
受験生の皆さん、暖かくしてお出かけくださいね!
(伝道師じゃないほう)

名古屋学院大学 指定強化クラブ 馬術部で「入試」と一致するもの

名古屋学院大学馬術部から高等学校関係者(指導者含む)、受験生の方へご案内です。

本学馬術部は大学における"強化指定クラブ"の位置づけとして、クラブ活動を行っております。

2021年度入試においても、総合型選抜【指定種目評価型】や総合型選抜【課外活動評価型】等、

高等学校在籍時の競技成績が活用できる多様な入試制度を設け、学生・部員募集を行います。

詳しくは下記URL、本学HP(ホームページ)内の受験生サイトをご確認ください。

https://www.ngu.jp/admissions/

尚、その中でも全国大会出場等、秀でた競技成績を有する方には、総合型選抜【指定種目評価型】で

学費免除(全額、半額、4分の1)の適用を受ける場合もあります(枠数あり)。

大学進学後も競技継続を検討されている方は、まずは見学からでも構いません。

お気軽にお問合せ下さい。

【問合せ先】

名古屋学院大学 入学センター

TEL:052-678-4088

FAX:052-682-6827

担当:伊藤

名古屋学院大学 大学院ブログで「入試」と一致するもの

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みなさんこんにちは。大学院事務室です。

今年も残りわずかとなりましたね。修士論文の執筆に取り組んでいる皆さんは、体調に気をつけて、

ラストスパートに向けてがんばってくださいね!


さて、本学大学院では、1222日に丸の内サテライトにて「英語教育セミナー」を開催しました。

今回は、「英語学習の目的と大学入試としての外部試験」というテーマで、

本学外国語学研究科 英語学専攻の柳 善和教授と、同専攻の新多 了教授による講演が行われました。


第一部:新多 了教授「なぜ英語を学ぶのか?どんな英語を学ぶのか?-第二言語の視点からー」

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新多教授の講演では、「なぜ英語を学ぶのか?どんな英語を学ぶのか?」という問いをもとに進められました。

言語学習をすることで、新しい世界の見方を獲得し、自身のアイデンティティに変化をもたらす重要さが語られました。

そこから、「どんな英語を学ぶのか?」ということが、結果的に「どのような考えを持ちたいのか」ということにつながる、というお話が印象的でした。


第二部:柳 善和教授「大学入試における英語外部試験の導入とその背景」

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柳教授の講演では、これまでの大学入試改革の経緯を振り返りつつ、海外と日本の入試を比較しながら進められました。

時折見せる柳教授のジョークで、会場からは笑い声があがるなど、終始和やかな雰囲気でした。

英語「外部試験」の導入に関しては、本学外国語学部の具体的な導入例を紹介していただきました。


今年の英語教育セミナーは、これで最後となります。

次回は、来年度の開催になりますので、楽しみに待っていてくださいね。

今後も、セミナー前には、大学ホームページやメールでお知らせいたしますので、

ぜひチェックしてみてくださいね!

それでは、来年もどうぞよろしくお願いします。



こんにちは。大学院事務室です。

最近、暖かくなったり寒くなったり、気温の変化が激しい日々が続いていますね。

皆さまくれぐれも風邪にはお気をつけください。


さて、1215日(土) に本学の入試説明会が開催されます。

大学院での学びに興味のある方や、受験をお考えの方は、ぜひご参加ください!

当日は、教員に直接質問をすることができます。

入学前に抱えている不安や疑問がありましたら、この機会に解決することをおすすめします。

 

***


■名古屋会場丸の内サテライト

・外国語学研究科(英語学/国際文化協力、両専攻同時開催)

    1100 1230


・経済経営研究科(経済学/経営政策、両専攻同時開催)

    1330 ~ 1500 ※1

② 1530 ~ 1700 

 

・【通信制】外国語学研究科

    1330 1500 英語学 博士前期

    1530 1700 英語学 博士後期 ※2

 

■東京会場:日本大学会館

・【通信制】外国語学研究科

    1100 1600 英語学(博士前期・後期) ※2※3

 

※1:税理士試験の科目免除を目指す方向けの説明会です。

※2:博士後期課程志望者は、事前予約が必要です。

3本説明会は(公)私立大学通信教育協会主催の合同入学説明会となります。詳細は協会ホームページをご確認ください。

<公益財団法人 私立大学通信教育協会> 合同説明会について


***

 

なお、20191月にも説明会を開催します。今回ご都合がつかない方は、そちらの日程をご確認ください。

詳しくは「大学院入試説明会のご案内」をご覧ください。

 

また、丸の内サテライトにて、個別の入学説明会も行っています。

お気軽に大学院事務室までご連絡ください。


それでは、皆さまのご参加をお待ちしています!

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こんにちは。大学院事務室です。

秋も一段と深まり、紅葉が綺麗な季節になりましたね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

本学では、今年も英語教育セミナーを開催します。

こちらのセミナーは一般公開されており、英語教育に関するお仕事をされている方や、本学の修了生など、

毎年多くの方にご参加いただいています。

少しでもご興味のある方は、ぜひご参加ください!


テーマ 「英語学習の目的と大学入試としての外部試験


【講演1】 

「なぜ英語を学ぶのか?どんな英語を学ぶのか?-第二言語習得の視点から」

講 師:新多 了 (本学大学院外国語学研究科英語学専攻 教授)

皆さんはなぜ英語を学ぶのでしょうか?英語は義務教育の主要科目の一つとして教えられてきたため、

「なぜ英語を学ぶのか」これまであまり考えたことがないかもしれません。でも、学習を進めていく上で、

なぜ英語を学ぶのか、そして「どんな英語を学ぶのか?」、自分なりの考えを持つことは学習を進めていく上で重要です。

本講演では、私たちが英語を学ぶ理由について、第二言語習得の様々な研究成果を踏まえながら考えていきます。


 【講演2】 

「大学入試における英語外部試験の導入とその背景」

講 師:柳 善和 (本学大学院外国語学研究科英語学専攻 教授)

大学入試に英語の外部試験を導入するという話題が大きく報道されています。

これと関連して「英語四技能入試」ということも関心が向けられています。

そもそも英語の試験・テストという時には何を測定しなくてはならないのでしょうか。

またなぜこのように大学入試が話題になるのか、ということも併せて考えたいと思います。


【意見交換】

講演の後、皆で一緒に学び合えるよう、参加者による「座談会形式」の意見交換の時間をたっぷり設けます。

 

日時:1222( 1330 ~ 1640(受付1300~)

場所:名古屋学院大学 丸の内サテライト(キリックス丸の内ビル)

             名古屋市中区丸の内1丁目17-19 キリックス丸の内ビル 地下1階大会議室

◆参加費:無料

◆対象の方

・小学校・中学校・高校・大学の教員、その他の教育機関に勤務する方

・児童・生徒を対象とする英語教育に興味・関心のある方

・本学外国語学研究科で英語関係の研究をしたい方

・本学外国語学部卒業生・在学生

・本学外国語学研究科修了生・在学生 など

◆定員:先着80名(要事前申込)

定員になり次第、受付を終了いたします。


申込方法:下記のいずれかの方法でお申込みください。電話での申込はお受付できません。

① 受講申込フォームにてお申し込みください。

② 必要事項を記入し、メール(ngugs@ngu.ac.jp)にてお申込ください。

締切:1214日(金)

詳細は下記PDFをご確認ください。

2018英語教育セミナー開催案内.pdf

名古屋学院大学  教育学習センターで「入試」と一致するもの

★Bridge★No.42 岡本 純 先生

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学生と先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・


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商学部 岡本 純(おかもと じゅん)先生です。


岡本先生は、20184月現在、「マーケティング論」「国際マーケティング論」「国際経営論」
「国際経営演習」「消費者行動論」などの科目を担当されています。
20184月からは、商学部の学部長をされています

それでは、先生の思いをご紹介★  



 どんな思いをもって、ゼミや授業に臨んでいらっしゃいますか? 


●岡本ゼミは商品開発など、実践的で活発なゼミですね


ゼミナールには、2つタイプがあると思うんです。
一生懸命書籍を読んで考えるタイプのゼミと、活動するタイプのゼミです。
マーケティングは、考えることに加えて実学の部分が多いので、
後者に入るのではないかと思います。

活動するといっても、内々でやっていたのでは学生はあまりピンとこないので、
企業の方たちと一緒に考えたり、企業から依頼されたことを学生の視点で
やってみると、いい勉強になるかな、と思い取り組んでいます。

ここに他大学も加わると、良い競争になるんです。
例えば、企業主催のコンペティションに参加しますが、他の参加校が全国に名の知れた
有名大学だと、それだけで学生は怖気づいてしまうんです。

でも、その中で、「そうじゃない、入試時の大学のレベルという意味では本学の方が低い
かもしれないが、要は入学してから何をするかということが大事で、まったく気遅れする
ことはない。社会人になってからでも、周りの人間がどこの大学の出身かということに
気遅れせず、その中で働いていかなくてはいけないのだから。」と励ますと、
なんとなく頑張っていますよね(笑)


最初にゼミ生に言うのは、「よく遊びなさい」ということです。

「よく遊べ」っていうと、やんちゃな学生は「ずっとパチンコやっててもいいんですか!?」
とか言うわけです。

そんな時は「いいよ。でも、遊ぶからにはとことん遊べよ。名古屋市内のパチンコ店を
全部回って、どこの地域にはどんな店があって、どういう雰囲気で、どんな台があって、
どんな客層で...って調べてくるなら、それはそれで一つの勉強になるじゃないの。」と
言っています。

なぜこんなことを言うのかというと、もともとマーケティングという学問自体の特性として、
どんな商品を扱って、どんな価格で、どう売り出すのか、といった戦略を机上で考えてる
だけでは仕方ないからなんです。

世の中がどう動いているのか、
人の流れや経済状況といった企業を取り巻いている外部環境がどうなっているのかを肌で感じて、
それをもとに戦略を考えていかなければ、絵に描いた餅になってしまいます。

よく、商品開発をやっている学生に「なんでこの商品にしたの?」と聞くと、
「自分がこれが好きだからです。」と言うことがあるんです。

「じゃあ、今その商品はどういう情況に置かれているの?」と聞くと、「いや...。」と、
商品をとりまく状況がわかっていないことがあります。

好きなこと自体が悪いわけではないのですが、社会科学ですから、企業の方と話す場合でも、
「自分が好きだから、なんとなくこの色にしました」ではダメで、
データで示すとか、実際に自分が町中を見て回ったとか、そういったことが極めて大切なんです。


社会科学は、1+1=2というような答えがハッキリ出るわけではなくて、
評価の基準がコレと決まっていない学問なんです。

特にマーケティングは、"自分にはこういう資格があります"という形で認めてもらう学問
ではないので、学生には、社会に出る時にも、

他人と比べても負けないということを何か一つ作りなさい
それについてはとことん調べて研究したので、
他の有名大学の学生と比べても引けをとらないということを作りなさい、
と言っています。

そのためには、"大学の中"だけで勉強するのではダメなんです。
例えば、企業の方に質問するときに、単純に「●●を教えて下さい。」と言って、
はたして教えてくれるのか、と。

「きちんとアポをとって、時間通りに会社に出向いて、『今コレを調べているので教えて下さい』
と言っても、全然相手にされなかった!」と怒って帰ってきた学生もいました。

「聞き方が悪いんじゃないのか?ある程度質問内容を絞って、自分たちで下調べをして、
ちゃんと相手から答えが出るように質問したのか?」と聞くと、
「わからないから教えてくれと言っただけです。」と。

それでは教えてもらえるわけがなくて、そういった意味でも社会人の方と関わりながらというのは
いい勉強になりますし、そこで必要とされるスキルは、社会に出てからも同じですよね。

その学生は、もう一回調べ直して、再度アポをとって、出直していましたね。


●岡本ゼミは、どのように運営されているのですか?

私は、ゼミ選考時に自ら学生を選んだことが1度も無いんです。
じゃあ誰が選んでいるのかというと、1つ上の先輩に選ばせています。
先輩になる次年度4年生として、ゼミに受け入れる新3年生を選ばせて、
そのかわり自分たちで選んだのだから、面倒を見ろよと(笑)

私自身は、「今日はみんなで●●へ行きましょう。」といって学生を連れていくことは、
まずありません。

「●●へ行きなさい。」と指示することもありませんし、
マーケティング論の教科書をゼミで使うこともありません。

学生に、「プロモーションには、どんなものがありますか?」と尋ねても、
1・2年生の頃に無作為に授業を履修していると、全く分かっていないんですね。
マーケティング自体がわからずに私のゼミに来る学生もいます。
そんな状況で、企業の方にお話を聞くと、業界用語が出てきて全く話がわからないと。

「コレ、なんですか?」と聞きに来るので、少しは教えますけれど、
「本を読まないとダメなんじゃない?」と言うと、
そこで初めて自分に不足しているところに気づいて、一生懸命勉強を始めるんです。

「グループで勉強会をするので、そのための本を貸して下さい。」と言いに来たり。
私から「これをこういう風にしなさい。」とは言いませんね。

ですから、「こういう企画があるけれども、やるか?」とゼミ生に聞くと、
「やる」というときもあるけれど、「やめときます」という場合もあります。
入賞すると賞金が出るコンペなんかは、「やります!」っていうことが多いですかね(笑)



ゼミ生には、真面目な子だけではなくて、やんちゃな子もいます。
髪の毛が真っ赤で、最初は「おお...」と思ったりする学生もいますが、
やはり企業と協働していく中で、直すべきところに自分から気づきます

3年初頭は、まだきちんと挨拶もできませんし、言葉遣いもダメで、
企業の方にメールをしても怒られてしまう、という状態です。
いい加減なことをすると、「どうなっているんだ!」と企業の方も怒りますよね。

私は、企業との協働を含めたゼミの活動の中で色々と学んでくれればいいと思うので、
口やかましく言ったりはしないですが、企業の方と約束をしていたのに、
期限までにできなかったとか、忘れちゃったとか、そういう学生がいると、
その時は研究室に呼んでめちゃくちゃ怒ります。

学生は叱られて泣くこともありますが、それを繰り返しているうちに、
最初はダメダメだった学生も変わっていきますから、その成長は見ていて楽しいところです。


学生にとっては、結構無茶なことを言うこともあるのだろうと思います。
「これを明日までに仕上げなさい。」「え...それだと徹夜なんですけれど...」といった
やりとりもあるんですが、「いや知らない。前から言ってたことだろう。」とか(笑)


共同研究のために他大学に行くこともあって、その間、ゼミ以外の授業にも出席できなく
なることがあるんです。そうすると、最初のうちは、学生が「休まなければいけない授業の
先生に、岡本先生から頼んでくれ」と言いにくることがあるんです。

でも私は、その先生のところに行って自分で頼みなさいと言います。

もちろん、そのために何らかの書類の提出が必要であれば、書きます。
でも、学生自身が、どうしたらいいか...例えば「こういった理由で授業に参加できないので、
別の課題を頂けないでしょうか?」ということを自分の言葉で言えば、授業に2回出席でき
なかったからといって単位を落とすということは無いと思いますし、もしそう言われたら相談
に来なさいと。

「先生が居なかった。」と言う学生もいるんですが、"居なかった"じゃなくて、何曜日の何限なら
在室中なのか予め調べて訪ねていくとか、他にできることはありますよね。

3年生の初頭には、本当なら言わなくてもいいようなことでも分からない学生が、
半分くらいいます。
4年生になるとだんだんわかってきますし、4年生になってもそのままの学生は、
ゼミ生の間で指摘されるようになるので、自分で気づくようになりますね。




ゼミの飲み会なんかでも、ゼミ生たち自身で幹事の持ち回りをさせています。
中には、何度幹事をやっても上手く取り回しできない学生もいるんです。
そうすると、「もうちょっと良く考えてみろ」と言って、次も同じ学生に幹事をやらせます。
「でも...」「でも...」って学生はよく言いますよね(笑)
そんな学生には、「『でも』現実に上手くいかなかっただろう?飲み会1つとっても、
うまく取り回しできないと、『あいつはダメだ』と軽んじられてしまったり、
『あいつに言っても仕方ない』と頼りにしてもらえなくなったりするんだから。」と話します。

たかが飲み会と思われるかもしれないですが、
外野から見ていて、こういう事がうまい学生は、就職してからもうまくいくことが多いんです。


勉強することももちろん重要ですが、
大学生活ではトータル的に学ぶことが多いですから、飲み会一つであっても、
自分で色々工夫して行動しないと、仲間とうまく付き合っていけないんじゃないの、ということは
良く言うんです。


●普段のご様子からは、厳しくご指導されている姿が想像できませんが。

"笑いながら怒る"って有名らしいですよ(笑)
ゼミ生から言わせると、話しているうちに、何かのきっかけで私が"ピクッ"となると、
その瞬間に全員に「ヤバっ」という雰囲気が伝わってシーンとする、と。
今年は7社ほどの企業と関わりがありますが、ゼミ生にプレゼンの練習を見てほしいと
頼まれると、ボロクソ言って帰る感じです(笑)

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お話を聞かせてくださっている先生は、こんなに穏やかな笑顔なんです↑



学生は、夜遅くまで頑張っていることもよくあります。
中には、「今日はバイトがあるから帰ります。」という学生もいますが、
例えばそれは、小学生の「塾があるから帰ります。」っていうのと同じだよな、と話します。
言い訳するなら他の学生が納得できる理由を考えなさいということです。

グループで協働しているところにそういう学生がいると、だんだん頼りにされなくなって、
弾かれていくんですよね。ゼミに入ったのは何のためなのか、興味が無いならうちのゼミに
来るなということになるので。




●それだけ頑張ったら、就職活動でも強みになりますし、学生の自信にも繋がりますね。

そうですね。
就職の面接で、ゼミ活動で何をしてきたか話すと、企業の方もくいついてきたという話は
聞きますね。

自分たちがどれだけ頑張ったのかということが重要で、
社会人になったときも、それが一番自分の力になるんじゃないかな、と私は思っています。



●ゼミ生を指導していて、よかったと思うときは?

毎年岡本ゼミでは、2・3・4年生が60人ほど集まるパーティをしますが、
卒業する4年生が2・3年生に「甘く見ていると(岡本ゼミは)無理だよ。」と
アドバイスしていて(笑)

苦労はするけれど、やっただけみんな仲良くなるし、楽しいよ。とも言ってくれるので、
そういった意味ではいいのかなと。

教員になってからは、学生と遊んでいる時が一番楽しいです(笑)
学生をイジリ倒して、わーーーっと盛り上がるのがいいですね。
夜遅くまで活動している時には、ピザを頼んで、わいわい言いながらみんなで食べたり。

ゼミ生それぞれに個性があって、最初は「こいつ、大丈夫か?」と...真面目過ぎての場合も、
ぶっ飛びすぎての場合もありますが...思うこともあるんですが、
今まで明らかに接点が無かったような学生たちが集まると、案外すごく仲良くなることがあって、
見ていて面白いですよ。

本当に情けないと思う学生にはガンガン言いますから、結構学生は泣きますけれど。
そういう学生ほど、最後のパーティで泣いていたりして、
そんな姿を見るとよかったな、と思いますね。

ゼミ生には「生まれてから勉強でこんなに苦労したことはありません。」って言われて(笑)
「受験があったでしょ?」って言うんですけれど、
「いや、これほどではありませんでした。」って(笑)
「でも、良かったです、ありがとうございました。」と言われると、私も良かったなと
思いますし、そんな学生たちが、就職が決まった時にプレゼントなんか持ってきて
「先生、ありがとうございましたっ!」って言ってくれたりすると本当に嬉しいですよ。



今、学生であるNGU生に伝えたいことは?

授業では、受講生も多いですし、大事ことを90分の授業の中だけで聞けるわけがないんですね。
ですから、"今日はココがポイントだよ"というところを理解して帰りなさい、ということです。

常に100%集中することは無理なので、授業でもゼミでも学生に求めるのは、
自分で興味のあることをとことん突き詰めてみなさい、ということです。

マーケティングといっても幅が広いので、先ほどの「よく遊べ」と一緒で、
例えば商品開発に興味があるのであれば、本を読むなり、自分で調べに行くなりして、
自分で徹底的に突き詰めて勉強するということが、大学生活では重要なんじゃないかな。

岡本ゼミの過去の活動紹介はこちら↓



 先生のお薦め本 

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「ホイラーの法則 ステーキを売るな シズルを売れ!

E・ホイラー著 ビジネス社

 

岡本先生と今回ご紹介する本には、こんな繋がりが!
先生は、マーケティングに興味を持つことになった"きっかけエピソード"を
こんな風に教えてくださいました↓↓

この本は、マーケティングの基本的な内容で、難しい本ではないので、お勧めします。
私が通ったアメリカの大学で、マーケティングの授業で使われたのがこの本の原書です。

マーケティングの授業の先生が、マーケティングの教科書を使わずに、これを持ってきたんです。
そして、「これを読んでおきなさい。」って言うわけです。

授業でやることといったら、

"この本の内容の良い点を自分たちで述べなさい、
その際に、自分が気づいた本の中には無い事例を用いて、それを説明しなさい"

ということだけ。

本の内容はというと、"手紙を書くな、電報を打て"とか、"もしもと聞くな、どちらと聞け"とか、
今のマーケティングの中心となっているような考え方です。
マーケティングには半分心理学が入っていて、
要はお客さんの心をとらえるにはどうしたらいいかということなんです。


私がマーケティングが面白いと実感したのは、アメリカで日系の新聞社で働いたことが
きっかけでした。

もともと実家が卸問屋で、アメリカでフランチャイズの店をやりたいという思いがあって、
アメリカに行ったんです。
フランチャイズがアメリカから日本に入って来るか来ないかという時代です。
アメリカの大学に入るのは簡単だと聞いていたのに、結構難しかった(笑)貧乏学生で、
ずっとドミトリーに住んで、大学に通っていました。

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先生の身の回りには、そこここに"USA"が!



アメリカでは、大学卒業後1年間働くことができるので、初めは年配の女性を週3回
スーパーマーケットにお連れするというアルバイトをしていました。

その方がある日系新聞社のオーナーで、その御縁で新聞社の仕事をすることになったんです。

最初は印刷の仕事をしていたんですが、1年ほど経って営業の仕事をさせてもらえるように
なりました。
広告を取ってくる仕事で、基本給400ドル、後は歩合制。取ってきた広告の3040%の収入が
得られる仕組みです。広告の紙面には空欄があって、自分でその空欄を確保する仕組みになって
いました。先に、広告掲載用の自分のスペースを押さえてしまうんです。

広告を取れない人は、少量のスペースしか押さえられず、歩合制ですから当然給料も少ないん
ですよね。

なかなか広告が取れないと、ディスカウントして必死になって広告を取るんですけれど、
自分で多くの広告を取れるようになると、押さえられるスペースも増えて、給料も多く入る、と。

実は、最初の3ヵ月は、基本給400ドルしか入って来なかったんです。
私が「広告出して下さい。」と頼んでも、
「なんでお前に(頼んで広告を)出すの?」というわけです。

そこをちゃんと考えなきゃいけなくなった時、授業で扱ったこの本の内容を思い出したんです。

アメリカでは、週末に子供を預けて夫婦で食事やパーティに出かける習慣があります。
その間、親は子供を預かってもらいたいわけです。
そんな時に、「お金は結構ですから、ベビーシッターをやりますよ。」と言うと、ものすごく喜ぶ。

日曜日といえば、ゴルフにも行きたい。
でもアメリカって、芝生をキレイにしておかないと"地区の美観を損ねる"といって区画の
管理組合から罰金を科せられるので、芝刈りもしないといけない。
ここでも、「お金は結構ですから、やっておきますよ。」と請け負うと、これも喜ばれる。

そのうち、広告が入らないときに、ベビーシッターや芝刈りの手伝いをしている家の方に
「広告をいれてほしい」と頼むと、ぽん、と1面広告をいれてくれたりするようになりました。


要は、相手のかゆいところに手が届く存在になれということだったんです。
これが、"ステーキを売るな、シズルを売れ!" ですよね。
他にも、どうやって販売を拡大していくのかとか、日本語と英語が半々の日系紙をどうやって拡販
していくかとか考えているうちに、「マーケティングって面白い」と実感して。


今は違いますが、マーケティングという学問自体が、日本ではまだそれほどパッとしていなくて、
マーケティングは実学であって学問ではないんだっていうような考え方だった時代なので、
マーケティングといえば圧倒的にアメリカが進んでいたんです。

そのアメリカで、興味を持って大学院の講義を受けたり、
友人知人から「日本人はバカにされるけれど、それを逆手にとると結構うまく行くんだ」
というような話を聞いてアメリカンドリームを目の当たりにすると、やっぱり面白いんですよ。

自分はできないんですけれども学生に言っていることは(笑)、相手がいる場合、
自分が正しいということよりも、相手をいかに気持ちよくさせて仕事してもらうかが重要だ
ということです。

 今日の一枚 


今日の1枚は、 " 先生の趣味 " です! 



車(特に改造)



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先生のデスクトップの画像です↑

真ん中の赤い車はGolf。愛情を持って改造した愛車でしたが、 

走行中にエラーに次ぐエラーが出るようになり、

部品を全て元の規格のものに直して手放したそうです。





アメフトやモーグルを経験されて、とってもアクティブな岡本先生。
とにかく動くものは何でも好き!とのこと。

中でもお好きなのが、です。
小さいころからF1が好きで、車に乗るのも好き。
改造も自分でされるのだとか。

「自分で車をイジるのが特に好きです。
自宅には車グッズが大量にあって、模型や自動車関係の本だらけです。
今は、VOXY(自らシャコタンにしました!)AudiBMWに乗っています。」


ドイツ車の魅力を聞いてみたところ、ドイツの車は、速い!真っ直ぐ走る(日本の車は
まっすぐな道でもハンドルから手をはなすとゆらゆらしますが、ドイツの車はまっすぐ走る
のだそうです。)とのこと。

「もう大人なので(笑)外からみても、全く改造していないように見えて速かったり、
驚くところが改造してあったりというのがいいですね。本当はアメリカンドリームカラー
のゴールドがいいんですけれど。」

「ターボ」「スーパーチャージャー」「ツインチャージャー」「ボアアップ」...
こんなワードにワクワクする方は、岡本先生と車のお話で盛り上がれるかも!?



※ ※ 


今回は割愛しましたが、アメリカにいらした頃のお話も含め、
とっても面白いお話を伺うことができました!

大学で「ゼミ活動に全力投球した!」と胸をはりたい学生のみなさん、
岡本先生の研究室の扉を叩いてみてはいかがでしょうか?






次回の★Bridge★も、お楽しみに!



チョッパー子