本にまつわる話: 2012年7月アーカイブ

とは、作家 渡辺淳一 氏 ですね。

 

ファンでなくても、1冊も著書を読んだことがなくても、

失楽園』や『愛の流刑地』など、映画やドラマにもたくさんなっているので、

名前を聞いたことのある作品がいくつか思い浮かぶのではないでしょうか。

 

私も、読んだことがあるのは『シャトウ ルージュ』1冊のみ。

しかも、旅先からの帰り道、新幹線ホームのキオスクで買いました。

込み合った新幹線 自由席で読むには、登場人物たちの情念が濃すぎて、

旅の疲れとあいまって、名古屋に到着する頃には大分くたびれてしまった記憶があります。

 

さて、そんな渡辺氏。

男と女の関係や情念を描く作家さん、といったイメージが強いかと思いますが、

北国・北海道の出身で、前身がお医者さんという異色の経歴の持ち主です。

 

今回は、そんな渡辺氏の文学館をご紹介します。

 

<<<  エリエール スクエア札幌 渡辺淳一 文学館  >>>

      渡辺淳一文学館.JPG

 

あの有名な 安藤忠雄 氏が、

「 真っ白な雪の中で白鳥が片脚を上げて立っているようなイメージ 」

で設計されたそうです。

大きな文学館ではないけれど、青空の下、白さがとても美しい建物でした。

地下1階にはホール(講義室)もあり、おじゃました当日は何かの発表会なのか、

おめかしした人々がたくさん集まってきて、にぎやかな様子でした。

1階の図書室には渡辺淳一氏の全著作と、安藤忠雄氏の著作が自由に閲覧できるようになっています。

また2階の展示室では、生原稿や賞の記念品など、これまでの作家生活をうかがわせる貴重な品であふれていました。

開館前には、渡辺氏自らも参加して、展示室の準備を行ったようです。

 

この文学館、札幌の中島公園のすぐそばにあります。

札幌コンサートホール Kitara のすぐ裏です。

(Kitara も音がきれいに反響する、とっても素敵なホールです)

文学館に訪れた後、中島公園を散策したのですが、

アヒルのボートに乗れる池(菖蒲池)があったり、歴史ある建築物(豊平館や八窓庵など)があったり、

札幌市天文台(出入り自由!)があったり、北海道立文学館(この時は時間がなくて断念。。)など、

見所たくさんです。

 

おいしいものも、ステキな場所も、たっっっくさんの北海道。

夏場だけでいいから、北海道在住の人になりたい。。と思う今日この頃。

 

ちなみに、中島公園を挟んで反対側くらいに 狼スープ という、味噌らーめん専門のお店があります。

ものすごく美味しいラーメンです。

淳様文学館を訪れた際にはぜひ☆

狼スープ.jpg 

 

 

 

 そうそう、スタッフの方が書かれている、淳様のブログもあるんですよ。

作品では出会えない、意外な素顔が見れるかも。。。 

とにかく、お肉とワインがいっぱい出てきます。

 

(栞) 

本の洞窟 + 育つ本棚

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京都で不思議な本棚を発見しました。

 

 

本棚6.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本棚4.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 京都造形芸術大学のエントランスラウンジで開催されている

 

企画展「伊東豊雄:Cave of Books(本の洞窟)」

 

本棚の設計は 建築家の伊東豊雄氏、

そこに並ぶ図書の選定は、ブックディレクターの幅 允孝氏

 

 

本棚3.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに、この本棚のおもしろいところは、みんなで

この本棚を育てているところです。

自分の持っているおススメの本を持ってきて、

カードに 次に読む人へ メッセージを書き、

この本棚の好きな場所に置くというもの。

 

貸出はできないのですが、ラウンジにあるカフェで

読むことができます。

 

この企画は830日(木)まで。

 

夏休み、京都に行かれる機会がありましたら、

北白川まで足を伸ばしてはいかがでしょうか。

 

あと、この大学で目をうばわれたものが 2つ

 

1つめ:大学のエントランスに巨大なかさ

 

傘.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2つめ:キャリアセンターのおしゃれなサイン

 

 

Career.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすが、芸大だと思いました。

 

(名古屋のスタッフ そら)

 

 

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