こんにちは豆太です。
またまた名古屋学院大学卒業生(外国語学部)の作品を紹介します。
皆さんもよくご存知の青木さやかさんです。
彼女はお笑いタレント、俳優、エッセイストの肩書を持つ異色のタレントです。
本人曰く、芸能界という世界の中で商品であるには、わたしはちょっと繊細過ぎて厄介であった。
わたしからすると芸能界はデリカシーのないように見える人や出来事だらけに思えていちいち傷ついてしまった。
自分でも持て余すほどの繊細さや不器用さを静かに見つめ、周囲の人たちと厄介な自分との何気ない日常風景を綴った作品です。
とはいえ彼女決して、自分の厄介さを自慢するわけではありません。
周囲の声に応えようとするけど、繊細な部分を隠したまま社会に馴染ませていくのって思いのほか難しいよね。
容姿いじり、飯島 愛さんのこと、アナログ人間、パニック症など珠玉のエッセイ、光浦靖子(オアシス)との特別対談「世間の目」を気にして数十年生きてきました。
などの内容が、言語化しづらい心情を、過去の出来事やちょっぴりちぐはぐとも思える他者との会話を通じて、ひとつずつ丁寧に描き出しています。
また、ゲッターズ飯田氏は伝えようとする人ではなく伝わる人、それが青木さんの魅力だと言っています。
大変読みやすいので是非読んでください。
(名古屋図書館スッタフ:豆太)