映画「一枚のハガキ」

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「今日はお祭りですが あなたがいらっしゃらないので
    何の風情もありません         友子」

                                

一枚のハガキ.jpg 

 

この1枚のハガキを 仲間の兵士から託された 啓太(豊川悦司)が、
ハガキの送り主である 友子(大竹しのぶ)を訪ねるというストーリー。

 

徴集された100人のうち、94人が戦死し、6人が生き残った時代。

啓太は生き残り、仲間の兵士は戦死した。
この運命を決めたのが、上官がひくクジだった。 

  

この生き残った6人のうちの1人が、この映画の脚本をてがけた
99歳の新藤兼人監督である。
戦死した94人のためにも、自分が見た戦争を映画にしなければ、
"死ねない"という思いで作られた。

 

この映画を、夏 名演小劇場で見た。
50名定員の会場は満員、年齢層はかなり高く、大竹しのぶの演技の
うまさもあり、舞台をみているような劇場の一体感をあじわった。

 

最後のエンディングテーマが流れると、拍手! 拍手! 拍手! 
さすが名古屋の名劇場である。

 

今、図書館に入ってきた『一枚のハガキ』(2011年.9月刊行)は、
映画「一枚のハガキ」の脚本を元に小説化されたものである。
 

暗くなりがちな戦争映画も、テンポよく、時にはコミカルに描かれ、

若い方にも伝わりやすくなっている。

 ぜひとも、 映画も 本も   お試しください。  

                                             (名古屋のスタッフ そら)

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