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2017年10月 5日

中期(延長)留学報告(パシフィック大学 三輪 秋絵)

初めての留学

 私は、アメリカのオレゴン州にあるパシフィック大学へ、約10か月間の留学をしました。今回の留学は、私にとって初めての留学で、初めての海外でもあったので、出発までは楽しみよりも不安でいっぱいでした。持ち物でさえ、何を持っていけばいいのかも分からず、荷物の準備にはだいぶ時間がかかったと思います。夏から冬にかけての留学だったので、服選びも大変でした。また、授業についていけるか、友達はできるか、食事や水が自分に合わなかったらどうしようと、不安でそんなことばかり考えていました。出発の当日、家族や友人が見送りに来てくれて、寂しくてたまらなくなりましたが、とても嬉しかったです。また、飛行機に長時間乗ったことがなかったので、10時間のフライトはすごく疲れました。

アメリカに到着してからは、何もかもが初めてのことだらけで、とても新鮮でした。時差ボケしたのも初めてで、早朝に目覚めたり、一日中眠い日が1週間ほど続いたのが、辛かったです。授業中にも眠気がきてしまって、大変でした。パシフィック大学のあるフォレストグローヴは、自然がたくさんある静かなところでした。学校の敷地内にも緑がたくさんあって、野生のリスがそこら中にいました。日本では野生のリスを見たことがなかったので、とても興奮しました。アメリカのリスは丸々していて、可愛かったです。

パシフィック大学には、全部で6つの寮があります。私が暮らすことになったのは、キャスケードという名前の寮で、他の寮に比べたら新しくて、とてもきれいなところでした。寮にはランドリールームや共同キッチン、ビリヤード台やテレビのついたラウンジなどがあり、よくそのラウンジで友達とDVDを観ました。また、各階にウォーターサーバーがあったので、毎日そこから水を飲むことができて、すごく助かりました。私のルームメイトはアメリカ人の女の子で、とても優しい子でした。初めは、家族や日本が恋しくてホームシックになってしまいましたが、ルームメイトが励ましてくれて、ものすごくホッとしたのを覚えています。ですが、家族以外の人と一緒の部屋で暮らすのは初めてだったので、とても緊張してしまって、なかなかリラックスできなかったです。また、寝る時間や起きる時間が違ったので、相手を起こさないように気を付けました。それでも、時々ルームメイトを起こしてしまう時があって、申し訳なかったです。

しばらくして学校が始まっても、私は授業についていくだけで精いっぱいでしたが、少しずつ慣れていって、楽しく受けられるようになりました。月水金は午後までクラスがあって、火木は午前だけでした。アメリカは、日本と違って宿題がたくさん出ます。私は、スターバックスのお気に入りのドリンクを飲みながら、友達と一緒に宿題をするのが日課でした。天気の良い日は外に出て、宿題をしました。日本では、外に出て宿題をすることなんてなかったので、すごく新鮮でした。

私たちのいたオレゴン州は、雨が多いところでした。とくに冬の間は雨ばかりで、晴れの日は貴重なので、みんな外に出て日光浴をしていました。普段は雨でなかなか外に出られないので、太陽の光を浴びられる日はとても幸せでした。現地の学生たちは、寒い日でも薄着で生活していて、すごいなと思いました。ハワイからの学生が多い学校だったのですが、ハワイアンの人たちは真冬でもビーチサンダルを履いていて、驚きました。この留学では、他の大学から来ていた日本人留学生とも仲良くなり、アメリカ人やサウジアラビア人の友達もできました。週末は、みんなでポートランドまでショッピングや観光しに行くのが、私たちの定番で、ほぼ毎週末、ポートランドに通いました。学校のそばにある映画館では、2ドルで映画を見ることができました。日本ではありえない値段で、衝撃的でした。日本ではまた公開していない最新の映画を見られるのが、嬉しかったです。よくその映画館にも、みんなで通いました。

この留学中に辛かったのは、食事のことです。私はキッチンの付いていない部屋だったので、ミールプランを必ず取らなければなりませんでした。ミールプランの食事はビュッフェスタイルで、自分の好きなものを食べることができて、最初は嬉しかったです。でも、しばらくすると飽きてしまって、日本食が恋しくてたまらなくなりました。それに、カロリーが高くて、くどいものが多くて大変でした。ミールプランの食事に飽きた私たちは、近くのレストランへよく通いました。タイ料理のお店とハワイ料理のお店が、私たちのお気に入りでした。今、そのお店のご飯がとても恋しいです。

それに、やはりルームメイトとの生活も、少し辛いものがありました。とても良い子だったのですが、家族以外の人と生活したことがなかった私にとって、他人と生活していくことは気を遣ってしまって大変でした。それでも、今では彼女がルームメイトでいてくれて、良かったと思っています。先日、彼女からのポストカードが届きました。近況を報告してくれて、嬉しかったです。彼女とは、これからも良い関係でいられたらいいなと思います。

そして、留学生活も残りわずかとなった頃、私は留学を延長することに決めました。延長しようと思った理由は、せっかく慣れて楽しくなってきた留学を終わらせたくなかったし、アメリカでもっと英語を学んで、色々な経験を積みたいと思ったからです。それに、新しくできた友達と、もっと一緒にいたいと思いました。私は延長して、本当に良かったと思います。

秋学期が終わって、春学期になるとクラスが変わり、レベルがあがりましたが、自分からどんどん発言できるようになっていきました。宿題やプレゼンテーションが増えて本当に大変でしたが、今思えばすごく充実していた毎日だったと思います。また、新しい留学生もやってきて、友達がたくさん増えました。

また、この留学では色々なところへ旅行に行って、たくさんの思い出ができました。ニューヨークやロサンゼルス、ディズニーランドなど、憧れだった場所に行けたことが、とても嬉しかったです。知らない土地で、初めて出会う人たちと生活していくのは、簡単なことではなかったし、辛いこともたくさんありました。ですが、その分この留学を通して、たくさん成長することができました。今までずっと日本で暮らしてきた私にとって、この留学は大きな決断でしたが、この人生においてかけがえのない時を過ごし、かけがえのない仲間に出会うことができました。この貴重な経験ができたことを、本当に誇りに思います。そしてまたいつか、アメリカの友人に会ってたくさんお話しできるように、これからも頑張って英語を勉強していきたいと思います。


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