オススメ本: 2019年12月アーカイブ

羽ばたいて、自分をねだる。

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こんにちは! " くうこう "です! (*^_^*)

いきなりですが、
ヒトってわがままな生き物だと思うんですよね。

お金が欲しい。恋人が欲しい。美味しいもの食べたい。。。

いわゆる欲望ってヤツなんですが、それだけでなく、

ボランティアしたい。募金したい。人を助けたい。。。

なんて、人間の根本的な性善説にもつながる部分も
わがままであると思うんですよね。

ここには書き出せないくらい、
一日を通して見てみるとみなさん、わがまましていませんか?

あくまでこれは" くうこう "としての自論なので、
この文章もわがままだし、

この文章を不快に思うのも、批判するのも
それぞれその人たちのわがままですよね。

結局、わがままにわがままが重なり合っているのですが、

だからこそ憲法があり、法律があり、条例がある。
小さい頃からルールや決まりに縛り付けて、
わがままを言い過ぎることはと教え込むわけです。

小さな子どもたちを見れば分かるように、
思い通りにならなければ、泣いて、怒って、力を振るう。
行動で受け入れてもらおうとする。

でも、大人がやれば冷たい目に晒される。嫌悪される。
大人は公共の場では皆が思う「ふつう」を演じる。 
だからこそ、非難を浴びない程度の小さなわがままを起こす。

その小さなわがままに他人のわがままがぶつかる。

そんな中で生きているのです。


わがままは自己中なのでしょうか。


「価値観の押し付けでしょ?」「自己責任ですよね?」
「じゃあ、別の案があるんだね?」
意見を言うことは周りから浮いてしまうことでしょうか。
やっぱり恥ずかしいと思うし、意味が本当にあることなのか。

しかし、中にはこれではいけない!と、立ち上がる人々が居るわけです。
あなたは労働組合デモの参加者として立ち上がれますか?

自分たちの力で、訴えて、変化させていく。
そんな人たちを「自分とは違う」の一言で、片付けていませんか。

わがままは大人だからこそ、言えることがあるのではないでしょうか。





もちろん、気が向かなければ止めちゃえ。それもわがまま。


( 学術情報センター 学生サポーター くうこう )


どんな図書館にも、どこか異世界のような場所に通じている秘密の入り口があります。意外な場所から地下空間へとつながっていて、私たちはふとしたことからそこへ入ってしまうことがあります。もちろん本学図書館にも、地下へと続く秘密の道が存在します。おもしろそうですね。

しかし一度そこへはいってしまうと、もう引き返せません。地下へと続く階段があって、中は迷路のようになっていて、進めば進むほどどこから来たのかすらわからなくなります。気付いたときにはもう遅い。まわりにはネズミらしきものがいたり、なにか正体のわからない生き物がいたりします。凶悪な犬がいるかもしれません。

でももしかしたら羊男(↓の表紙の中にいる、羊の着ぐるみを着た変な男)と出会えるかも。

ふしぎな図書館


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主人公のぼくは図書館にいき、司書のお姉さんに、オスマントルコ帝国の税金のあつめ方について書かれた本があるかどうか尋ねます。すると地下に連れて行かれる。地下には、怖そうな老人がいて、その本を探してくれるそう。しかし持ってきた本を見てみると貸し出し禁止となっている。奥の閲覧室で読むことになり、くねくねとした道を連れて行かれ、地下に入っていく。ずっとずっと奥のほうにある、鍵の付いた部屋にいれられてしまい、そこには羊男がいた。しかし僕はそこで本を読み終わるまで閉じ込められてしまうはめに‥‥。暗記をするまで帰してもらえない。ぼくは決まった時間までに家へ帰らないとお母さんに怒られてしまうのだ。

しかし帰るどころか、ここで寝泊りしながら、その分厚いオスマン帝国の税金のあつめ方に関する本三冊を読まなくては、ここを脱出できない。そのあいだ羊男が揚げたてのドーナツを持ってきてくれるのが救いだ。そして謎の女の子の登場も‥。

ぼくはこのふしぎな、奇妙な図書館の世界に入ってしまうのでした。

皆様も、図書館でなにか本を探すときは、くれぐれも十分にお気をつけてください。注意していないとこのようなふしぎな世界に巻き込まれてしまうかもしれません。もっとも、気付いたときにはもう遅いのですが‥。

本には、それだけなにか魔力のようなものがあるのです。


図書館サポーター あっきー

それに意味はあるのか。

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こんにちは! " くうこう "です! (*^_^*)

スマホの普及により、

今ではSNSが大混雑する時代になりました。
LINE,Twitter,Facebook,Instagram,TikTok...などたくさんあります。

複数のアプリを使い分けて活用している方も多いのではないでしょうか。

次々と生まれる自分を広くアピールできる場所。
少し前にはインターネットのブログが流行りましたよね。


自己主張が難しい時代を反映した道具だなんて声もありますが、

そこに本当の自分とは違う姿を生み出したり、
そこに居場所を求めたり、
そこに志を記したり、
そこで生計が成り立っている人もいるぐらいだし、
人の人生を変えるほどの影響力を強くもった存在でもあります。


もちろん、「いいね!」の数を求めて無理している人もいますがね 笑



しかし、その満たされない心を救ってくれるSNSは、

我々ユーザーが寿命を迎えてしまうと、永遠に残るのです。 

デジタル遺品なんて言葉があるように

人はいつ死ぬのか分かりません。
病気、事件、事故。生命の危機はいつも隣り合わせ。

ユーザーはその危機に気づかず、ある日突然旅立ちを迎え、
残されたSNSはいくつもあります。

インターネットは亡くなった人の日記、会話がそのまま残る。

生の終わりを意識しながら闘病を続けた人、
死の予兆を感じずに亡くなった人。
自ら人生に終わりを告げた人。

ある日を境に変わる文章たち。

没後にコメント欄に残された家族や友人の言葉。

匿名性をいいことに書かれるコメントは
必ずしも肯定的ではない。


生前と死後の境界にあるギャップ。 はインターネットから学べる。





( 学術情報センター 学生サポーター くうこう )



山田孝之でおなかいっぱい

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山田孝之は好きですかー!?

え、好き??

そんなあなたにオススメしたい本があります!

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全国の山田孝之ファンのためにあるといってもいい本です。

逆に言うと山田孝之に何の興味もない人は途中で挫折するかと思います。


山田孝之が俳優としてここまでのし上がってきた
サクセスストーリーがあるわけでもなく、
人生をうまく進めるためのハウツーがあるわけでもありません。

ただひたすら、山田孝之の脳内が垂れ流しです。
「ちょっと待って何の話してんの?」って多分3回くらいは思います。

彼は何を私たちに伝えたかったのでしょう。
でも、彼がユニークで頭のいい人だということは紛れもない事実でしょう。

(学生サポーター もーにんぐ)
どもー、岡ちゃんです。

寒い季節がやってきますね。そんな季節、どうしても毎年読みたくなる本があります。

「自分を変えてくれた」って思える本に出会ったことありますか?

出会ったきっかけは、大好きなTOKIOの国分太一さんが面白いと紹介してた本だったからです。
当時、小学生の私は本を読むのがとても苦手でした。それでも、好きな人が紹介した本なら読まなくては!と思い、意を決して本を開きました。
すると、話が面白くて読みやすく、初めて本に集中して読んでました。
それから、水野敬也さんの作品をすべて読むようになり、だんだん色んな本に慣れていき、今では本を読むことが好きになりました。

夢をかなえるゾウ水野敬也

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200万部を突破したベストセラー。
「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」この疑問に対する1つの解答を用意したのが本書です。
主人公は「人生を変えよう」と思っているサラリーマン。ある日突然、ガネーシャというゾウの姿をした神様が現れ、主人公の家にニートとして住み込みます。
ガネーシャは、「ワシが出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する―――。」
「成功するためにはどうしたら良いか、そもそも成功とは何か?」という自己啓発書のメインテーマを説いていきます。

この本の面白いところは、はじめに「本書の使い方」が書いてあって、読者にも「ガネーシャの課題」に取り組んでもらおうとしているところです。
おかげで、私もいくつか実践してます。ガネーシャのj課題をこなすことで、私自身も人生が変わるきっかけになっている気がします。
現に、「夢をかなえるゾウ」という本に出会ったことで、本を読む楽しさや、本って面白いんだなと思えるきっかけになりました。

自分を磨きたい、成功させたい、人生を変えたい!!!
そんな方、ぜひ一度読んでみて下さい。読んだことある方はもう一度!!

(学生サポーター 岡ちゃん)










動的ストレッチ

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こんにちは、ウィニーです。
最近、ますます寒くなってきましたね。特に、早朝と夜になると、肌寒い感じがします。

なので、風邪などを引きやすくなって、皆さん、体調管理をしっかりしてくださいね~

ということで、今日は皆さんに紹介する本は私たちがより強く、より健康的な身体を持つために、オススメします!
動的ストレッチ』です。こちらです。
「動的ストレッチ」、名前の通り"カラダを動かしながら筋肉を伸ばす"ストレッチです。

カラダの筋肉は単体で働くことはほぼありません。常に連動しながら動きます。

動的ストレッチは、カラダを倒す、起こす、曲げる、ひねるなどの動きを加えながら、連動する筋肉を合わせて伸ばします。

連動する筋肉を総合的に伸ばすことができるため、慢性化した悪い姿勢や動きのクセをリセットしてカラダの不調を改善する、スポーツのパフォーマンスを高める、などの効果が得られるのです。

理想のカラダを実現するために動的ストレッチを始めましょうか。
(学生サポーター  ウィニー)

「わたし、気になります!」

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どうも! 学生サポーターのタッキーです。

最近すっかり寒くなってきましたね。僕の地元では気温が氷点下を下回るの日々が続いています。

まだ名古屋のほうが全然暖かい気がします(感覚が麻痺してる)。

さて、そんな寒さには滅法強い(多分)僕が今回紹介する本は 

米澤穂信の氷菓です!

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このタイトルには聞き覚えのある方も多いかも知れません。

この小説は、2012年に天下の京都アニメーション、通称「京アニ」によってアニメ版が制作されました。
さらには2017年に山﨑賢人と広瀬アリス主演で実写映画化されました。

~あらすじ~

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」をモットーに生きる、超省エネ主義の主人公「折木奉太郎(おれき ほうたろう)」。

そんな省エネ命の奉太郎は高校入学後も面倒なことには関わりたくないと思っていたが、海外に居る姉の供恵(ともえ)から「古典部に入りなさい。」との手紙が届く。

「古典部はかつて私の所属していた部活。でも最近は入部者がおらず、廃部寸前。姉に代わって伝統ある古典部を守りなさい。」そう言われた奉太郎は渋々古典部に入部することに。

嫌々部室に行くと、そこには「ある一身上の都合」で入部した少女「千反田える(ちはんだ える)」の姿が。彼女もなかなか個性的で、見た目は一見清楚なお嬢様に見えるのだが、一度興味を抱くと好奇心が抑えられず、それを止める術を持ち合わせていない。

この二人に旧友の「伊原摩耶花(いばら まやか)」と「福部里志(ふくべ さとし)」も加わり、新生古典部が発足。

これで姉の願いである古典部の廃部阻止は叶ったが、えるの好奇心に吸い寄せられたかのように、次々に学校に纏わる謎が飛び込んでくる。

果たして彼ら古典部は、無事全ての謎を解き明かすことができるのか。そしてえるが古典部に入部した「一身上の都合」とは・・・。

気になった方は是非図書館で借りて読んでみて下さい!

(今年もあっという間だったな・・・。)



(学生サポーター タッキー)

ローマ教皇(Pope)が来日しましたが、語ったどの言葉も、10億人以上の信者の上に立つ者が発言する重みを感じました。教皇の影響力というものを肌身に感じた瞬間でした。

特に「多くの若者が傷ついている」という言葉には、我々の多くが身に染みたのではないでしょうか。

ちなみに法王ではなく教皇が正式な呼称となった理由は、法王は仏教(Buddhism)で使われる言葉であり、「法」は仏教で言うダルマを意味するからです。

さて僕は昨年のクリスマス、教会に行ったことを思い出しました。

クリスマスといってもすることもとくになく暇だったのですが、ふと思い立って教会に行ってみようと、なにかに導かれるようにふらっと出かけました。うちの近所にけっこう大きな教会があるのですが、ミサ(mass)の時間が遅めで時間があったので別のところはないかと探してみたら、小さめの教会があったことを思いだしたので行ってみるとこっちのほうが早めにやるらしく、はいってみました。礼拝堂は、普通の家よりすこし広いくらいの大きさで、三角屋根で民家のような感じです。中は狭く、明かりも少なく、簡素なつくりで余分なものがありません。そうか、プロテスタント(Protestant)の教会はどこもこういう風なのか。プロテスタントの禁欲的な教えが表れていて、清貧な場というのを感じます。そのあと大きな教会の方に行ってミサに参加したのですが、つまり教会をはしごしたのです(笑)、つくりが対照的で、こちらは豪華絢爛で、立派な建物で敷地も広く、中の礼拝堂がとても広く、建物の中にいくつもの部屋があって天井はとても高く装飾が多い。この建築がカトリック式で、キリスト教の伝統的建築様式なんですよね。行われる儀式も伝統的なやり方のようです。東京ドームで行われた通り、ミサはこっちです。

そのプロテスタント教会(Protestant)での礼拝の方法は、本学で行われているようなものと似たようなもので、クリスマスだからといってそこまで特別なことというか盛大なことはしません。そもそもクリスマスとは、ヨーロッパにおける冬至祭が起源となっている。クリスマスツリーとか、今の世俗化したクリスマスの風習は1950年代アメリカではじまった商業主義的な戦略がきっかけになっているらしい。12月25日冬至の日は、ヨーロッパで夜がもっとも長くなる日なので太陽の復活のための祭りという土着的な復活祭とそれにイエスの復活祭が合わさったものとのこと。

そこでは説教や聖書の朗読が行われ、そのあと聖歌隊による賛美歌が歌われましたがとても力強く、神秘的でした。全体的にはやはり、簡素で、人の数が多い割に静寂さというものを強く感じます。献金もあります。

一方その後に参加した、カトリック(Catholic)でのミサ(mass)では、内容的には説教や朗読、そして音楽といったことは同じなんですが、一つ一つが盛大で長めで、古くからある伝統的な儀式の形式というものを大切にしていることが伝わってきます。ただ敷地内に入った瞬間から、見た目や大きさがまるで違うので、雰囲気は違うし、プロテスタント教会とはちょっと異なる空間なんですよね。大勢の人が集まるので多くの人は中の椅子に座れず、後ろで立ちながらの参加になるくらい。それほどなので中は冬なのに暑い。中の光も、大きな空間を照らすためにとても明るいので暖かな空間という印象が残りました。どちらかというとカトリックの方が世俗的で、どんな人でも入りやすいという印象が残りました。

キリスト教徒じゃなくても参加していいの?という疑問があると思いますが、誰にでも開かれているのですね。そこでは様々な人間、人種や立場や年齢や性別を超えた集まりになっている。


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(カトリック布池教会、ミサ終了後の様子)


日本には昔から、大小多くの神社(Shrine)や寺院(Temple)があちこちにあります。僕は時々いきますが。

そのあいた空間に、こういった大から小までの教会(Church)とかモスク(Mosque)があったりします。実はシナゴーグ(Synagogue)もあります。いろんな宗教(Religion)や宗派の建築物が混在しているのが日本の特徴です。それぞれこんなに違うかと思うほどいろんな違いがありますが、そこにあるのは、人間の知や認識を越えたものへの信仰、そういうものへの祈りのための神聖な空間、というような共通点もあります。

というようにそんな視点でいろんな宗教や宗派を比較してみると面白いです。

図解 世界5大宗教全史

THE FIVE GREAT RELIGIONS OF THE WORLD

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この本は、世界中に広がっているキリスト教(Christianity)、イスラム教(Islam)、仏教(Buddhism)に加えて、ヒンドゥー教(Hinduism)やユダヤ教(Judaism)、そして各地域の土着的な宗教(Animism)まで、仕組みや成り立ちについて解説しています。

世界は思っているよりも、宗教で成り立っていることがわかります。

本学はプロテスタントなのでローマ教皇に関する本はそれほど多くはありませんが

なぜローマ法王は世界を動かせるのか

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や『ローマ教皇庁の歴史』『図説 ローマ・カトリック教会の歴史

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などの歴史本があります。

単にカトリック(Catholic)、正教会(Orthodox Church)、プロテスタント(Protestant)に関する本はたくさんあるので比較しながら学んでみるもの面白いと思います。

それから、クリスマスは教会に行って静寂に過ごすのも良いでしょう。


図書館サポーター あっきー

忍びの国

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皆さん趣味、持っていますか。
と、投げかけておきながら、どうも特に趣味のないレモンです。
趣味はコレだ!と語れるようになりたいですね。。。
そんなテンションが上がりきれていないレモンですが、張り切って本を紹介していきます!!

今回オススメする本は忍びの国です。
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あらすじ
時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。
破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。
「天正伊賀の乱」を背景に、まったく新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。

嵐の大野智さんが主演で映画が公開されていたので、聞いたことがあるタイトルだと思います。
普段、書物を手になかなか取ろうとしない私でも特に苦にならず、さくさく読み進められました。

映画を見て、もう内容知っているよという人にも読むことで新たな発見があるかも!?
そして、内容をしらない人にも勿論、手にとってもらいたい一冊です。
 
(学生サポーター レモン)

ハラハラな歩み。

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こんにちは! " くうこう "です! (*^_^*)

技術は日々、進歩する。。。

今回もそんな現代社会のお話。

我々の生活で欠かせないアイテムと言えば、
そう、スマホ!!

電話、メール、時計、メモ、カレンダー、地図、ゲームなどなど、
スマホの登場により、一括されてしまった者達も多いわけです。

便利なスマホはたちまち人々を支配して
駅とか、お店とか、道端とか、ちょっとした待ち時間に最適ですから、
一億総うつむき社会を生み出したわけですね。

そんな様子を見ている" くうこう "も支配されてる一人なんですが。。。笑

さて、こんな感じで一つのアイテムの発明により
人々の生活スタイルが変わることは今までにも多々存在してきましたが、
次なる、今まさに変えつつある商品に関する本のご紹介です。



いわゆる" しゃべるAI "なワケです。
AmazonAlexaApple「Siri」
さらにはGoogle「Googleアシスタント」
マイクロソフト「Cortana」

などなどキーボード入力から音声入力へ。
CMなどでもよく見るようにはなりましたが、なんか寂しくないのかな 笑


確かに呼びかけるだけで、何でも出来るってすごいですよね。
今ではそれに連動して動く家電まで登場して、
"声"一つで家の中を動かすことが出来るアイテムになろうとしています。

機会に言葉を喋らせるのは、人類にとっての長い夢。


発展途上の道のりはまだまだ課題が山積。

AIは人との交流を積み重ねて機械学習をする。
そのため、人がお喋りしたくなるようなAIほど成長が早い。
愛着が持たれれば、信頼性が高まる。
だからこそ、AIには性格が必要になる。

会話がかみ合わないこともある。
必ずしも正解を提供してくれるとは限らない。
想定外の質問をされたとき、適切に答えられるか。

AIはいつも聞き耳を立てている。
声、行動を記録することはマーケティングにつながるが、
盗聴、プライバシーが立ちはだかる。

AIにどこまで託すのか。
そして、どのIT企業が優位にことを進めて行けるのか。

インターネットの普及と人工知能の進歩で訪れたアイテム。
どんな未来を描こうとしているのでしょうか。


( 学術情報センター 学生サポーター くうこう )












日本語は「政治の言語」に適さない。

この言葉に思わず立ち止まりました。この前提にたつといろんなことがわかります。

沈む日本を愛せますか?

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僕は政治に関心がないわけでないのですが、政治のニュースとか新聞とか、政治に関する本だとかそういうのを読んでもなかなかしっくりこなくて、難しい、めんどくさいという印象を持ちます。がしかし、この、日本の政治状況について雑談している政治本(なのかこれは?)を読んでいると、すごくよくわかって読んでいて面白い。のでおすすめします。

批評家仏文学者、内田樹、小説家、高橋源一郎の対談で、ロッキング・オン編集者渋谷陽一がインタビュアーとして進めていくという構成。

内容は、日本の政治情勢や政治システムや自民党政権がやってきたことなど、起こっていることについて、なぜそれを言語で説明しにくいのか、日本の政治のどこがおかしいのか、おかしくなったのか、という点についてあれこれしゃべりながら、雑談をしながら考えていくという、まあちょっと変わった本です。ああでもない、こうでもないといろんな中身のありそうな、なさそうなことを話していくうちに、なにか答えのようなものにたどりつきそうだという感覚が面白い。

なぜオバマの演説は、あんなにかっこよくてしまっているのか。なぜあれほど説得力を持ち、民衆をひきつけるような言葉を話せるのか。

日本語の構造というのは

音声がもともとあって、そこに外来の文字がのっかている。後から来た外来の言語を地場のコロキアル(口語的)なものが受け止めている。

つまり、外来の漢字を使う以前の日本社会は音声だけの言葉があり、漢字という文字を輸入したとき、それを土着の音声に合うように読んだ。だから律令という政治制度を輸入したとき、外来の漢字をつかって、つまり漢文をつかって説明した。法律の文とか行政的な手続きは、かちっとした漢文体が好ましいとされて、それでずっとやってきた。昔の日本語で書かれたものをみてみると、日本書紀とか政治的な記録というのは漢文体で書かれ、民衆が日常で使う言葉は、源氏物語など、ドメスティックな話し言葉が使われていることがわかる。

言葉がロジカルにならないのです。というかロジカルな言葉は、民衆全体を説得させることができない。たしかにオバマの演説をそのまま日本語に翻訳するとなんか変だ、となるよね。宇多田ヒカルが言うように、「英語だとシリアスに言えるんだけど、日本語だとおちゃらけてしまう」というのがよく表している。しかっりとした理念があって、ロジックがかっちりしていて、キレイごとを並べて、まじめなことを語っても、日本語だと、どこかうそ臭い、説得力にかけてしまう、が英語は、もっとロジックがしっかりしていて、大げさな表現がうそ臭くなく、つまりそもそもが演説に向いている言語というわけです。だから、日本ではロジカルな政治家よりも、おちゃらけたというかコロキアルな政治家のほうが民意を獲得できる。たとえば日本国憲法を読んでみてもどこかしっくりこない、わかりにくいというのはそれが理念的でロジカルであって、コロキアルな形じゃないからかもしれない。

この本が他の本に比べておもしろく読めるのは、雑談という、コロキアルな言葉で説明しているからというのが理由の一つと思います。法や政治についての本は日常的な言葉では書かれていませんが、このように話し言葉で説明があるとわかりやすくなる。もちろん知識人なので、政治の専門用語や文学用語をある程度まじえながら話しているが、なんども似たようなことを繰り返し話しているうちにだんだんとわかってくる、と感じます。リフレイン。それがリフレインの効果です。こういう構成の本はどこか音楽的ですねえ。


図書館サポーター あっきー


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