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向井理さんの映画試写会に参加して

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 夏休みの8月20日(土)に,本学の翼館で向井理さんの「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」の映画試写会がありました。本学の学生には優先的に座席を用意しましたから,この試写会に参加した学生もたくさんいたかと思います。
 14:30会場,15:00試写会,17:30トークショーという予定です。座席は全席自由であったため,当日は良い席を取ろうと朝9時頃から翼館の玄関前に,長い列ができ始めました。会場のクラインホールは満席の観客に加えて,テレビカメラが6台(名古屋のテレビ局が揃い踏み),多数の新聞社のカメラマン,東京キー局のアナウンサーらの姿も見受けられました。
 参加者の8割がたは,20歳前後の(これは「学生限定」で参加者募集したのですから,と~ぜん)女性です。その中に,ポツリポツリと男性が混じり,さらに稀に小生のような相対的高齢者(これは本学関係者でしょう)が見受けられる程度でした。
 映画の上映はあっという間の1時間半でしたが,小生にとっては,久しぶりに青春映画を楽しんだ気分でした(映画自体は,ジブリ作品を欠かさず観ています。今年の『コクリコ坂から』も観ました)。向井理さん主演のこの映画は,現代の大学生に多くのメッセージを投げかけているように思います。
 「何でも良いから,とにかく何か始めようよ。」
 「立派な大義名分なんて要らないし,カッコ悪くても良いから,素直に自分たちの言葉で語ろうよ。」
 「少し無理して背伸びして,無理だと思えるようなことにも挑戦してみようよ。」
 「人を助けることが,自分を救うことなんだ。情けは他人(ひと)のためならず。」
 そんなメッセージが,直ぐに思いつきます。リアルタイムの若者たちには,もっと強烈なメッセージが届いたことでしょう。
 映画そのものは,9月23日から全国一斉公開ですから,今回の試写会を逃した方は,是非,映画館でご鑑賞ください。

 試写会後のトークショーでは,新鮮な驚きを感じさせる参加者の姿がありました。何に驚いたかって? 参加者の整然とした姿に,です。参加された20歳前後の女子学生たちは,おそらくほとんど全ての人が向井理さんのファンでしょう。しかし,彼女らはワーワー,キャーキャーと騒ぐわけではありません。
 秩序を保ち,整然と話を聞き,積極的に挙手して質問するのです。サクラなんて立てる必要はありません。一言一句を聞き洩らさないようにと真剣に話を聞き,ウンウンと頷く姿は,向井理さんにボォ~としてウットリしているという姿ではありません。
 これが,人の話を聞こうという姿勢なのでしょう。嗚呼,なんて普段の授業風景と違うことか!これが,人気俳優と人気の無い大学教授との違いなのでしょう。

 トークショーが終わると,向井理さんと監督の深作健太さんが客席に降り,会場の参加者と一緒に映画キャンペーン用の記念撮影を行いました。その写真は,翌日の『中日スポーツ』に大きく掲載されましたから,ご覧になった方もいるかもしれませんね。
 その撮影の後には,向井さんと深作監督の間に小生が割り込んで(つまり,両手に芸能人),さらに追加の記念写真を撮りました。撮影時には,「今が旬のイケメン俳優と一緒に写真を撮るのだ」,「これが学長の役得かなぁ~」みたいな気分でした。しかし,いざ出来あがってきた写真を見ると,向井理さんのイケメン男ぶり,そして自らの凡庸とした姿を改めて確認させられた思いです。
 「お父さん,フツ~の人だね(アタリ前だ!)。」写真を見た娘の感想です。
 今後一切,イイ男と一緒に写真は撮らないようにしよう。

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