数十年前の大学時代、実績はないけどちょっとハードな
体育会系の音楽の部活に入っていました。
そのため、友達と遊ぶ時間もバイトする時間もなく、
勉強する時間もありませんでした(笑)。
それは言い訳にすぎませんが、大学生としては本末転倒???
今思えば、やりたいことをたくさんやり残してきた気がします。
大学を卒業してから、数十年くらいの間、
年に数回、同じ夢を見ました。
「今から演奏会が始まるのに、練習していない!」
と、舞台袖で慌てている夢です。
実は在学中、その部活の運営や雰囲気になじめず、辞めたいと思ったことが何度も・・・
でも辞めたら大好きな音楽を失ってしまう気がして怖くて・・・
卒業直前の最後の演奏会は、そんな自分の姿勢から、満足いくものではありませんでした。
それでそのような夢を見続けていたのかなと思います。
もしきっぱりと辞めていたら、きっとこのような夢は見なかったことでしょう。
大学時代に一番やりたかったのは、その部活を辞めることだったのかもしれません。
ですが、
人生とは不思議なもので
その卒業時の演奏会が、思いがけず後の仕事の縁につながっていました。
そして
そこから派生した別の縁もあり、あるアマチュアの楽団で活動を始めてから、
十数年間見ていたあの夢を見なくなりました。
心理療法家のC.G.ユングによると、人の心の中には「補償作用」があり、
願望や自身の性格の側面を、人はそれぞれ補っているのだそうです。
だとしたら後悔も、自分で補っていけるのかもしれません。
大学時代やりたくてもできなかったこと、それを思い続けたことが、
心の中にメッセージを届けてくれ、幸いなことに不思議なめぐり合わせにも恵まれて、
卒業後の活動へ導いてくれたのかなと今は思っています。
※ この話を音楽仲間に語ったところ、
「終わった演奏会のことは、その瞬間にすべて忘れちゃうけどね~」
と、一笑に付されました(^^♪
水曜日のカウンセラー
今回のブログのテーマをいただいて、
あれこれ考えてみたのですが、「うん、ないな」に行きつきました。
そのときやったことが自分ができるベストの事だったと
自分に言い聞かせているからなのかもしれませんが・・
卒業当初は、もう卒業かーあれもやっとけばよかったなーと
後悔したことがあったかもしれませんが、
時は経ち、今思い出さないのであれば、別にやらなくてもよかったことなのでしょう。
しかし!
昨今の円安をニュースでみるたびに、
あのころ海外旅行をもっとしておけばよかった!!
と思うようになりました。
当時は1ドル≒100円ほど・・
100円をきるなんて時もあったような・・
そんなお金もないですが・・
時すでに遅しですね。
木曜日のカウンセラー
ようやく秋らしい気候になり、過ごしやすくなってきましたね。
さて、今回のテーマは「大学時代にやればよかったと後悔していること」です。
もう30年以上も前のことで記憶もおぼろげなのですが、
古い記憶を遡ってみても特にないと言えばないというのが率直に感じたことです。
でもよくよく考えてみたら、授業にバイトに大忙しだったので、
もう少し学生らしく時間をたっぷり使ってのんびり過ごし、
一人暮らしも経験してみたかったなと感じました。
実は私は40代を過ぎてから大学と大学院で学び直しをしています。
若いころとは違った見方で若い学生さんたちと机を並べて授業を受けていました。
当時は子育てもあり、授業の課題やレポート、試験、大学院入試、実習と
目まぐるしい毎日でしたが、とても充実していました。
結局2回目の学生生活ものんびりとはほど遠い生活で
慌ただしく過ぎてしまいました。
そして、今。
やっぱり休みなく仕事をして、たまに電池切れしています。
どうも私はのんびりするのが、苦手なようです。
(金曜日のカウンセラー)
今回の相談室ブログのリレーテーマは、
『大学時代にやればよかったなと後悔していること』です。
計5人のカウンセラーがそれぞれの思いをアップしていきますね。
皆さんの参考になれば幸いです。
私の好きな作家が、数々のエッセイの中で、
「明日できることは今日やるな。そうでないと、大物になれない」
という名言(迷言?)を遺しています。
学生時代の私は、本当にこの言葉に従って、
明日できることは今日やらないと決めていました。
大学入学を機に、一人暮らしを始めた私はとても自由でした。
授業とか課題とか、やらなきゃいけないものは必ず後でやるだろうと自分を信じて、
電車に乗ればいいのに歩いて帰ったり、自分は興味ないのに友達につきあって出かけたり、
スタンプラリーのごとく旅行に出かけたり、無駄なことばかり。
今考えれば、ただの時間つぶしです。
その間、できる友人は、教職や資格をとるなど有意義に時間を使って、将来につなげていました。
考えてみれば、大学時代から今につながっていることは、ほとんどない!残念。
ただ、無駄なことはほぼやったという満足感が確かにあるので、今、そんなに欲はありません。
目の前のことに取り組むことができている・・・かな。大物にはなっていませんが、笑。
(火曜日のカウンセラー)
眼医者に行くこと、あのお店のランチに行くこと、
久しぶりの友人に会うこと、
行きたかったところに行くこと、
ドラマや映画のたまっている録画を見ること、
読みたかった本を読むこと、
部屋の片づけ、
使わなくなった家具や服や本や雑貨を処分すること、
庭の木の剪定や草取り、飼い犬のシャンプーやカット、
実家の整理・・・などなど、
夏休みにたくさんやりたかったことがありました。
が、今年の夏は暑かった、暑すぎた、動けなくなった、動けなかった。
ほとんど何もやれなかったのは自分のせいではなくこの暑さのせい、と自分に言い聞かせて。
涼しくなったら、できるところからやろうと思っています。
(火曜日のカウンセラー)
秋学期になりました。
秋とは言うものの、まだまだ暑い日が続いています。
体調管理に気を付けていますか?
夏休みは、
時間で動く生活ではなかった人も多いと思います。
「授業に間に合うように起きる」ことできていますか?
上手に気持ちも行動も切り替えられるといいですね。
学生相談室は、
秋学期も大学生活がうまくいくようにお手伝いします。
少しでも気がかりなことや不安に思うことがあったり、
何となくやる気が出ない日が続いたら、学生相談室へ来てみてください。
扉を開けてお待ちしています。
(いつもいるカウンセラー)
夏休みに入っています。毎日暑いですね。
暑い中、集中講義に来ている人もいると思います。
学生相談室は、大学のお休みに合わせて、
明日から10日間、お休みになります。
再開は、8月21日(月)です。
でも、夏休み中は、休室していることも多いので
大学HPで確認してください。
(https://www.ngu.jp/campuslife/counseling/)
秋学期、気持ちを新たにリスタートを考えている人もいるでしょう。
ひとりで心が折れてしまいそうになったら、学生相談室を思い出してください。
二人三脚で歩いてみましょう。
今までとは違ったものが見えてくるかもしれませんから。
(いつもいるカウンセラー)
私は幼いころ、迷路が苦手でした。
進んでは入り口までもどり、進んではまた入り口まで戻りというのを何度も繰り返して、
確かな退路を作っておかないと先に進めないのです。
絶叫マシーンの途中退場口も実はありがたかったりします。
絶対に途中退場することはないのですが、
最終手段はここで逃げられると思うだけで、
そのあとの怖い事に立ち向かえるのです。
「辛いんだったら、行かなくていいよ」って言われたら、毎日行けた。
「つらかったやめていいよ」っていわれたら、最後までできた。
ということが時々起こります。
逃げられないやめられないことに逃げ道ができることによって、
心にセーフティゾーンができます。
それが最後までやり遂げる力になることもあるんですね。
もし今やらないといけないことで心がいっぱいいっぱいになっている人がいたら、
自分に逃げ道を作ってあげるのも一つの手かもしれません。
(木曜日のカウンセラー)
春学期も終わりに近づいてきました。
学生さんにとっては試験やレポートで大変な時期ですね。
今年はチャットGPTなどの生成AIについての話題が急に増えたなという印象があります。
大学に限らず、このような先端技術をどのように教育に活用していくのかは、
今だけではなく、今後も形を変えながら対応していくものになるのでしょう。
振り返ってみると、私の学生時代はFAXに驚いたことに始まりました。
つい先日この話題で同世代の方と盛り上がったほどです。
スマホに限らず、いろいろな端末は数あれど、
一体何割の機能を使いこなせているのだろうと考えると
最新機種は要らないとさえ思ってしまうのです。
ところがあまりに古いとアップデートができないため、結果機種変更をせざるをえず、
また1から覚えていくことになる、を繰り返しています。
たまたま見ていたテレビ番組で、
小説家が林芙美子の著書「放浪記」の解説をしていました。
大正時代にまとめられた若き日の著者の日記風自叙伝で
「今でいうブログのようなもの」と聞き、
「あぁ時代は変わっても、伝えたいことや書き留めておきたい思いは一緒なんだな」とぼんやり感じました。
Twitterもろくに使わないうちに「Threads」なる新しいものまで出てきて、ますます時代についていけていないわけですが、顔を見て人と話をするという1番基本的なことを変わらず丁寧にやっていければいいのかなというところに落ち着いた私でした。
(金曜日のカウンセラー)
もう何十年か前の、大学新入生だった頃の個人的な思い出です。
入学してしばらく過ぎた時期だったと思います。
大学の学生相談室から連絡が来て、相談日時を指定され、
初めて学生相談員(カウンセラー)に会いました。
(※本学のことではありません。呼び出し理由も、本学で行っている内容とは別のことでした)
第一志望の大学ではなかったこともあったのか、元気がなかったのかもしれません。
心配されているんだろうなとは思いましたが、
こちらから話したいこともなく、何となく戸惑いと違和感があり、
その後学生相談室へ行くことはありませんでした。
今思えば、その当時の自分は、
学生生活いろいろ大変な思いはあるけれど、
何とか自分で考えてやっていこうと思っていたのだと思います。
人生とは不思議なもので、そんな新入生だった自分が、
今、学生相談員をしています。
学生相談室には、悩みや思いを言葉にし自ら相談に来る学生さんもいれば、
呼び出しを受けて戸惑いながらも礼儀正しく、丁寧な言葉遣いで来室する学生さんもあり、
昔の自分と比べ皆さんきちんとしているなあと思います。
そして、相談室に来ることはないけれど、悩みながらも
精一杯学生生活を送ってる人たちもたくさんいるのだろうなと思います。
直接お会いすることはないかもしれませんが、
このブログを見てくださっているすべての学生さんが、
よりよい学生生活を送られることを心から願っています。
(水曜日のカウンセラー)