授業・ゼミ風景: 2015年4月アーカイブ

今回は、商学部髙木直人先生の授業「発展セミナー」にお邪魔してきました!

 

「発展セミナー」では、企業が学生に求めている様々な要素の中から、

特に「やる気」について考え、自らにとって意味ある大学生活を描ける

ようになることを目的とした授業構成がなされています。

 

 

内容の前に。


この授業、入室した瞬間から、ちょっと変わっているのです。

というのも、座席が、1年生、2年生、3年生で分けられており、

授業内で出た下級生の疑問質問に、上級生が答える、というスタンスを取っているのです。


先生が、1年生に質問を投げかけてわからないと、今度は上級生に水が向けられます。

1年生にとっては、分からないことを知ることができ、

上級生にとっても、おさえておきたいことの確認になりますね!


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さて、それでは早速、「発展セミナー」の授業風景を見ていきましょう!

 

本日のテーマは、

「学生生活を充実させるために必要な学習計画表の作成」

授業は、資料を使って進められます。

 

1週間の予定表【大学時間割】作成


まずは、配布された資料に、1週間の授業の時間割を書き出します。


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1年生はパソコンを持ってくることになっていて、CCSの履修登録表で自分の授業

予定を確認します。1年生は、上級生や先生から教えてもらい、

画面の見方や先生への質問メールの送り方などを、その場で体験しながら学びます。


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先生は、1人1人に気を配りながら、きめ細かい指導をされていましたよ!

ちなみに、上級生は、スマートフォンで履修登録表の確認を行っていました。


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先生の口調は、優しいけれど明快な関西弁。

とっても親しみやすく聞きやすいのです!


           「1コマの授業に、どれくらいの予習・復習時間が見込まれているか知ってるか?

              大学で90分講義、家庭で180分の勉強が、大学で1コマ分の単位をもらう

     ということの条件や。1週間で、どのくらい勉強しないとあかんか?」


先生のこのセリフに、学生さんたちからどよめきが。

愕然としている様子も見受けられました。

 

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ここでは、先生から、大学での学習ペースや予習の仕方、

時間配分のコツや単位修得ペース、就職活動と学業の両立など、

4年間の大学生活を俯瞰するのに必要な考え方を教えていただきました。

 

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1週間の予定表【大学以外】作成


次に、アルバイトなどの大学以外での予定を書き出していきます。

 

              「朝、何時に起きるか書いてみ。時間割と連動するはずや。

               これが健康管理になるんや。」

 

先生が、学生さんたち身に付けてほしいことの一つとしてお話しされていたのが、

自分で健康管理をする大切さです。

 

                「...アルバイトばっか入れたらあかんで。バイトするなとは言わへん。

                 けど、バイトはあくまでも、学生生活をエンジョイするためにするもので、

                 学業に支障を出すほどするものではない、ということ。」

 

自分で自由にできることが多くなる大学生だからこそ、生活習慣が乱れてしまうこともあります。

先生は、アルバイトの失敗例や、睡眠時間についての知識など様々なエピソードを交え、

自己管理の大切さ、そのために必要な情報や、判断能力を養うことについてくり返し

注意を与えていらっしゃいました。

 

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さて、1週間の予定がわかったところで、ここからさらに、

「将来の夢のために使う時間」

「健康管理に使う時間」

「検定取得や就職関係に使う時間」

を曜日別に書き出していきます。

 

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                    「長い目で見なければならないこと、 瞬間的に判断しなくては

                      いけないことを、よく考えてな!」


学生さんたちが書き出しを行っている間にも、先生からは、

学生さんたちのキャリアプランニングの手助けになる情報が、どんどん提供されていきます。

正規雇用・非正規雇用の生涯年収差や、退職年齢・退職後に必要な蓄えについてなど、

具体的な数字を用いたシミュレーションは、自分の思い描く未来をどう実現していくか考えるのに

大変参考になります。 

 

 

「将来の夢のために使う時間」について


               「夢は持ってください。 自分では"こんなんでええかなー"と思うことでも、

                 夢を持つのは自由だから。夢もない人生なんて、面白くないやん、なぁ?

               何でもええよ、夢!」

 

先生の好きな言葉は「年中無休」ではなく「年中夢求」

そのあたたかな口調からは、学生さんたちが自分の夢を見つけて、その夢に向けて努力ができるよう

応援する気持ちが伝わってきます。


ちなみに先生の夢は・・・ここでは内緒。

気になった方は、ご本人に、聞いてみてくださいね!

 

 

「健康管理に使う時間」について

 

                   健康管理、これはムチャクチャ大事 

                     ええか? "太く短い人生"は、ほとんどありえません。

                    最近は、"細く長く"生きてるかな?

                  自己健康管理ができないことで病院生活を送るなよ(笑)

                   だから、"健康大事!"っていう意識は今から持っておいてください。

                   みんな "健康管理やろう!"と思わな、やりませんから。」


先生は、ご自分でなさっている健康管理の方法を引き合いに、ユーモアあふれる、

でもとても大事なお話をしてくださいました。

まずは意識すること。

学生さんたちは、お話しを聞いて、自分で健康管理する大切さがよくわかったのではないでしょうか。

 

「検定取得や就職関係に使う時間」について


                     「資格講座の説明会、聞きに行った人、手挙げてみ。

                      ...はい、みんな、資格ってどんなものがあるかわかるか?

                      聞きに行かなわからんよな。

                     だから、講座を受ける受けないに関わらず、説明は聞きに

                     行ってください。」

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先生からは、1年時の必修科目である「基礎セミナー」のテキストを用いて、

商学部生にお勧めの資格や、 

"こういった分野の職業に就きたい人は●●の資格を持っておくと良い、取得するなら●級を" など、

夢を形にするための行動目標となる情報も盛り沢山に提供されます。

 

 

...改めて確認してみると、学生生活は思った以上に忙しいのではないでしょうか。

自分の生活をイメージしながら書き出しを行うことで、どんどん、自らの大学生活が

彩られていきます。

また、すべきこと・やりたいことを具体的に書き出すことで、自覚が促される効果もありそうですね!

 


「自分らしさ」を見つめなおす作業として、「人生年表」の作成


授業後半では、「学生生活を充実させるために必要な学習計画表」に自分で書き出したことをふまえ、

「自分らしさ」を見つめなおす作業として、「人生年表」を作っていきます。

 

しかしこの人生年表も、一味違うのです。

 

なんと、今までの人生だけではなく、62歳まで書く仕様になっているのです!


 

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                「 "自分の人生は、自分で考えないと誰も助けてくれませんよ。" 

                    ということで、"今までの私"と"これからの私"を、しっかり

                    書いてみてください。

                    結婚したかったら、いつくらいに結婚するか具体的に書いてもいいし、

                    一生働きたければ一生働くと書けばいい。

                   車が買いたかったら、いつ頃どんな車が買いたいか書いたらいいし。

                   書けることを書いてください。」


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最近では、大学でキャリアプランニングの仕方を学んだことを前提に、入社後の将来設計を

エントリーシートに書かせる企業もあるのだとか

自分の人生を、自分で設計できる人材が求められている、という企業の考え方も同時に学びながら

、学生さんたちは、自分の将来を描き出していきます。


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                                                  「これ、ええんちゃう?」


年表全部を埋めることはなかなか難しいですが、先生が、記入できている部分から話を広げる

お手伝いをして下さいます。

探してみると、個性がキラリと光る部分が出てくるのですね。

思わず前の席の子が振り返ってしまうくらい、面白そうなエピソードもあったようです。


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                                     「先生は、何歳で結婚したんですか?」


先生ご本人の人生についての質問も出ていました。

先生は、笑顔で、色々とお話をして下さいました。

 

この後宿題も出され、充実した90分の授業でした。

 

 


どうでしょう、詳しい授業内容が、知りたくなりませんか?

チョッパー子は、どのお話も、学生さんたちが「これから」を思い描く手助けになるものばかりで、

夢がある人も、まだ何をしたいかわからない人にも、必ず役立つ内容だと感じました。

 


商学部生のみなさん、是非、髙木先生の「発展セミナー」を履修してみてくださいね!

 

 

 

チョッパー子

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