「クリスマス」と一致するもの
瀬戸キャンパスは、秋の紅葉が見ごろのシーズンとなっています。時折、地域の方々がおとずれて、キャンパスの美しい木々の葉に、立ち止まっては見入っておられます。
今週火曜日も瀬戸市内などから多くの方がお越しになられ、パイプオルガンや、蓄音機で一足はやい、クリスマス曲などを楽しんでおられました。
このブログ開始から3年目。毎年毎年この時期に何をかいていたかというと...まだクリスマスの飾りつけは早いですよー!!!ってことでした...。
耳にタコができるどころか耳全体がタコにかわっても今年も書いてしまいますが、キリスト教ではクリスマスの前の日曜日から4週前(2014年は11月30日)からが待降節、アドヴェントです。待降節は読んで字の通り、「イエス・キリストの降誕を待つ季節」です。
ではこの11月はというと、キリスト教のカレンダーでは年末、最終月です。アドヴェントから新年なんですねー。行事としては収穫感謝、永眠者記念礼拝または召天者記念礼拝という礼拝をする日(または聖徒の日と呼ぶ日)、あと過ぎてしまいましたが10月31日は宗教改革記念日などがあります。
そんなこんなで週明けのオルガンアワーでは宗教改革記念日や永眠者記念日に関する讃美歌などを中心にプログラムを予定しております。
11月10日(月)名古屋キャンパスチャペルにて12時40分~開始します。この時期にしか耳にしない曲ばかりですからぜひお越しください。
9月25日(木)12:40~13:10に名古屋キャンパスチャペルでカレッジアワーが
行われます。秋学期最初のカレッジアワー、ぜひご出席ください。
ところで前回の記事、奨励をされている石田聖実先生をアップにすると
おお!街中ではけっして見かけない服です!!
チャペルアワーでも牧師用のシャツまたは黒のガウン着用の先生が多いので新鮮にうつったのではないでしょうか?
せっかくなので後から全身を撮影させていただきました。
1.全身を覆う白いローブ
2.腰にはチングルム等と呼ばれるロープのような紐
3.首からはストール
刺繍は十字架と棕櫚(ナツメヤシ)の葉
奨励のなかでメソジスト運動の始まりにふれたためか聖公会風とのこと。(本学のルーツであるメソジストは聖公会からわかれた教派です)
腰紐は結ぶ動作一つ一つに決まったお祈りを唱えるなど、着方にもきまりがあるそうですよ!!プロテスタントには服装規定はないのですが、他のローマ・カトリック、正教会、聖公会などには服装に決まりがあるようです。
ストールの色はキリスト教の季節の色、今は聖霊降臨節(または三位一体節)の緑色です。これがアドヴェントなら紫、クリスマスは白、などと季節にあわせてかえていきます。先生のストールの色が変わると「ああ○○の季節だなー」とまるで風物詩のような感覚で見ていました。11月または12月にはアドヴェント(待降節)に紫色のストールにかわります。
ちなみに黒のガウンの上にストールをかけるスタイルが本学の教派では多いですよ。
石田先生からは他にも真夏にガウンやローブを着る時の暑さ対策など、牧師ならではのお話をうかがうことができました。今まで服については知らないことだらけでした。このブログで何度か季節の色についてご紹介してきましたが、やはり本物を見ないとピーンときませんよね。本当に今回は勉強になりました。
石田先生ご協力ありがとうございました。