白黒映画で音声のない映画『アーティスト』を紹介します。
2011年フランス制作。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞など数々の賞を受賞しました。
サイレントからトーキーに変わっていく時代の映画界で、トーキーを拒んで没落していく男優と逆に脚光を浴びて伸びていく女優の物語。
音声や色がないため、字幕のセリフや画面からの情報を読み取ろうと集中したり想像力を働かせたりするせいか、普通の映画よりじっくりしっかり入り込んで見た気がします。
ストーリーも優しく、温かい気持ちになります。
1920年代のサイレント映画を研究し、こだわりを持って制作されたようですが、何も知らずに見ても十分に楽しめる映画だと思います。
時間のある時にゆっくり見てくださいね。
【図書館スタッフ:フエルトうさぎ】