スタッフ: 2020年8月アーカイブ

皆さまごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
私は先日、親知らずを一本抜きました。
虫歯になっただけのまっすぐ生えている歯だったので、
部分麻酔だけで簡単に抜いてもらえました。

部分的な処置の場合は部分麻酔だけで十分ですが、
大がかりな外科手術の場合は、全身麻酔によって完全に意識と感覚をなくしますよね。
そうでなければ痛みなどで患者が抵抗したりして処置を行うことが難しくなってしまいます。
私は痛いのが苦手なので、歯を一本抜くのにも麻酔を使ってもらえるのはありがたいかぎりです。

今回ご紹介するのは泉鏡花の『外科室』です。

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とある理由により、麻酔なしでの外科手術を望む伯爵夫人の物語です。
古めかしい文体ですが、幽玄で美しい雰囲気を是非味わってみてください。

※泉鏡花『外科室』は、青空文庫のからすぐ読めます。タイトルをクリックして下さい。
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)

こんにちは、スタッフゆまたろうです。
今日は幕末に皆さんをお連れします。

坂本龍馬作品一覧

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龍馬が書いた手紙や、海援隊約規・船中八策など、
「JIN -仁-」や「龍馬伝」のドラマでしか坂本龍馬を知らない私でも楽しく読めました。
特に、妻や姉宛の手紙がおすすめです。

坂本龍馬作品一覧は、青空文庫のからすぐ読めます。タイトルをクリックして下さい。 

(なごやの図書館スタッフ ゆまたろう)

日本人は無宗教?

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みなさん、こんにちは!

瀬戸図書館スタッフのもんぴぱです。

突然ですが「あなたは神を信じますか?」

 

「特定の神様は信仰していません」とか

「神様、別に信じていません」

とこたえる「無宗教」な日本人、結構いるんじゃないでしょうか!

 

でも神社には参拝するし、お坊さんにお経をあげてもらう。

盆踊りにもなんとなく参加するし、地元のお祭りにも行ってみる。

これって本当に「無宗教」なんでしょうか?

そんな疑問を歴史的に考えてくれるのがこの本です!

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『日本人は本当に無宗教なのか』

日本の宗教・信仰の流れを文献を元に追ってくれています。

個人的には昭和初期の新興宗教がなかなか刺激が強くびっくりしました。

 

名古屋学院大学はキリスト教主義の大学ですから、

キリスト教や宗教について考える講義も多いかと思います。

なのでそれとあわせて、こんな本を読んでみてはいかがでしょうか!

(瀬戸のスタッフ もんぴぱ)

こんにちは、図書館スタッフのるんです。

みなさんは詩集を丸一冊読んだことってありますか?

実は詩ってテレビコマーシャルや街中の広告で見かけたり
教科書に載っていた詩の一節を読んだりしたことはあっても
しっかり詩集に向き合ったことはなかったスタッフ。

そこで青空文庫に詩集を探してみました!

高村光太郎著『智恵子抄』

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東京には空がない、っていう有名な一節が載っている詩集です。
読んでみるとこれがなかなか良い。
レモンのでてくるのとかグッときます。
(ナマズもでてきますよ!)

高村光太郎は詩人だけでなく
彫刻家や画家としても活躍したのだとか。

詩集を全部読んでみる、って経験ちょっとわくわくしたので
ぜひトライしてみませんか。

※ 高村光太郎の『智恵子抄』は青空文庫からすぐ読めます。タイトルをクリックしてください。

(図書館スタッフ るん)

ある執事の回想

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皆さまごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。

過去を思い出という形で懐かしむとき、時間や感情によって風化したり実際より美化されることがままあります。

時には自分が抱いていた感情を抑え込み、無いものとしてしまうことさえあるでしょう。

そういった人の記憶の不確かさや都合の良さを扱った作品をご紹介しましょう。

日の名残り』カズオ・イシグロ

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〈あらすじ〉

長らくダーリントン・ホールで働いてきた執事のスティーブンスは、

新しく屋敷の所有者となったアメリカ人の主人に促され、

イギリスの田園地帯を旅することになる。その旅路の中で、

長年仕えたかつての主人ダーリントン卿や、執事の鑑であった父、

女中頭のミス・ケントンとの思い出や彼らに対する思いを見つめなおす。

ノーベル文学賞、ブッカー賞を受賞した作家カズオ・イシグロの代表作の一つで、

映画「羊たちの沈黙」のレクター博士役でおなじみのアンソニー・ホプキンス主演で映画化されたこともあります。

「美しい思い出」を振り返る時の、懐かしさやわびしさがじんわりと心にしみる作品です。

(名古屋の図書館スタッフ かえるまんじゅう)

みなさんこんにちは、スタッフのにこいちです。
子供のころから妄想が大好きで「空を飛ぶ」「外国のお姫様設定」「母親が偽物」などなど、
毎日ニヤニヤして楽しんでいました。

大人になっても妄想は続けていて、今は妄想仲間とお酒を飲みながら(今は自粛中だけど)
自分たちの妄想を話し合うという、大人の遊びをしています。

さて、今回紹介するお話は梶井基次郎著『愛撫』です。

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タイトルからするとどんな話なの?と思うかもしれませんが、
これは猫好きの作者が猫に対する妄想、夢を繰り広げるお話です。
作者は、好きな子にはちょっかいを出したいタイプなのでしょうか。

猫ちゃん大好き!を感じることができるお話です。
猫好きの方もそうでない方も、是非どうぞ~

※梶井基次郎『愛撫』は、青空文庫のからすぐ読めます。タイトルをクリックして下さい。

(なごやの図書館スタッフ にこいち)

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