天から授けられた仕事
瀬戸のスタッフ・くりさんお勧めの図書「舟を編む」を読みました。
(※内容についての詳細は、くりさんの的確かつ素敵なブログをお読みください)
その話の途中にちょっと登場する、
日本で最初の近代国語辞典「言海」
その言葉の響きに惹かれ、
「言海」にまつわるエピソードが知りたくなって読んだのがこの本。
「言葉の海へ」

16年の年月をかけて「言海」を編纂し、自費出版した大槻文彦の伝記小説で、
激動の明治時代の政局に翻弄されながらも、辞書をひとりで編み上げるまでの
彼の気概と執念が伝わってきます。
その後彼は、改訂版「大言海」を手がけますが、作成途中に亡くなってしまいます。
まさに文字どおり、辞書づくりにすべてを捧げた一生でした。
『天職----自分の気質・能力にふさわしいものとして、その人が生きがいとしている職業
新明解国語辞典 第7版より』
強い情熱を持って自分の一生を捧げられる仕事を、天職と呼ぶのでしょう。
でも現実には、そんな仕事に巡り合っても最初の情熱を見失ったり、
また、様々な事情で仕事を続けられなくなることもあったりで、
自分で天職と思える仕事を全うできる人は、意外に少ないような気がします。
彼は志半ばで逝ってしまうことが無念だったと思いますが、
そこまでの情熱を持って打ち込める仕事を最期まで続けられた彼を
ほんとうにうらやましいと、私は心から思います。
( 瀬戸のスタッフ・うぱこ )