★Bridge★: 2015年11月アーカイブ
学生さんと先生を繋ぐ連続企画★Bridge★、今回の先生は・・・
商学部 達本 美香 先生です。
達本先生は、「基礎英語」「ビジネス英語」などの科目を担当されています。
それでは早速、先生の"思い"をご紹介します★
■■■ どんな思いをもって、授業(ゼミ)に臨まれていますか? ■■■
学生の将来が良くなることを考えて授業をしています。
授業内容以外でも、なぜ、今学んでいることが必要なのか・・・
「就職して社会人になったら、こういうことが困るから、これが必要なんですよ。」
ということをよく言います。
例えば、「英語は必要ない」と言う学生が結構います。
英語に興味はあるけれども、今までの生活で英語を使ってきたわけではないし、
英語がなくても生きていけるし・・・。
でも、社会に出た時に、一般的に大学を卒業した人は英語をある程度わかっている
ものなのに、自分はわからないとなれば、仕事以前に、違った形で不利益を被ることが
往々にしてあるのだ、ということを言います。実際に、そういう経験がある人もいますので。
周りの人が知っていること・・・一般常識を自分が知らないと、色々な意味で困ることがあって、
そういう思いをしないために、しっかり勉強してほしいと思います。
達本ゼミはどんなゼミですか?
ゼミ生は、そう多くはないです。怖い先生なので(笑)
ゼミでは、やる気の無い学生は、受け入れていません。
やる気のある子たちが集まれば、「あっちの子にはこの対応」「こっちの子にはこの対応」と
バラバラに指導するのではなく、ある程度同じ形で、その子たちに良いクラスを、
1つの目的でできますから。
■■■ 先生のおススメ本 ■■■
私は、本を読むより実体験をお勧めします。
本を読むなということではないですが、本に偏り過ぎているのは好きではないです。
本に書いてあることが本当に正しいかというと、そうとは限らないと思うんです。
研究者ってそうだと思うんですけど、あまり本の中身を信じていない(笑)
今正しくても、そのうち変わるかもしれないし。
だから、「本に書いてるからやってみる・やめる」ということではなく、
実際に自分が体験してみて、正しいと思うことをやればいい。
アルバイト、インターンシップなど、なんでもいいので、
実際に自ら社会経験をしてみることをお勧めします。
学生が、何かの経験を通して変わったなと感じた瞬間がありますか?
学生はそれぞれなので、一概にはいえませんが、一つ、就職活動をすると変わりますね。
自分たちも、変わったと分かるようです。
就職活動を通して、受からない不安や色々な苦労を経験しますからね。
私のところにも、よく相談に来ます。
ゼミ生は特に、相談が長時間になることもあります。
■■■ 今日の一枚 ■■■
今回は、達本先生が、死ぬかと思いながら博士号を修めたという、
バーミンガム大学の関連写真です。
先生は、イギリスのバーミンガム大学で博士号を取得されました。
イギリスの大学での博士課程は大変で、入試を通って論文作成を始めても、
指導教官に「もうやめなさい」と言われたら、退学しなくてはいけないそうです。
なので指導教官に会う時は、いつも緊張していたとのこと。
卒業の際には、自身の博士論文に関する口頭審問があり、長い時には8時間に及ぶことも。
ここでの受け答え次第では及第できないため、気が抜けなかったのだとか。
その大きなプレッシャーに加え、イギリスと日本の時差や疲労にも苦しみ
(先生は、本学に勤めながらバーミンガム大学に通われていました)、
様々な体調不良に見舞われ、何度もやめようと思いながらも、
周りに迷惑をかけながらここまで研究したのだからと、
気力をふりしぼって卒業されたそうです。
サバサバとして快活な先生は、「ストレスで人は死ぬと思ったわ。」と
軽やかに笑いながら仰っていましたが、割愛したエピソードも含め、
当時のお話は壮絶と言えるものでした。
まさに、血の滲む努力で勉学を修められたのだと思うと、頭が下がるばかりです。
英語の教授法や、先生の体験談に興味のある学生さんは、
是非、先生に直接お話を伺ってみて下さいね!
次回の★Bridge★も、お楽しみに★
チョッパー子