★Bridge★: 2013年11月アーカイブ
学生さんと先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・
商学部教授 宝島 格 先生です。
先生は、2013年現在、入学センター委員をしておられます。
AOやオープンキャンパスでお世話になった人もいるのでは?
■■■ どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨まれていますか? ■■■
常識を持ち、筋道立てたものの考え方を身につけ、良い批判眼を育てる。
私は、学生さんには、常識をもって、色々なことをきちんとやってくれる + 想像力・アイディアのある人間になってくれたらいいな、と思っています。いわゆる「専門バカ」にならず、色々な事を見聞きして欲しい。筋の通ったものの考え方ができるようになってほしいのです。
私は、数学関係の授業を受け持っています。私の授業は真面目な感じがすると思います。脱線したり適当にメリハリをつけるということはあまりなく、時間めいっぱい、しっかり授業をします。知らない知識を教えるという授業ではなく、現状持っている理性を活かして、普通に考えれば結論にたどり着けるような問題を選んでいます。演習のような、自分で実際に考えてみる小さな課題を出して解いてもらっています。この作業は、物事を筋道立てて考える訓練になります。自分で論理的に考え、授業を理解してほしいのです。「これこれこういう条件であれば、こうならざるを得ない」という、どうやってもひっくり返すことのできない状況の時があるので、色々な条件を考えて物事に対峙しなくてはならないよ、という事が伝わるといいなと思います。
教養科目の授業内容は、今すぐには役に立たないような知識であるかもしれません。でも、教養として持っていることで、将来活きてくることもあります。
また、学生さんには、人に言われるままに物事を鵜呑みにしないで、良い意味で批判眼を持って、人の言うことに接するようにしてほしいと思っています。
常識を働かせるだけで、おかしなことを言っている人のアラは見えてきます。雑誌や週刊誌などは、ちょっと常識を働かせると「おかしい」と気づく場合があると思います。しかし、これがテレビや新聞になると、ぱっと見抜けないことがあります。でも、よく見聞きしてみると意外におかしいことも結構あるんです。メディアリテラシーを身につけて、情報に接してほしいですね。基礎統計学の授業では、数字を使って結論を出す場合に、「こういう間違いがある」「こういうごまかしがある」という例が、色々と出てきます。こういった題材を扱った、易しい本もありますので、読んでみるといいと思います。
■■■ 先生のお薦め本 ■■■
先生のお薦めの本は・・・
『チボー家の人々』
ロジェ・マルタン・デュ・ガール著 白水Uブックス 全13巻
内容は・・・読んでのお楽しみ。古典小説です。
この本を読むことで、若者は色々と考えることがあるのではないか、とのことでした。
ちなみに、先のお話に登場したメディアリテラシーに関する本では、
『「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ』谷岡 一郎著 文春新書
という図書もご紹介いただきました。
是非、読んでみてくださいね。
■■■ 今日の一枚 ■■■
今回は、"先生のお気に入り"の写真です。
お話を伺って、宝島先生は、登山家のような方だな、と思いました。
色々な情報・条件をもとに自ら進むルートを決め、着実にコツコツと、それでいて臨機応変に、己と向き合いながら道を歩んでいく。また、登山家が大自然に謙虚であるように、先生も、お仕事やお話のご様子から、非常に謙虚な方だと感じました。実際、先生は登山をなさるそうです。でも、最近はなかなか登山に行けないのだそうです・・・
宝島先生にお話を聞いてみたいと思ったあなた、是非、研究室の扉をたたいてみて下さい。
さて、次回の★Bridge★は・・・
経済学部教授 児島 完二 先生です!
お楽しみに★
チョッパー子
さて、先のブログで宣言しました、学生さんと先生をつなぐ連続企画★Bridge★、
トップバッターは、
経済学部教授の 大石 邦弘 先生です!
大石先生は2013年現在、教務部長の職を務めておられます。教育学習センターも実は教務部に属していますので、先生は、教育学習センターの長でもあります。
それでは、先生の"思い"をご紹介★
■■■ どんな思いを持って、授業に臨まれていますか? ■■■
私は、学生さんたちには、授業から「伝え方」を学んで欲しいと考えています。
自分の考えていることを、上手く人に伝えるのは、意外に難しいことです。
みなさんは、様々な授業で色々な「伝え方」を見聞きできる立場にあります。
この環境を、生かして欲しいのです。
私のゼミでは、「まず、2つの物事を比較」するようにと言っています。
2つの物事を比較すると、そこに共通する点が、あるいは全く異なる点が
見つかります。
「この2つは、なぜ同じなのだろう?」
「どうして違いが出たのだろう?」
という疑問から、その理由を考えることが自分の仮説となり、これを検証していくのです。
これが研究活動の基本であり、これを最終的に発表するわけですが、
ここで、先に述べた、「伝え方」が大切になってきます。
自分が伝えたい内容を理解していることはもちろんですが、
どうしたら相手に理解してもらえるのか、色々な授業を見ながら、
自分なりの方法を見つけるための参考にして欲しいのです。
知識を増やすことはもちろん、
自分の思いの伝え方・工夫を学ぶ場としてとらえ、どの授業にも前向きに取り組んでほしい。
知識以外の視点からも、授業で学べることは沢山あると、気づいて欲しいと思っています。
■■■ 先生のお薦め本 ■■■
大石先生に、今学生さんに読んでみて欲しい本をきいてみました!
先生のお薦め本はズバリ・・・
『ちょちょら』 畠中恵・著 新潮社
主人公・新之介が、優秀だった兄と比べられ、自分のできの悪さを認めつつも、色々なことに果敢に突き進んでゆく姿が面白い作品。
同著者の別作品『しゃばけ』は、学生さんに薦められて読み始め、ハマってしまい、シリーズを一気に読破したのだそうです。
先生のおススメの読書方法は"シリーズもの読み"。
1冊だけでは分からない著者の作風や作品の傾向が分かって、面白いですよ。
同じ著者の作品を色々読んでみることも◎。
学生時代に是非、お試しあれ☆
■■■ 今日の一枚 ■■■
今回は、先生のお気に入りを撮影★★
笑顔が素敵で、温かい関西弁がチャームポイントの大石先生。
研究室には経済の本以外にも、沢山の本が置いてありました。
話題豊富で優しい先生ですので、学生のみなさんも是非、オフィスアワーなどを利用して、先生とお話ししてみてくださいね。
さて、次回の★Bridge★は
商学部教授の 宝島 格 先生です!
お楽しみに♪
チョッパー子
こんにちは!
びっくりするほど台風が続き、気候の変動が激しいですが、みなさん、
体調を崩したりはしていないでしょうか。
いきなりですが、NGU生のみなさんは、
"名古屋学院大学のミッション"をご存じでしょうか?
ここで言う大学のミッションとは、その大学が考える"本学の使命"です。
何を目標にしていて、そのためにどのように大学運営に取り組むか、という、
いわばその大学の存在意義のようなものです。
では、名古屋学院大学のミッションとは、なんでしょうか?
【名古屋学院大学のミッション】
"「敬神愛人」の精神(建学の精神)を尊重し、
高い志と豊かな国際感覚を備えた、
社会の発展に貢献する人材を育成する。"
色々な要素が詰まっていますが、一番の本筋は、
名古屋学院大学は、「人を育てる」ということを大学の使命としている、
ということです。
(この事については、もうちょっと詳しく、それぞれの学部に合った具体的な形で、「本学教育の特色」として履修要項の一番初めに記載されています。NGU生のみなさんは、一度見返してみて下さいね!)
ここで気になるのが、
みなさんに実際に授業をされている先生方が、
どんな思いで学生の皆さんの成長に貢献しようと考えているのか?
ということです。
そこで、先生方の"教育に対する思い"に焦点をあてて、
教育学習センターのブログで連続企画★Bridge★として
みなさんにお伝えしていこうと思います。
みなさんが授業を受けるそれぞれの先生方には、
受け持つ授業が多くても少なくても、
若くてもベテランでも、
先生方それぞれの"思い"があるはずです。
既に授業を履修したことのある先生ならば、
「ああ、先生はこんな思いで授業をされていたんだな。」
「この考え方を、自分の勉強にとりいれてみよう。」
と考えてみるきっかけに、
まだ授業を受けたことがない先生ならば、
「この先生の授業を受けてみたいな。」
「オフィスアワーに、先生の研究室に行ってみようかな。」
と思うきっかけになれば、と考えています。
この連続企画★Bridge★が、みなさんと先生をつなぐ架け橋となってくれる
ことを祈っています!
さて、記念すべき★Bridge★第一回目の先生は・・・
経済学部教授の 大石先生 です!
さて、どんな話が聞けるでしょうか。
チョッパー子も楽しみです。
近日公開、乞うご期待!
チョッパー子