誰にいてほしい??

| | トラックバック(0)

2012本屋大賞 ノミネート作品

誰かが足りない』 宮下奈都 双葉社

 

     誰かが足りない.jpg

 

昨日、図書館に新着図書で届いたこの本を始めて見たとき、

「ホラー??」

と思った。

アガサクリスティのみたいだったから。

夕焼けのピンク色の光が射す、誰も座っていない食卓の表紙も

原因の一つだったかもしれない。

でも、読んでみたら怖い本じゃなかった。

むしろ、忘れていた大切な人を、大切な思い出を呼び起こされるような、

そんな一冊だった。

 

 ある年の10月31日午後6時。

 洋食レストラン「ハライ」に集まってきた6組の予約客。

彼らそれぞれの物語が6つ語られる。

恋人、夫婦、家族、友人・・・

彼らは大切な人と、ただ美味しい食事を共にする。

そんな素朴で、でもとても大切なことに気付かされる。

 

6つの予約。

7つめは私自身が予約を入れてみたい。

その時は誰と一緒に食事を楽しもう??

たくさんの顔が思い浮かんだ。

とても幸せな気分になった。

 

(栞)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 誰にいてほしい??

このブログ記事に対するトラックバックURL: https://blog.ngu.ac.jp/mt/mt-tb.cgi/2458

栞輪漫画へ
  • YouTube折り方動画へ

  • ※画像をクリックすると漫画の原稿が表示されます。

    蔵書検索

    アーカイブ