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2017年10月 5日
中期留学報告(ジョージ・ブラウン大学 内藤 拓海)
留学を通して学んだこと、成長したこと
私は去年の夏から年末まで、カナダのトロントにあるジョージ・ブラウン大学に留学へ行きました。留学へ行く前から、多くの不安がありました。何を持っていくべきなのか、何をしておくべきなのか、色々な点で分からないことがありましたが、先輩や友人、またアイラウンジの人たちから助言をいただくことで、少しでも不安を取り除いて飛び立つことができました。何か一つでも分からないことがあれば、しっかり解決して行くことをお勧めします。
飛行機に搭乗してから、カナダまではあっという間でした。初めてカナダに着いた瞬間、これから何が起きるのだろう、という好奇心や、何か問題が起きるのではないか、という不安もありましたが、ジョージ・ブラウン大学の担当の方や、先生、スチューデントサクセスの方々が、いつも助けてくれました。もちろん英語での会話で、まだまだ拙かった私の英語を、意味が通じるまで丁寧に聞いてくれたことを、今でも覚えています。
最初に受けたテストでは、あまり自信がなく、本当にジョージ・ブラウン大学の授業についていけるだろうか、という心配がありましたが、自分のレベルに合った授業で、分からないことはすぐ先生に聞くと、優しく教えてくれました。最初のうちは、先生やクラスメートが何を言っているのか分からず、会話もできませんでしたが、クラスにも慣れ、英語を普段から使うことに慣れると、耳も慣れ、口から自然と英語が出てくるようになりました。英語を覚えて話す、というよりも、定型文をどれだけ使えるかが英会話の鍵となるということが分かった瞬間でした。しかし、定型文だけでは会話は続きませんでした。普段の会話の中で、新しい英単語や文法などを使い、日々英会話の幅を広げてきました。その中には、授業で習ったことや、先生が使っている英語をそのまま使うことがありました。授業の中でも、先生が使う英語を真似することで、発音やイントネーション、使い方を学ぶことができたのです。
英語を話す機会は、授業中やクラスメートとの間だけにとどまらず、街の人やお店の店員さんなどを通して得ることもでき、様々な話し方をする人がいました。単に英語と言っても、アメリカ人の英語とイラン、ブラジル、中国、日本人の英語は全然違うものでした。母国語の発音が根にあるので、発音やイントネーションが違ってくるのです。初めて聞いたときは全く意味が分からなかったり、何を言っているのかすら分からず、本当に英語を喋っているのか?という疑問すら浮かびました。また、母国語の文法が混じって、文法がごちゃごちゃな人もいました。しかし、様々な人の英語を聞いているうち、あ、この人はイランの人なのだな、と分かるようにもなりました。このように、単に英語を学びに行った私にとっては、衝撃的なことばかりでした。
英語力を伸ばすだけなく、カナダ生活もしっかり満喫してきました。トロントには様々な名所があり、時間がたくさんあった私にとっては、とても良い場所でした。水族館やトロント島、スポーツ観戦にショッピングモールと、此処では挙げきれないほどの観光名所がありました。特に衝撃を受けたのがショッピングモールでした。日本とは比べ物にならないくらいの大きさで、入っているショップもとても多く、一日では周り切れないほどでした。また、スポーツ観戦も、日本では味わえないものでした。圧倒的なスタジアムの大きさに、お客さんの数、極め付けは熱気でした。チームに対する熱狂的な応援や声援、思わず圧倒されました。
また、食文化においても驚く点がたくさんありました。日本にいるとき、海外のご飯はあまりおいしくないと思っていましたが、カナダのご飯はおいしいものばかりでした。もちろんホストマザーが料理を作ることが上手だったこともありましたが、外へ食べに行けば美味しいものばかりでした。ハンバーガーにステーキ、パスタなど、日本食に近いとは言えませんが、美味しいものがほとんどでした。カナダで有名は、お寿司屋さんにも行ったのですが、日本食に似たものは出てきましたが、どれも日本食を真似したようなもので、日本人が食べると、あれ?と思うことがあると思います。実際に私も色々試してみましたが、納得のいかないものが多かったです。よかったら行ってみてください。
また、外食した際、チップというものがあり、最初は理解に苦しみました。もちろん日本にはチップという概念がなく、何に対して支払うか、いくら払えばいいのかなど、最初は分からないことだらけでした。しかし、外へ行くことが増すたびに、此処ではいくら払えばいいのだな、という感覚がつかめてきました。基本的に合計金額の10%から12%ほどのチップとして払い、サービスが良ければ気持ちとしてもう少し置いておく、というものです。このような点でも、文化を理解することができ、良い経験になりました。
私は、このカナダに留学できたことを誇りに思っています。また、支えていただいた家族や国際センターの方々など、書ききれないほどの人に感謝をしています。様々な場面で、力不足だった私に対して、優しく教えていただいたことや、安くはないお金を出してくれた両親、たくさんの思い出をくれた、現地で知り合ったクラスメートや友人など、たくさん助けていただきました。私はこの感謝の気持ちや、現地で得ることができた経験を元に、将来はホテルマンという仕事に就けるよう努力していこうと考えています。
留学する前までは拙かった英語も、日常会話をできる程に成長し、外国人特有の人柄や海外の文化など、様々なことを吸収した結果が、今の私を作り上げていると思います。英語力と、他の価値観や文化を吸収し理解したことは、ホテルマンとして、そして人間として、近い将来、役立てたいと考えています。この留学を通して学んだことに、1つも無駄なことはありませんでした。カナダに行って、世界が変わった、というと大げさになりますが、価値観は大きく変わったと思います。就活が終わり、落ち着いた頃には、またどこかへ出かけたいと思っています。
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